【PROFILE】
小・中学校を陸前高田市で過ごした後、大好きなサッカーをしたいと県立遠野高校に進学。
東日本大震災発災当時は高校1年生。陸前高田市の実家は被災し、地元の復興のために働きたいとの想いから岩手県に残ることを決意。
平成25年4月に岩手開発鉄道株式会社に入社。
平成27年11月より、最年少運転士として活躍。

【地元に残り復興を】
 岩手開発鉄道で最年少運転士として活躍する柳下さんは、大船渡市内陸部や住田町の鉱山からセメント工場がある沿岸部まで、セメントの原料になる石灰石を鉄道で輸送する仕事をしています。

 運ばれた石灰石は工事に不可欠なセメントになり、防波堤や防潮堤、道路、トンネルなどの建設に用いられます。

 柳下さんは「小さい頃から岩手開発鉄道を走る列車を見ていました。就職先を考えた時、最初は仙台や盛岡と思っていましたが、震災があって、地元に残り復興に携わりたいと思い同社を志望しました。」と、地元への想いを語ります。

【復興を支える手応えを感じながら】
 毎日、陸前高田市から勤務先の大船渡市まで通勤している柳下さん。「少しずつですけれど、復興は進んでいると思っています。もと通りの街にはならないかもしれませんが、前よりももっといい街になってくれればと思います。」と、復興の印象を話します

 
↑先頭に戻る