PROFILE
神奈川県川崎市出身。
神奈川県立平塚農業高校2年生の時、被災地に足を運ぶ中、陸前高田市の米崎りんごの生産者らと出会う。
その縁でりんご栽培の研修を行うなどしたが、突然病に倒れた。
事情を知る生産者らから励ましのメールやりんごが届き、米崎りんごを作ることを決意。
平成27年4月、同市に移住し、りんご栽培に励む。

【人との出逢いで開けた夢】
 高校生の時、被災地の状況を自分の目で見ておきたいと三陸を旅する中、たまたま「産直はまなす陸前高田」に立ち寄った安生さん。

 農業を営むことを目的に農業高校に通っていた安生さんは、その時の出逢いがきっかけで、平成25年5月、陸前高田市のりんご農園で研修する機会に恵まれました。

 「陸前高田市のりんご園は、被災地であることを忘れるくらい静かでした。人も温かく、陸前高田市に住みたいと思うようになりました。」と当時の印象を振り返りました。

 そして、今年の4月には仮設住宅を借り、陸前高田市での生活をスタートさせました。

【昔ながらの魅力を残した復興を】
 「自分が最初に陸前高田市に来た時は、市街地はまださら地でしたが、ベルトコンベアーや盛土など、ゆっくりですが、だんだんと街がつくり上がる印象があります。」と話す安生さん。
「人口の流出は仕方ない部分もあると思いますが、自分のようにその街に惹かれて移住を考える人も増えていると思います。陸前高田市には、昔からのおいしいりんごがあります。昔ながらのいい所は残しつつ、少しずつ復興していってほしい。」と将来への希望を話しました。

 
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