第50号(平成25年10月15日)の写真

 10月3日(木)、釜石市で「復興の現場見学会(主催:岩手県沿岸広域振興局)」が行われました。

 この見学会は、東日本大震災津波で被災した現場の復興の現状を住民に理解してもらうことを目的としたもので、平成25年8月に続き今回が2回目。釜石市及び大槌町の住民、計39人が参加。釜石市内4ヶ所の復興状況を見学しました。

【双日食料水産株式会社釜石工場】
 水産加工業を営んでいた同社は、大槌町安渡(あんど)で被災。現在は釜石市鵜住居(うのすまい)町に移転し、鮭フレークの製造等の事業を再開しています。

 震災前の取引先は100%回復し、生産量は震災前ピーク時の70%程度までに回復。

 参加者たちは、普段見ることのできない工場内部を見学し、復興の状況を確認していました。

【片岸(かたぎし)仮置場(災害廃棄物中間処理施設)】
 参加者はバス車内から災害廃棄物中間処理施設を見学。コンクリートや木くず、金属くずなど、様々な物が混じったがれきの選別作業等の説明を受け、災害廃棄物処理の進捗状況に理解を深めていました。

 釜石市によると、市内での災害廃棄物発生推計量は約78万トン(釜石市内の一般ゴミ約50年分に相当)。仮置き場への搬入量は99%、そのうち82.3%が処理済み。(数値は平成25年8月31日現在のものです。)

 平成26年3月末までに処理を完了する予定です。

【水海(みずうみ)海岸災害復旧工事現場(防潮堤の復旧)】
 岩手県所管の防潮堤の中で、地盤かさ上げからの全面復旧に着手した工事第1号の現場を見学。

 現在、防潮堤の右岸18%、防潮堤の左岸5%、水門補強70%の進捗状況で、平成24年12月からスタートした工事は、平成28年3月末までに終了する予定です。

【釜石魚市場】
 釜石市では、魚河岸地区にある中央魚市場等の全施設が全壊、新浜町魚市場が損壊、第2魚市場の製氷・貯氷工場の機能が停止するなど多くの被害を受けました。

 そんな中、新浜町魚市場では平成25年4月から、大型漁船の水揚げが可能となりました。また、魚河岸地区を衛生管理型市場として整備し、平成28年度の完全復旧を目指します。

 早期の水産業の復興とまちづくりが期待されます。

 

山田町の山田地区で復興まちづくり事業がスタート

  山田町の中心部に位置する山田地区において、復興まちづくり事業(土地区画整理事業、津波復興拠点整備事業、防災集団移転促進事業)がスタートしました。

 10月2日(水)には、被災して運行を休止しているJR山田線の陸中山田駅周辺で、安全祈願祭が開催されました。

 今回の復興まちづくり事業では、高台を造成し、住民の高台移転の促進や消防署、病院等の防災拠点の整備をするとともに、市街地の土地のかさ上げによる復興まちづくりが行われる予定です。

 これは住民の方々が安心して暮らせる、津波に強いまちづくりをしようというもので、平成28年4月末の工事完了を目指しています。

 今回の工事は、共同事業体に発注したもの。設計者と施工者を一括して選定する「CM方式」を採用しており、入札期間の短縮等による工事の速やかな進行が期待されます。

 

いわて三陸鎮魂復興祭~三陸でむすぶ、にっぽんのこころ~が開催されました

 9月28日(土)と29日(日)、宮古市日立浜町の奥浄土ヶ浜特設会場で、「いわて三陸鎮魂復興祭」が開催されました。これは、東日本大震災津波犠牲者の鎮魂と三陸地域の復興を願って開催されたもの。

 このイベントには、岩手県沿岸の全市町村から郷土芸能14団体が参加。名勝・浄土ヶ浜をバックに、祈りを込めた舞や演奏を披露しました。

 イベントの最後には、歌舞伎役者の中村勘九郎さん、七之助さん兄弟が出演。軽やかで息の合った舞踊を披露し、約2,000人の来場者を魅了しました。

 開演前、中村さん兄弟は「父(中村勘三郎さん)は、病気じゃなかったら真っ先に被災地に行って、踊って、皆さんに元気になってもらいたいとずっと言っていた。今日は、父の想いも重ねて踊りたい」と三陸への想いを語りました。

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「いわて三陸けせん観幸旅」が発行されました

 岩手県沿岸広域振興局の大船渡地域振興センターは、「いわて三陸けせん観幸旅」を発行しました。これは、気仙地域(陸前高田市・大船渡市・住田町)の観光協会・市町等で構成される「三陸・けせん観光協議会」の協力を得て作られたもの。

 震災後初となる気仙地域の観光ガイドで、観光名所をはじめ復興商店街等を掲載。気仙地域の魅力や復興状況を知ることができます。

県内の道の駅、気仙地域の観光案内所等で配布。また、ホームページからダウンロードも可能です。

「いわて三陸けせん観幸旅」の詳細はこちら

 

大船渡で復興フォーラム開催!

【お知らせ】
11月2日(土)、県主催の復興イベントを開催します!!

 来る11月2日(土)、県内にて、震災からの復興への取組や被災地域の状況等についての情報発信イベント「いわて三陸復興フォーラム」を開催します。

日時:平成25年11月2日(土)13:00~16:45
会場:大船渡市民文化会館(リアスホール)
岩手県大船渡市盛町字下舘下18-1
料金:無料(事前申し込み制)

 イベントの内容は、(社)RCF復興支援チーム代表の藤沢 烈 氏による基調講演を始め、「参画とつながりで本格復興を」をテーマとした復興関係者によるパネルディスカッション、沖縄から来県した創作エイサー団体「那覇太鼓」による演舞、さらに岩手県出身のシンガーソングライター・松本哲也さん、濱守栄子さんによるミニライブ等、復興をテーマに様々な催しが企画されています。

 震災から2年半が経過した今、三陸の復興について、改めて考えてみませんか。
 皆様のご来場をお待ちしております。
 本イベントの申し込み方法やプログラム等詳細は、県ホームページをご覧ください。

復興フォーラムちらし復興フォーラムちらし