【PROFILE】
宮古市出身。
宮古高校卒業後、東京大学、中央大学法科大学院へ。
平成22年12月に弁護士登録を行った後、東京の弁護士事務所で弁護士として2年間勤務。
平成25年7月に宮古ひまわり基金法律事務所に赴任。
昨年11月、三陸うみねこ法律事務所を開設し、弁護士活動のほか、地元の青年会議所やNPO法人とともに地域の活性化に取り組んでいる。

【地元で働く充実感】
 いつかは宮古で仕事がしたいと思っていた吉水さん。平成22年12月に東京で弁護士になった翌年、東日本大震災津波が発災しました。

 「すぐに戻ってきたいと思ったのですが、もう少し経験を積んでからと思い、平成25年に宮古に戻りました。帰った時は、がれきはなくなっていましたが、まだ“復興”という感じではありませんでした。今は宅地の造成も進み、ここ1~2年で一気に街並みができてきたと思います」と、吉水さんは復興の印象を話します。

 「東京では、あくまでも“弁護士”という立場で見られましたが、宮古では、吉水という“個人”として受け入れてもらい、地元で働くやりがいを感じます」と、充実した日々を吉水さんは送っています。

【世代をつないで地域の活性化に】
 弁護士として活躍すると同時に、地元の学生との交流を深め、その交流を通して地域の将来を見据える吉水さんは「どうすれば地域が活性化するか、地域を盛り上げようという気持ちを持っている学生は結構多くいます。地域には活躍している人もいるのですが、学生がふれあう機会が少ないと思います。交流する機会を増やして、経験や知識がうまく下の世代につながり、段階的に発展していけるような仕組みができればいいと感じています」と話す吉水さん。

 世代を超え、継続的な地域の活性化への活動に期待が寄せられます。

 
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