PROFILE
群馬県出身。
大学時代、岩手県で過ごす。卒業後、関東のIT関連の会社に就職。
2012年夏、いわて復興応援隊に応募し、同年10月より「一般社団法人 SAVE TAKATA」に派遣されIT関連の事業に携わり、現在に至る。
【次の担い手を育てたい】
震災後、ボランティアとして被災地を訪れた齊藤さんは、一時的なものでなく、現地で生活をしながら復興に関わりたいという想いから「いわて復興応援隊」に応募し、現在は、「SAVE TAKATA」で活動しています。
「次の担い手を育てたい」と考える齊藤さんは、前職のIT関連の経験を活かし、地元の高校生を対象にITの授業を行ったり、まちづくりに関するワークショップへの参加を促すなど、高校生のキャリア教育をサポートしています。
【この街を訪れた若者が、住んでみたいと思うようなまちづくりを】
「被災された状況によって、復興の定義も様々だと思います。自宅を再建した時であったり、商業施設ができた時であったり、また、鉄道などのインフラが整備された時であったりと、復興を感じる場面もいろいろだと思います。」と語る齊藤さん。
これからの復興について齊藤さんは「陸前高田市に来て2年余りですが、当時に比べて街並みが変わってきた印象はあります。実際に嵩上げも本格化してきて、段々と街ができあがっていくと思いますが、震災前に戻すというより、若者が集まるような街にならないと街は発展していかないと思います。地元の高校生や、この街を訪れた都会の若者たちが、実際に住んでみたいという街にしていきたい。」とこれからの陸前高田市への想いを語りました。