未来のさんりくびと一覧

【PROFILE】
山田町生まれ。
遠野市緑峰高校卒業後、鳥取県にある日本菌類専門学校へ進学。卒業後は山田町に戻り、家業の原木シイタケ栽培に携わる。
年1回開催されるシイタケの品評会で、父は農林水産大臣賞を10回受賞し、名人の座を獲得。自身も2年連続で農林水産大臣賞を受賞し、名人の称を目指し日々生産に励んでいる。

【山田町の山の幸を代表するシイタケ】
 海の幸、山の幸ともに豊富と言われる山田町で、山の幸を代表するのがシイタケ。シイタケにはオガクズなどをもとにした菌床を使用した栽培方法がありますが、芳賀さんの栽培するシイタケは、コナラの木を使った原木シイタケ。

 「菌床シイタケと原木シイタケでは旨味成分が違い、原木シイタケは濃厚な味が魅力です。原木を伐採するところから始まり、収穫した生の原木シイタケは道の駅やまだで販売しています。その他、ピーク時で1日1,000リットルの灯油を使い、乾燥シイタケを生産しています。」と原木シイタケ栽培について熱く語ります。

【原発事故の苦境にめげず】
 東日本大震災津波にともなった、福島原発事故は、芳賀さんの農家にも大きな影響を及ぼしました。

 事故発生後、山田町のシイタケの出荷は停止。芳賀さんのほだ場は宮古市にあったため、出荷停止は免れたものの、価格は暴落。福島から北のシイタケ農場の半分以上が廃業に追い込まれたそうです。

 「もちろん放射能の検査も行い合格していますので、安全で美味しいシイタケを味わってほしいと思います。」と芳賀さん。
「昨年から始めたキノコ狩りなどのイベントも継続して行い、山田の食の魅力を発信していきたいと思います。」と話すとともに、シイタケ品評会で10回の農林水産大臣賞獲得で得られる「名人」の称号を目指し、シイタケ栽培に力を注ぎます。