第72号(平成26年10月1日)の写真

 9月19日(金)、岩手県公会堂会議室において、復興に取り組む20代〜40代の男女9名が集まり、「沿岸地域における若者の定住に必要なこと」「今、復興の現場で求められていること」をテーマに、意見交換会が開催されました。これは、復興に若者・女性の幅広い意見を取り入れることを目的に開催しているもので、平成25年6月にスタートし、今回で3回目の開催です。

 意見交換会では、「住む場所の情報や交流できる場所が必要」、「単年度ではなく長い期間での行政の支援が必要」などの意見が交わされ、同席した県の中村復興局長は、「皆さんのような若い方からどんどん提案していただき、一緒に課題を乗り越えていきたい」と話しました。

 また、司会進行を務めた中野圭さん(大船渡出身・NPO法人いわて連携復興センター・NPO法人wiz代表理事)は、「行政にお願いするだけでなく、まずは自分たちが頑張らなくてはならない。その上で行政と一緒に取り組んでいける環境を作りたい。今後も定期的に意見交換を行っていきたい」と感想を述べました。

 

山田祭が完全復活!山田町の“復興の証”に!

 山田町を代表する秋祭り「山田祭」が、9月13日(土)から3日間の日程で行われました。

 最終日の9月15日(月)、大杉神社の例大祭では、神輿を担ぎ海を練り歩く「海上渡御」が4年ぶりに復活し、山田祭が完全復活となりました。

 海の神様を祭る大杉神社は、東日本大震災津波で被災し、その例大祭は一時中断されましたが8月に神輿の復元が完了。地元の熱意と全国からの多くの支援により「海上渡御」が復活を果たしました。

 当日は、町内の男たちが、復元された神輿を担いで山田湾に到着すると、海に入って身を清め、大漁と海の安全を祈願し海を練り歩きました。また、岸壁には多くの人たちが集まり待望の神輿の復活に大きな歓声を上げていました。

 山田八幡宮と大杉神社のふたつの神輿が揃った山田祭の完全復活は、山田町の“復興の証”となり、町民の大きな力となりました。

 

東北海洋生態系調査研究船『新青丸』が大槌港に初入港!

 最新鋭の海洋調査船『新青丸(しんせいまる)』が9月13日(土)、船籍を置く大槌港に初着岸し、翌9月14日(日)に一般公開されました。

 『新青丸』は、(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する船で、全長66メートル、幅13メートル、総トン数1,629トン。定員は41名で、平成25年2月に山口県下関の造船所で110億円かけて建造されました。東日本大震災の津波・地震で、被災地沿岸の海洋生態系にどのような影響があったかを調査する「東北マリンサイエンス拠点形成事業」の一旦を担います。

 平成25年10月にお披露目されていましたが、当時は大槌港の被災した岸壁が復旧していなかったため、着岸できませんでした。今回、岸壁の復旧が完了したことにより着岸が実現したものです。

 無人探査機をはじめ、多種多様な観測機器と船内に研究室を装備する『新青丸』は、シップ・オブ・ザ・イヤー2013特殊船部門賞を受賞しており、三陸沿岸の海洋調査研究での活躍が期待されます。