PROFILE
岩手県矢巾町在住。
岩手県立大学社会福祉学部福祉経営学科3年。地域福祉を学んでいる。
大学に通う中で「一般社団法人子どものエンパワメントいわて」が主催する「学びの部屋」に参加。被災地で子どもの学習支援活動を行う。
現在は、子どもの遊び支援企画にも参加。
【まだまだ少ない子どもの遊び場】
大学1年生の終わり頃から「一般社団法人子どものエンパワメントいわて」が主催している「学びの部屋」という、被災地で行う子どもの学習支援活動に参加するようになった小笠原さん。
その後、「NPO法人いわてGINGA-NET」に参加し、復興支援に関心のある全国の大学生を岩手県に招くなど、被災地の子どもの遊びや学びの支援を行ってきました。
かさ上げ等の工事が進み、街や景色がどんどん変わることに、そこで暮らす人々は複雑な気持ちだろうと思うと同時に、子どもと触れ合う中で、沿岸地域には子どもが遊ぶ場所がまだまだ少ないと小笠原さんは感じています。
【実際に沿岸に足を運んで】
「震災直後、内陸に住む自分は震災の話に触れてはいけないのではないかと思い、沿岸を訪れることにためらいがありました。しかしある時友人の誘いで沿岸に行く機会があり、地域の人達から話を聞く中で、そこに住む人々の想いが少しずつ分かってきました。」と話す小笠原さん。
「内陸で暮らしている人も、同じ岩手県民として実際に沿岸に足を運び、地域で暮らす人々の想いを感じてほしいと思います。その上で、今の岩手県の状況を県外にも広く発信できればいいと思います。」と、今後の支援についての抱負を語りました。