PROFILE
山口県山口市出身。大学では保育科に進み、保育士となる。
ニュースで東日本大震災津波を知り、東北の子どもたちに何かをしたいと考え、2011年5月、6月に南三陸町(宮城県)、8月には陸前高田市、南三陸町にボランティアとして訪れる。
以来、沿岸には長期での働き手が必要と感じ、2011年10月に岩手県に移住。2012年4月に大船渡に移り、今年5月にオープンしたカフェ「エクレシアコーヒー」で活動している。
【地元の方々と寄り添っていきたい】
瀬さんは「自分は特別体力がある訳でも、専門的な技術を持っている訳でもない。自分に出来ることは、地元の方々や子どもたちの話しを聞き、寄り添うことだと思う。」と、人と関わる活動への熱意を語ります。
震災から時が経ち、地元の方々の話の内容も変化する中、孤独を感じている方々の話を聞くことの重要性を感じています。
【カフェを通して地元に貢献】
2014年5月、若者が集える場所を提供する目的でオープンしたカフェ「エクレシア コーヒー」は、おいしいコーヒーを飲みながら、地元の方々がコミュニケーションをとれる場として活用されています。
「震災直後に比べると、地元の方々の話の内容も段階的に変わってきている。支援に来た人が大船渡のために活動するだけではなく、地元の高校生が地元の子どもたちのために貢献するモデルを作りたい。支援者と被災者という線引きではなく、同じ目線で歩んでいきたい。」と語る瀬さん。
カフェという場所を通して、地元の方々の話に耳を傾けながら、特に子どもたちのために役に立ちたいという熱い思いを感じました。