PROFILE
野田村出身。群馬の大学を卒業した後、東京で就職。
東日本大震災津波で実家が被災したことを機に、平成23年8月に野田村へUターン。
平成24年8月から野田村で定住交流促進事業・体験教育旅行コーディネーターとして勤務。
平成27年4月、NPO法人のんのりのだ物語を設立し、野田村の魅力を全国に発信している。
【「民泊」を通して地域の魅力を発信】
地域の人たちと一緒に何かをしたいという想いを持つ下向さんは、地域の人と外部の人との交流事業の企画や、野田村へのツアー企画などに応えるコーディネートをメインに活動する中、地元の人たちと深く関わってもらいたいと、農家や漁師の民家に泊まる「民泊」を通した地域の魅力発信に力を注いでいます。
下向さんは、「企画調整の時は大変なこともありますが、来てくれた人が帰る瞬間に村民の人が涙ぐんだり、また来てねと言って手を離さず握手するシーンを見ると、この仕事をやっていて良かったと感じます。」と、活動の手応えを感じています。
【人と人の交流を大切に】
「道路やかさ上げ工事など、目に見える復興が進むと同時に、仮設に住んでいる人たちも少しずつですが声色が明るくなってきているなど心情の変化を感じています。」と、復興への印象を話す下向さん。
野田村のこれからについて、「野田村でも人と人との関係が薄れてきていたり、野田村らしさが薄くなってきていると感じることがあります。世代間交流が自然にたくさん生まれる村になってほしいと思います。」と、話しました。
野田村の情報を発信すると同時に、人と人との交流を大切にする活動に期待が寄せられます。