未来のさんりくびと一覧

【PROFILE】
埼玉県さいたま市出身。
大学卒業後、毎日新聞社に入社。盛岡支局に配属され、4年間県内で記者として活動する。その後、大阪本社勤務時に東日本大震災津波が発生。
平成23年4月末にボランティアとして三陸を訪れ、平成25年には再び盛岡支局に勤務するが、直接的に岩手の復興に関わりたいとの思いから、平成26年秋からは釜援隊として釜石地方森林組合で活動。

【地域産業の魅力発信で復興へ】
 釜石市の復興支援組織として発足した“釜援隊”は、メンバーがそれぞれ、行政機関、地域団体に所属し、復興に向けてプロジェクトに取り組んでいます。

 その中で手塚さんは、林業の次世代を担う人材を育成することを目的とした“釜石・大槌バークレイズ林業スクール”という事業をきっかけに、釜石地方森林組合で活躍しています。

 「岩手県では、一次産業が大きな役割を担っています。沿岸の一次産業と言えば漁業だけと思われがちですが、釜石市の89%は山林。その豊富な資源を生かし、一次産業を通じて復興に関わりたいと思います」と手塚さん。「地域が被災した中で、若い人の働く場所として、林業の魅力を感じてもらいたいと思います」と、手塚さんは、地域産業の魅力発信に思いを寄せます。

【地域資源を生かした交流人口の増加を】
 製鉄の町としても知られる釜石市。手塚さんは、鉄と釜石市の森林資源を活用したいとの発想から、平成28年より木と鉄を使った家具“mori-to-tetsu”(森と鉄)の商品化に関わっています。

 「首都圏などでの商談会では好評をいただいています。今後は地域特産品として、インテリア小物の商品開発も行う予定です。また、“林業スクール”の参加者は県外の人も多く、釜石の山をきっかけに交流人口を増やしていきたいと思います」と話す手塚さんの活躍に期待が寄せられます。