未来のさんりくびと一覧

PROFILE

埼玉県上尾市出身。
大学在学中、日本酒造りに興味を持ち、杜氏になることを決意。
南部杜氏の郷である岩手の酒蔵を巡り、釜石の地酒「浜千鳥」と出会う。
卒業後、平成15年に株式会社浜千鳥に入社。現在は、釜石市に在住し、浜千鳥の杜氏として活躍。

【被災当時の支援に感謝】

 さらりとしていて、甘みが残るような口当たりで沿岸の地酒を代表する「浜千鳥」。

 その酒造りをする蔵人の集団のまとめ役「杜氏」として活躍する奥村さんは、東日本大震災津波直後は、電気も重油もなく、お酒を絞ることもできず苦労した当時を振り返ります。

 「浜千鳥は内陸に位置しているので、直接津波の被害はありませんでしたが、主な得意先である市内の飲食店や酒販店に被害があったので、どうしたらいいのかという状況でした。その状況の中、県外から多くの支援の注文を頂き、震災後1ヶ月で通常営業に戻ることができました。」と支援への感謝を語ります。

【地域の物産で復興を加速】

 「自分は沿岸に住んでいるのではないので肌で感じる部分は少ないですが、ハード面はまだまだ時間がかかると思います。地域の若い人たちが、釜石を盛り立てて行こうという動きは、復興につながる一番大きな原動力になるのではないかと感じています。」と復興への印象を語ります。

 「地元に根差した酒造メーカーであるということを念頭におき、県内外の多くの方に飲んで頂く、また、支援に来て頂いた方々にも、沿岸にはこういう地酒があるんだと、是非飲んで頂きたいと思っています。」と、観光に合わせ、沿岸の物産による復興への期待を寄せていました。