【PROFILE】
山田町出身。
県立山田高校1年生の時、震災で自宅を被災。さらに大病に見舞われるなどしたが、幼い頃からのパティシエになる夢を諦めず、卒業後は盛岡市の専門学校へ進学。山田町に戻り、ケーキ店オープンの準備を始める。
平成28年12月、低糖質、低カロリーを特色としたケーキを中心に、念願のケーキ店を山田町にオープン。製造から販売までを1人でこなしている。

【幼い頃からの夢を地元で実現】
 多くの苦難を経験しながらも幼い頃からの夢を追い続けた武藤さん。オープンした店舗の名前は、応援してくれた祖父と自分の名前から一文字ずつとり「パティスリー穂茂(ほたか)」としました。

 「山田には糖尿病や病を抱えた人も多いと聞きましたが、そうした人にも美味しいケーキを食べてもらいたい。」と語る武藤さん。砂糖の代わりに自然甘味料を使った低糖、低カロリーの身体にやさしいケーキを提供しています。

 「低糖、低カロリーといっても、普通のケーキのような甘さがあります。糖質、カロリーを気にせず食べられてうれしい、と好評をいただいてます。」と武藤さんは笑顔で話してくれました。

【みんなが美味しいといってくれるケーキを】
 武藤さんは「盛岡から戻った当時よりもお店も建ってきました。これからは陸中山田駅もできるし、どんどん変わっていくと思います。」と現在の山田の印象について話します。

 「子どもから大人まで、みんなが美味しいと言ってくれるケーキを作っていきたい。」と抱負を語ってくれた武藤さん。地域に根ざしたケーキ店として、これからも山田のまちと人とともに歩んでいきます。

 
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