PROFILE

大槌町出身。
平成19年より大槌町社会福祉協議会に勤務。
東日本大震災津波で被災。現在は、宮古市の災害公営住宅で暮らす。
ボランティアセンターで全国からのボランティアの受け入れや町民のボランティア育成の業務に携わる。

【住民のコミュニティ形成のために】

 全国からのボランティアの受け入れや町内での活動をコーディネートしている渡辺さん。

 「震災から月日が経った今、仮設住宅住民や在宅の住民を問わず、皆が集まれるイベント企画等、コミュニティ形成に一役かってくれるようなボランティア活動が求められている気がします。」と活動を通しての印象を語ります。

 そんな渡辺さんは「復興祈願!大槌町民大運動会」の実行委員の一員として活躍しました。

 これは、町民による復興会議の中で挙がった「みんなが集まるようなイベントをしたい」「運動会をしたい」という声に加え、大槌高校で掲げる復興五大戦略のひとつとして、町民大運動会の案が挙がったことをきっかけに、住民の世代間・地域間交流を目的に開催されたそうです。

【変わっていく大槌町の様子を伝えてほしい】

 これからの大槌町について「まだまだ何年かかるか分からない復興です。これからは人に頼るだけでなく、住民が自らすすんでこの町を作っていかなければならないと思います。これから、町はどんどん大きく変わっていくと思うので、ボランティアの方々には継続的に大槌町に来て頂き、その様子を見たり住民の方々の話を聞いてもらったりして、地元に帰った時に今の大槌町の様子を伝えてもらいたい。それだけでも十分町の復興の助けになると思います。」と語りました。

 
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