【PROFILE】
東京都出身。
都内の農業高校、専門学校を卒業後、海外に行くことが好きで、英語の習得を目的にオーストラリアやフィジーなど海外を転々とする。オーストラリアではダイブマスターの資格を取得し、帰国後はダイビングのインストラクターとして活動。
大船渡市の漁師さんとのつながりがきっかけで、平成29年5月、大船渡市に移住。同年8月より地域おこし協力隊として活躍。

【元気な大船渡を発信したい】
 現在、大船渡市水産課の地域おこし協力隊として活動する佐藤さんは、実際に漁師さんに同行し、定置網漁や、ホタテ・ワカメ・ホヤなどの養殖風景を撮影し、漁師さんの生の声とともにFacebookなどでその姿を紹介、情報発信を行っています。

 「東日本大震災津波で大船渡市の名前を知った人も多いと思いますが、知られていない部分もあります。震災のイメージも強く、まだ元気がない印象を持たれている中、漁師さんが元気に活動していて、多くの水揚げがあるなど、活気ある大船渡を伝えたい」と、移り住んだ大船渡市の魅力発信に力を注ぎます。

 国内外、多くの地域で生活した経験のある佐藤さんは「大船渡は海産物をはじめ食べ物が美味しい。人も優しくあたたかいです」と大船渡市の印象を話します。

【生の情報で復興を伝える】
 「自分の見ている範囲は狭いですが、漁業を営む人と外の人がつながるきっかけがあればいいと思います。今まで受け継がれているものはそのままで、新しいものを取り入れることで町も活性化すると思います」と、大船渡市の今後に期待を寄せる佐藤さん。

 地元に密着し、生の情報を発信する佐藤さんの活動から、復興が進む大船渡市の姿が見えてきます。

 
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