PROFILE

大船渡市大船渡町出身
東日本大震災発災当時は、高校生3年生。
内定を頂いていた宮城県の会社に就職したが、2012年4月に地元に戻り、大船渡災害FMの求人に応募、パーソナリティを務める。
2013年4月よりFMねまらいんでパーソナリティを務め、現在に至る。

【震災の時、ラジオの大切さを知った】

 震災の時、明かりのない中でもラジオを毎晩聞いて、ラジオの大切さに感銘を受けた田村さん。自分もラジオの仕事がしたくなり、大船渡災害FMに応募し、パーソナリティを務めていました。

 災害FMは臨時災害放送局のため期限が限られていましたが、災害が起きた時に頼りになるメディアとして、恒久的に続けられるコミュニティFMに移行する話が固まり、2013年4月にFMねまらいんが開局。田村さんもこれに合わせ、スタッフとなりました。

【心の復興をサポートしたい】

 災害FMの時は、自衛隊のお風呂の提供時間や、商店の開店時間など、明日を生きていくための必要な情報提供が多かったそうです。今のFMねまらいんでは、少しでも皆さんに笑ってもらえるような娯楽性の高い番組も取り入れているとのこと。

 「大船渡は復興に向けて頑張っている最中ですが、私たちがラジオを通してできることは、FMねまらいんを聴くのを楽しみにしている方々に喜んでもらったり、大船渡を離れていても、大船渡っていいなと感じてもらえるよう放送を続けていくこと。」と田村さんは語ります。

 街づくりなど、目に見える復興が進む一方で、未だ先の生活に不安を持つ人もいます。そんな地域の方々の心の復興のために、今日も田村さんは、素敵な声で大船渡の情報を伝え続けます。

 
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