PROFILE
陸前高田市横田町生まれ。
津波の到達ラインに桜の木を植え、後世に伝える「桜ライン311」プロジェクトの立ち上げメンバー。
住田町にある株式会社神奈川精工 岩手工場に勤務する傍ら、陸前高田市青年団体協議会の事務局長を務める。
【地元の人々に明るい話題を提供したい】
震災前から、陸前高田市で青年芸能祭等を開催し、演劇や太鼓などの発表の場を提供し続けてきた松田さん。
松田さんは、このようなイベントを通じて、震災で発表の機会が少なくなり、活動が衰退してしまっている人たちに復活のきっかけを作り、地元の人々に娯楽や明るい話題を提供したいと考えています。
【若者の意見を入れた未来の陸前高田のために】
震災後、復興まちづくりについて若者の意見を聞きたいという陸前高田市長の意向を受け、青年団体協議会主催の若者会議を開催。「わたしたちが思う陸前高田」について話し合いを重ね、市に提言書を届けています。
「陸前高田市はがれきも少なくなったので、これからはいろいろな人の意見を取り入れ、徐々にでも復興へ向けて進んでいきたいと思っています。災害は完全に防ぐことはできませんが、少しでも被害の少ないまちづくりが必要だと思います。今後、若者の話し合いも月1回ペースで開催する予定で、話し合いのみならず、これまでの現場での経験を踏まえ、市長に提言し続けたい」と市とともに未来の陸前高田を作る意気込みを語りました。