PROFILE
山田町船越出身。2011年3月、岩手県立大学総合政策学部を卒業後、県内陸部の企業への内定を断り、山田町で就職。山田町商工会青年部との活動の中で五篤丸水産の立ち上げに関わる。
山田が大好きな山田生まれの山田育ち。
現在は、五篤丸水産(ごとくまるすいさん)の営業統括マネージャーとして山田町の商品PRのため、各地を飛び回る。
【震災があったからこそ「山田」のためにがんばりたい】
震災を機に山田町に戻った大槻さんは、1年間、町の学校支援員として、被災した船越小学校や大浦小学校の子どもたちに勉強を教えたり、一緒に遊んだりして過ごしていました。
その頃、5人の地元商店主が集まり、「震災があったからこそ力を合わせて山田町をアピールし、山田町の物産を売り出していかなければならない」と地元の物産を中心に販売する「五篤丸水産」を立ち上げました。
大槻さんは、力を貸してほしいと声を掛けられ、「山田のために頑張ろう。ここだったらきっと何かできるはずだ」との想いから、五篤丸水産で働くことを決意したそうです。
【子どもたち、そして全国に「山田」の魅力を伝えたい】
五篤丸水産で営業を中心に活躍する大槻さん。「建物がなくなった山田町の風景が当たり前に思えてしまう自分が怖いと感じる時もあります。山田町でも人口が減る傾向にありますが、まちの魅力を子どもたちに知ってもらい、まちに残ってもらいたい。県外に山田町をPRすると同時に、地元の人たちとの交流を大切にして、笑顔あふれるまちにしたいですね」と山田町の未来への希望を語りました。