未来のさんりくびと一覧

【誇りを持って地域で暮らす】
 楠田さんは、東京で勤務した後、日本一周の旅をする中で旅行客を受け入れる側になりたいと感じ、2006年に田野畑村へ移住しました。

 「受け入れ側としての仕事を考えた時、ホテルやお土産屋、食堂などの仕事は東京でもできますが、地元の漁師さんや農家さんなど、人と触れ合うことができ、自然に詳しい人がネイチャーガイドとして活動している田野畑村に魅力を感じました」と、移住のきっかけを話します。

 楠田さんが理事長を務めるNPO法人 体験村・たのはたネットワークは、田野畑村の机浜番屋群に拠点を置き、「サッパ船アドベンチャーズ」をメインに地域に密着した体験プログラムを提供しています。

 番屋群は震災の被害を受けましたが、自然との調和を大切にしてきた漁村文化を残そうという地元の思いを受けて2015年に再建されました。「地域の営みを守っていくこと、誇りを持って地域で暮らしていけることが重要だと思います」と楠田さんは話します。

【田野畑村の観光拠点として】
 「他の市町村に比べれば田野畑はハード面での復興は早かったと思います。机浜は昨年から海水浴場も再開し、“海の観光といえば机浜”と周知されてきているので、人気のサッパ船だけでなく、海水浴と絡めたアクティビティを提供していきたい」と話す楠田さんは、地域の財産である“机浜番屋群”を中心とした体験型観光に力を注いでいます。

【PROFILE】
東京都出身。
大学を卒業し東京で勤務した後、2006年12月に田野畑村に移住した。
現在、NOP法人体験村・たのはたネットワークの理事長として、観光客への体験プログラムを企画し提供している。