■PROFILE
大船渡市赤崎町出身。高校卒業後、東京の製菓専門学校で製菓を学び、盛岡の菓子店等に勤務。
東日本大震災津波発生当時は大船渡のケーキ店に勤務していたが、その店も全壊。
2012年8月、地元の大船渡市赤崎町の応急仮設商店街に、焼き菓子店「oiseau sweets (オアゾースイーツ)」をオープン。
【仮設店舗の建設を機に独立】
「自宅も、勤めていたケーキ店も、津波で流されました」と金野さんは当時を振り返ります。
被災後は、ハローワークで仕事を探し、事務の仕事等もしたそうです。
その後、赤崎町の仮設商店街の建設を機に独立を決意。
2012年8月に焼き菓子店「oiseau sweets(オアゾースイーツ)」をオープンしました。
【自分が育ったまちで、クッキー量り売りの「焼き菓子のお店」を】
「大船渡市は復興してきた印象もありますが、赤崎地区はまだまだ何もない、草だらけの風景です。レシピも流されてしまいましたが、どうしても生まれたこのまちでお店を開きたいと思いました。クッキーは量り売りもしてますので、1枚でも気軽に買えて、みんなが楽しんでクッキーを選べる、そんな店にしたいですね」と、金野さん。
地元を想い、お菓子を通して地域の方々を笑顔にする、そんなオアゾースイーツのこれからが期待されます。