【PROFILE】
東京都町田市出身。
大学一年生の頃、NPO法人SETの活動で陸前高田市広田町を訪問。大学二年生の頃から、月一回程度のペースで陸前高田市を訪れ、SETの学生スタッフとして企画から関わるようになる。
東京の大学在学中だが、陸前高田市で活動を続けるため休学を決断。
平成29年7月に陸前高田市に移住。

【移住者を増やし、地域を活性化】
 佐々木さんが中学3年生の時、東日本大震災が発災。東京でも帰宅困難者が出たり、佐々木さんの卒業式も中止になったそうです。

 高校に進学してからも、実際に東北に行って、自分の目で実情を見てみたい、何かできることはないかと思っていた佐々木さんは、大学進学後、NPOの活動を通して陸前高田市を訪れることになりました。

 現在、佐々木さんは、NPO法人「高田暮舎(たかたくらししゃ)」でまちづくり活動を行い、‘空き家事業’を担当しています。

 「東京では小さな空きスペースでさえもったいないと活用しようとしますが、この地域は、空き家でも先祖代々の家や土地を大切にされていて、誰かに預けることをためらう方もいます。
そういった家主さんと話を重ね、陸前高田市に住みたいという人とマッチングする活動を行なっています。」と、活動への熱意を語ります。

【空き家・仕事情報の発信へ】
 「陸前高田市は、四季折々の景色もあるし、自分が自分で居られる感覚は東京では感じたことのない魅力です。」と、佐々木さん。「陸前高田市の空き家情報と仕事の情報を発信するポータルサイトをオープンする予定です。このふたつの問題をクリアすれば、ここでの暮らしの可能性は広がると思います。これからも、移住して来た人の描いていた暮らしが実現できるようサポートしていきたいと思います。」と語る佐々木さんの活躍に期待が寄せられます。

 
↑先頭に戻る