【PROFILE】
大槌町出身。
高校までを大槌町で過ごし、京都府の大学に進学。
在学中に東日本大震災津波が発災し、地元に帰ることも検討したが自宅が被災したため、卒業後は2年ほど東京で過ごす。
平成27年に大槌町にUターン。現在、大槌町任期付職員として勤務すると同時に、演劇プロジェクト「おおつちバラエティーショー」で活動する。

【演劇を通して地域コミュニティを】
 「大槌に住む、じいちゃん、ばあちゃん、子ども、孫、みんなでともに笑い合いたい」というスローガンを掲げ活動する、演劇プロジェクト“おおつちバラエティーショー”。大槌町役場に勤務する横濱さんは、このプロジェクトで脚本・演者としても活躍しています。

 「復興はしてきているけれど、まだ震災前の活気を取り戻せていない大槌町なので、大きなイベントをみんなで行うことで、大槌町が少しずつ元気になってきた、と感じてもらえれば嬉しいです」と語る横濱さん。

 イベントの少ない寒い時期を盛り上げようと、2月末に大槌町城山公園体育館で行われる公演には、大勢の町民が集まり、会場は笑顔に包まれます。

 演劇を楽しむだけでなく、応急仮設住宅などで生活されている方々の再会の場にもなる公演は、地域のコミュニティに大きな役割を果たしています。

【ソフト面での復興を】
 「最近では大槌町でもたくさんの建物が建ち、少しずつですが復興は着実に進んでいると感じています」と横濱さん。「大槌町の舞台に出演できる“Vターン(バラエティーターン)”という取組も行い、町外からの移住者の促進にも努めているので、演劇を通して交流人口の増加に役立てばと思います」と、横濱さんはソフト面での大槌町の復興に期待を寄せます。

 
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