■PROFILE
 福岡県福岡市出身。大学進学のため上京。卒業後は、憧れていたテレビ業界に就職し、3年間バラエティ番組の制作に携わる。
 東日本大震災津波発災後、自分も被災地で活動したいと思い、2013年4月から「いわて復興応援隊」として久慈商工会議所に勤務。観光振興、地域や商店街のイベント等、地域活性に取り組んでいる。

【自分も行動を起こさなければと決意】

 東日本大震災津波発災当時、東京のテレビ局で働いていた池さんは「仕事もあるし、被災地に行くことができないという、もどかしい気持ちがずっと続いていた」と当時を振り返ります。

 働き始めて3年いう節目を迎え、自分も行動を起こさなければいけないと思う中、岩手に移り住んで、そこで働くという「いわて復興応援隊」の仕事を知り、「これしかない」と思い応募したそうです。

【久慈をはじめ、岩手県が明るくなることも“復興”】

 現在、池さんは、久慈商工会議所の中で観光に関わる仕事をメインに、観光客の方が気持ちよく久慈を楽しんでもらえるような受け入れ態勢の整備等に携わっています。

 「久慈は、震災の被害もそれほど多いところではないので、観光面でしっかりと地域を盛り上げたい。“あまちゃん”放映のおかげでまちも明るくなった。岩手の人は、物腰がやわらかく、あまり自己主張しないという面もあるようですが、住民の方々の意識を“まちを盛り上げる”方へ向けていきたい。久慈をはじめ、岩手県が明るくなることも“復興”だと思います」と、これからの久慈と県の未来への意欲を語りました。

 
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