【PROFILE】
鹿児島県出身。
高校、大学と海外に留学し、大学卒業後、京都府にある国際協力NGOに勤務。
平成23年8月、NGOから気仙沼市、陸前高田市に派遣され、同年10月、震災によって居場所を失った子供たちが気軽に集える憩いの場「みちくさルーム」の活動に携わる。
平成25年4月からは、特定非営利活動法人パクトの一員として、陸前高田市を拠点に活動中。

【子どもたちを取り巻く環境も復興を】
 パクトでは、「みちくさルーム」と呼ばれる子ども支援、ボランティアと地元のニーズのマッチング、小学校の校舎を改修した簡易宿泊施設の管理の3つの事業を行っています。

 その中で「子ども支援」を担当する古野さんは、子どもをとりまく環境について「新しいまちづくりの復興工事は少しずつ進んでいますが、まだ、校庭には応急仮設住宅があり、新しい公園が作られる目処も立っていません。街には工事車両などが行き交い、子どもが伸び伸びと遊べる環境は5年経った今でも進んでいないと感じます。」と話し「将来地域を支えていく子どもたちが、ここに生まれてよかったと思える街になってほしいです。」と、今後の陸前高田市のまちづくりに期待を寄せます。

【継続した支援を】
 ボランティアの現状について「震災から5年が経過し、継続して来てくださる人もいますが、延べ人数は減っています。来てくださることで、陸前高田市を覚えていてくださったという励みにもなります。自然もきれいな所なので、是非遊びに来てください。」と、継続した支援を呼び掛けます。

パクトHP:http://pact-rt311.org

 
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