岩手県沿岸地域住民の足として、また、観光面での重要な役割を担ってきた三陸鉄道は、東日本大震災津波で甚大な被害を受けました。
震災後は、被害が軽微な区間から運転を再開してきた三陸鉄道ですが、震災から3年余りとなる平成26年4月6日で全て復旧し、三陸鉄道全線(107.6キロ)で運転再開となりました。
今後は、沿線をはじめ、岩手県の復興のシンボルとしての役割に期待が寄せられます。
【南リアス全線で運転が再開】
平成26年4月5日、不通となっていた、釜石〜吉浜(15キロ)の運転が再開され、南リアス線・盛(さかり)〜釜石間(36.6キロ)全線での運転が再開されました。
同日、盛駅、釜石駅で行われた式典には、沿線住民をはじめ関係者など大勢が参加し、南リアス線運転再開を祝いました。
【北リアス全線で運転が再開】
南リアス線全線での運転が再開した翌日の4月6日、復旧が進められてきた北リアス線・小本〜田野畑(10.5キロ)での運転が再開され、北リアス線・宮古〜久慈間(71キロ)全線での運転が再開されました。
同日、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった久慈駅には、ドラマに出演した杉本哲太さんや荒川良々さんが訪れ、駅ホームに吊るされたくす玉を割るなど、式典を盛り上げました。
※下の写真をクリックすると拡大され説明が表示されます。