【PROFILE】

宮古市出身。
絵を描く仕事につきたいと思い、高校卒業後、横浜の短大でイラストやグラフィックデザインを学ぶ。
短大卒業後は、都内でアルバイトをしながら絵を書きためていた。現在は宮古市に戻り、イラストレーター「おーみえり」の名前でポストカードやステッカー、絵本などの製作を行っている。

【自分たちの活動が宮古市の刺激に】

 イラストレーターとして活躍する石崎さんは、東京から宮古市に帰省した際に被災し、そのまま宮古市にとどまりました。

 被災当時は、絵なんか描いている場合ではないと思っていた石崎さんは、ある日、襖に絵を描いたら家族が笑ってくれ、絵を描くことで傷ついた人を癒せることに気付き、絵と文字が描かれたポストカードの製作を始めました。

 その作品は多くの人から共感を得、今は宮古市の力になりたいと、作品の幅を広げ、創作活動の日々を送っています。

 「自分たちが活動することで、宮古の人たちがもっと元気になればいい。若い人たちが宮古でもこういうことが出来るんだと、思ってもらえるきっかけになれば。」と、活動への想いを語ります。

【若い人たちが宮古市を変えていく】

 「みんな震災から頑張ってきて、生活も落ち着いてきた感じもあるし、心の傷も徐々に癒えつつあると思います。」と復興の印象を話す石崎さん。「宮古市は観光のイメージが強いが、いつまで復興の為に沢山の人が足を運んでくれるか不安はあります。これからは若い人たちが大人を引っ張って行く番。“宮古市のここはこうしたほうがいい。”と思うだけでなく、実行してほしい。“自分たちが変える”という気持ちを持ちたい。」と宮古市への想いを語りました。

 
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