PROFILE
東京都墨田区出身。
平成23 年4 月から陸前高田市広田町にボランティアとして定期的に訪れ、平成24 年8 月に同町に移住。
現在、特定非営利法人SET の副代表理事として広田町のお母さんたちと共に「手づくり浜野菜事業(おすそわけ便)」のサービスを展開している。
【広田町と首都圏を結ぶ活動を】
煙山さんの活動は主にふたつです。
その一つ目の「チェンジメーカープログラム」は、主に都会の大学生たちが1 週間程度広田町に来て、広田町の魅力や課題を発見し、地元の方たちと一緒に課題を解決する活動です。
二つ目は、広田町で作られる農産物を首都圏に紹介することで、広田町に人を集める「手づくり浜野菜事業」。
岩手県の中でも温暖な気候の広田町では、年間を通して野菜を収穫できる環境にあるため、地域の農産物の紹介を通して首都圏と広田町を結んでいます。
「被災地支援のために広田町にいるというよりは、広田町が好きだからここにいるんです。」と語る煙山さんは、広田町を紹介することが復興につながると考えています。
【広田町に住むことに誇りをもって】
復興について煙山さんは、「3 年半経ちましたが、まだまだハード面でも時間がかかると思います。取り戻せないものはたくさんありますが、自分たちが変わらなければ、誰かが何かをしてくれるわけでもない、と言う方も増えています。地元の方も、今までは田舎だからとか、都会の方がいいと思うことがあっても、自然と共に生きて行く広田町の魅力に誇りを持っていただきたいと思います。」と広田町への想いを語りました。
手づくり浜野菜 http://www.hamayasai.com/