PROFILE
宮崎県高千穂町出身
大学卒業後、良い教育を全国どこへでも届けたいという想いから教育関連企業に就職。
当時、若手社会人向けの勉強会で「釜援隊」のことを知り応募。2013年より「釜援隊協議会」の釜石リージョナルコーディネーターとして現在に至る。
【ハード面だけでなくソフト面での復興を】
茨木さんは、大学の卒業旅行で盛岡を訪れたときに東日本大震災に遭いました。その時、様々な方の親切さに触れ、「いつか恩返しをしたい」、「もっと直接的な形で現地の人たちと関わりたい」との思いで釜援隊に応募したそうです。 現在は、釜援隊のマネージメント役として、現場の隊員をサポートする立場で活躍されています。
復興について伺うと、「釜石の中心部は復興していると思いますが、鵜住居など建物が未だ建っていない箇所もあり、地域によって復興の進捗に差が出てしまっているのではないかと感じます。また、インフラの復興は、大分目処が立っていると思うのですが、コミュニティの復活、子どもに対するケア、なりわいの復旧など、ソフト面の復興というのは対応がなかなか難しく課題があると感じます。」と語ってくれました
【これからの釜石に注目してほしい】
「釜石では、地域のことを思って行動している方と出会うことが多く、今後いろいろな動きが起きてくると思っています。」と茨木さん。
グリーンツーリズムのツアーや、橋野地区での馬の文化を再生させるホーストレッキングのツアー、古民家ステイのツアー、また、産業面では“ウミまん”という新しい商品が開発されるなど、今後の釜石への期待も膨らみます。