第54号(平成25年12月15日)の写真

 12月5日(木)、被災地の新成人を支援しようと、新品の振袖一式を無償で提供するイベントが、大槌町の城山公園体育館で開催されました。

 このイベントは、総合呉服販売の大進ホンダ株式会社(本社:大阪市中央区)が一昨年から始めた取り組みで、今回で3回目。

 会場には、新品の振袖、袋帯、ショール、髪飾り、草履、バッグ等、振袖一式が約280点用意され、陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町及び山田町在住の新成人およそ180名を対象に、和装一式が無償でプレゼントされました。

 イベントを主催した大進ホンダ株式会社の総括部長・嶋崎統夫(のりお)さんは、「震災発生以来、呉服店だからやれる支援をしたいと思いスタートした。振袖での成人式は一生に一回だけ。その一生の想い出にお役に立てればうれしい」と話していました。

 会場を訪れた新成人たちは、同社呉服専門スタッフからのアドバイスを受けながら、お気に入りの振袖を選び、来年の成人式を楽しみにしている様子でした。

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山田町大沢地区の復興まちづくりがスタート!

 12月9日(月)、東日本大震災津波により被災した山田町大沢地区で、震災復興事業の安全祈願祭が開催されました。

 大沢地区は、カキやホタテ等の養殖が盛んな山田湾に面した、漁業を主産業とする地区でしたが、津波により漁業施設や集落が甚大な被害を受けました。

 今回の復興事業では、漁業集落防災機能強化事業による高台への移転や、土地区画整理事業による土地のかさ上げ、避難路の整備等が予定されています。

 土地のかさ上げ及び高台移転用の土地造成は、平成27年度までに完了予定。安全なまちづくりによる漁業の盛んな大沢地区の復活へ向け、一歩進み始めました。

 

被災地の今【陸前高田市】

【全長3㎞のベルトコンベアで大量の土砂を搬出】

 陸前高田市の「奇跡の一本松」からほど近い気仙大橋の南側では、土砂運搬用のつり橋架設工事が進められています。

 このつり橋にはベルトコンベアが設置され、これにより、同市今泉地区の住宅地造成工事で発生する大量の土砂を搬出します。ベルトコンベアの全長は、今泉地区から気仙川対岸に至る約3㎞。気仙川に主塔高さ42.6mのつり橋を架ける形で整備され、平成26年3月に完成し、稼働する予定です。

 今泉地区の膨大な土砂をトラックで搬出すると10年以上かかるところを、このベルトコンベアの稼動により、約3年まで短縮することが可能になります。

 少しでも早い住宅地造成へ向け、工事が進められています。

 

 

 

 

 

 

【陸前高田市初となる「かき小屋」がオープン】

 12月1日(日)、陸前高田市小友(おとも)町に「かき小屋広田湾」がオープンしました。

 「かき小屋」とは、新鮮なカキを食べることのできる簡易店舗のことで、同市内では初。地元産の生ガキや蒸しガキを提供、通信販売も行っています。

 「目の前に広がる広田湾の新鮮なカキを全国のみなさんに味わっていただきたい」とカキ養殖を営む経営者の藤田さんとスタッフの梶原さん。

 東日本大震災津波で甚大な被害を受け、高台移転が計画されている陸前高田市小友地区に、地元産のカキを味わえるスポットが誕生しました。