第75号(平成26年11月15日)の写真

 盛岡広域振興局林務部及び沿岸広域振興局宮古農林振興センター林務室は、震災発生後から現在まで、県内の林業関係の団体、ボランティアグループ等と連携し、木材を活用した被災者支援活動に取り組んできました。

 10月20日(月)には、葛巻町森林組合の協力を得て、葛巻町「こいわの森」で生産された薪を、宮古市の田老町漁業協同組合に提供しました。

 この取り組みでは、『木を切って使うことは健康な森づくりに必要なこと』をテーマに掲げており、首都圏と葛巻町の子どもたちが「こいわの森」の木を間伐して作った薪や、ボランティアにより伐採・生産された薪を県が沿岸被災地に運ぶというもので、毎年行われています。

 薪に使用するのは、葛巻町で約1万ヘクタールにわたり生育する広葉樹ミズナラ。燃えやすく、薪や木炭に適している木材です。春と秋の年2回、それぞれトラック2台分の約3~4tの薪を提供しており、震災直後は炊き出し等、被災地の日常生活において必要な場面で使用されていましたが、現在は漁協の作業場や漁船等の暖房用として使用されています。被災地のニーズに合わせ、薪が必要とされる間は、県はこれからも取り組みを継続していきます。

※ この取り組みは「スマイル130(いちさんまる)プロジェクト」として行われたものです。
「スマイル130プロジェクト」の詳細は<こちら>をご覧ください。

 

岩手・宮城に国営追悼・祈念施設を設置 政府が閣議決定

 政府は10月31日(金)、東日本大震災津波で甚大な被害を受けた陸前高田市高田松原地区と宮城県石巻市南浜地区にそれぞれ国営追悼・祈念施設を設置することを閣議決定しました。

 国として犠牲者への追悼と鎮魂の深い思いを示し、震災の記憶と教訓を後世に伝承する場とするとともに、復興に対する強い意志を国内外に発信することが目的です。

 政府は、それぞれの県や市が整備する復興祈念公園の中に、数ヘクタール程度の丘や広場を造成し、モニュメント等を設置することを想定。来年度から基本設計に着手し、震災10年を迎える平成33年3月の完成を目指します。

 竹下亘復興大臣は記者会見で「まさに鎮魂の場であり、震災の記憶を呼び起こす場と考えている。復興の象徴となる森や丘といった整備を中心に、誰でも、いつでも、自由に行ける施設でなければならない。」と述べました。

 政府は、被災した東北3県に1ヶ所ずつ国営施設の設置を計画。原発事故の影響が続く福島県の設置場所は今後、県などと調整して決めていく予定です。

 

来春から三陸沖で航海 新漁業実習船「海翔」の進水式開催

 東日本大震災津波で被災し、新たに建造され、久慈東高等学校、宮古水産高等学校、高田高等学校の3校が共同で使用する実習船の進水式が、11月4日(火)、宮城県石巻市のヤマニシ本社工場で行われました。

 船名は3校の生徒から募集し、投票で「海翔(かいしょう)」と命名されました。

 「海翔」は全長34メートル、定員34人で170トン。最新鋭の機材も搭載しており、発行ダイオード(LED)を船内外の照明やサンマ集魚灯にも採用。女子生徒用のトイレや寝室等の設備も完備されています。

 未来の水産業の担い手である高校生たちの想いが託されたこの実習船は、平成27年4月から「洋上を動く教室」として実習に使用されます。

 

蒸し焼きカキ シーズン到来!三陸山田 かき小屋がスタート

 東日本大震災津波で全壊した山田町大沢地区のかき小屋は、同町の観光復興を目指し2011年10月に船越地区に場所を移し「三陸山田 かき小屋」として営業を再開。

 大きな鉄板の上にスコップで豪快に殻付きのカキを山盛りにし、殻ごと蒸し焼きにすることによってカキの旨味を逃さないのが特徴。

 そして、今シーズンの殻付きカキの蒸し焼き食べ放題が11月1日(土)から始まりました。

 「提供するカキは、山田湾で毎朝水揚げされた新鮮なもの。織笠地区の漁師が手間ひまかけて丁寧に養殖したカキを全国の皆さんに味わってもらいたい。」と店長の佐々木隆さん。海産物と観光面からの復興に期待が寄せられます。

【殻付きカキの食べ放題】
・平成27年5月6日まで
・水、木曜日定休(祝日の場合は営業)
・完全予約制(制限時間40分)
・中学生以上2,500円、小学生1,500円
■お問い合わせ:山田町観光協会 TEL:0193-84-3775
(8:30~17:00、予約受付:水曜日休業)