【PROFILE】
愛知県出身。

6歳の頃からバイオリンを始めるかたわら、小・中・高はサッカー選手として活躍。

短大卒業時、就職先が内定していたが、子どもたちに音楽の楽しさを伝えたいとの想いから、一般社団法人エル・システマジャパン 大槌プロジェクトの弦

楽器講師になることを決意。

平成28年5月に大槌町に移住し、弦楽器と英会話の講師として子どもたちを指導している。

 【子供たちとの触れ合いに喜びを】
 平成26年、大槌町と「音楽を通して生きる力を育む」事業の協力協定を結び、放課後活動のひとつとして教室を開くなど、子どもたちの居場所作りに取り組んでいる「エル・システマジャパン 大槌プロジェクト」。

 そのプロジェクトの一員として、子どもたちに音楽の楽しさを伝えるためバイオリンの講師として大槌町に移住した櫻井さんは「大槌町に初めて来たときには、震災から5年経った今でも復興がまだ進んでいない印象がありましたが、大槌町は星がきれいでご飯もおいしいし、人も暖かいです。」と大槌町での暮らしを話すと同時に「子どもたちは楽しそうにバイオリンを練習していて、上達も早いです。」と、子どもたちとの触れ合いを笑顔で話します。

 【音楽の持つ力に期待】
 お年寄りから子ども、国や言語も関係なく表現でき、通じ合える音楽。櫻井さんは「自分自身も音楽に支えられて育ってきました。大槌の子どもたちも音楽を通して幅広い表現の仕方を身に付けて、成長していってほしいです。」と、音楽の持つ力と、子どもたちの将来に想いを寄せます。

 今後は、発表の場としての演奏会の企画を進めていく予定で、未だ不自由な環境にある子どもたちの励みになることが期待されます。

 
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