PROFILE

静岡県牧之原市出身。
平成24年、大学4年生の夏にボランティアとして山田町社会福祉協議会の事業に参加。同12月の冬休みには、ボランティアのバスツアーを企画し、山田町の仮設住宅や公民館を使ってクリスマスイベントを行う。
その後、いわて復興応援隊に応募し、平成25年4月より山田町社協復興支え愛センターに配属され、現在に至る。

【継続的な交流が生まれてほしい】

 木村さんは、ボランティア活動の経験を活かし、地元のニーズに合わせた「町民の生きがいづくり」をサポートする事業を行っています。町内の飲食店に協力を得た「料理教室」や、町内の陶芸教室の講師を招いた「工作教室」、山田町の魅力を再発見する「探検教室」など、ボランティアの方に頼らず、町民の交流が出来る企画を開催してきました。

 ボランティアの方が地元に戻った後も、交流が継続的に続いて欲しいと考える木村さんは、ボランティアをしていた方が、再び岩手県を訪れた時に「あそこにいるあの人に会いに行ってみよう」という関係が作れると、県外の方との交流も面白くなるのではないかと考えているようです。

【皆で街づくりについて話せる機会を】

 木村さんが山田町に配属されてから1 年半、ガレキや残っていた家の基礎もなくなり、盛土も進み、街が変わっていく様子について「住民の方々は、ハード面が変わっていくことで復興を実感することも多いと思います。ただ、そのスピードは遅いと感じているかもしれません。無理して急ぐよりも、街づくりの方針や計画などを皆で話していける機会が増えればいいと思います。しかし、焦りを感じる人もいますから、メンタル面のケアも重要ではないでしょうか。」とこれからの山田の街づくりについて語ってくれました。

 
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