第49号(平成25年10月1日)の写真

 9月9日(月) 大槌町立大槌小学校で、「ふるさと大槌・夢ケーキワークショップ」が開催されました。

 これは、地元小学生たちの「こんな“ふるさと”だったらいいな」という想いをケーキにしようという企画の一環。

 集まった大槌小学校の6年生90名は、12グループに分かれて作業を開始。自分たちが考える未来の大槌の姿を話し合い、それをグループごとにイラストにまとめ、その想いを発表しました。

 ワークショップを企画、コーディネートした行政経営コンサルタントの田渕雪子さんは、「復興に向けたまちづくりの中では、10年後、20年後に主役となる子どもたちが考える“ふるさとの姿”を取り入れたまちづくりをしていく必要があると思います。子どもたちには、このワークショップがふるさとや、そこで暮らしていく将来の自分たちの姿、夢を考えるきっかけになってもらえれば」と、復興に向け歩む大槌への期待を話していました。

 なお、10月29日(火)には、今回作った絵をもとに、本物のケーキである「夢ケーキ」を作る予定となっています。ワークショップに参加した小学生たちは、早くもケーキ作りが待ち遠しい様子でした。

■子どもたちが考えた「ふるさとへの想い」■
・にぎやかで帰りたくなるようなふるさと
・みんなで力をあわせてまとまったふるさと
・郷土芸能がさかんなふるさと
・いろいろなお店があるふるさと
・広い公園をつくってみんなが健康にくらすふるさと

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平成25年【第3回】「いわて復興ウォッチャー調査」の結果を公表しました

 岩手県は、東日本大震災津波からの復興状況を定期的に把握するために、「いわて復興ウォッチャー調査」を実施しています。

 これは被災した市町村に居住又は就労されている方を対象に、3ヶ月に1回実施されるものです。

 今回は、今年第3回目(平成25年8月実施)の調査結果から、主なデータを紹介します。

【被災者の生活の回復度】
「回復」または「やや回復」:42.7%(前回調査49.6%)

 前回調査と比べ、6.9ポイント下回った。災害公営住宅の完成や入居開始等を評価する声がある一方、住宅再建の見通しが立たないことで、周りに取り残されていると感じる等の意見も見られた。

【地域経済の回復に対する実感】
「回復」または「やや回復」:44.4%(前回調査41.6%)

 「さけのふ化場」の完成等の目に見える回復を受け水産業の復興を実感している声のほか、NHKドラマ「あまちゃん」効果による観光業の好況を評価する声も見られた。一方、大型店の進出による仮設商店等への影響を懸念する声も多かった。

【災害に強いまちづくりに対する実感】
「達成」または「やや達成」:15.6%(前回調査12.6%)

 防潮堤の早期復旧・整備を望む声や、防災意識の低下を指摘する意見等が見られたものの、全体としては微増となった。今年8月前半に県を襲った大雨被害を受け、雨水対策の不安を訴える声も多かった。

次回調査は、平成25年11月を予定しています。
今回の調査結果を受け止め、今後の復興関連施策へ反映させていきます。

平成25年第3回 いわて復興ウォッチャー調査の詳細

 

「住田型復興モデル住宅」見学会を開催中

 住田町の世田米(せたまい)地区では、東日本大震災津波で被災された方々を対象に、「住田型復興モデル住宅」の見学会を開催しています。

 「住田型復興モデル住宅」とは、住田町内の業者が中心となって、地域材の供給から設計、施工に至るまでを行った住宅のこと。被災者の生活再建を支援するとともに、地域の産業振興を図る目的で建設されました。

 今回展示されているモデル住宅は3棟。木造平屋建て1棟と2階建て2棟、延べ床面積は77.84平方メートルから132.49平方メートル。建物価格は、1,722万から2,426万円。

 特長としては、地域材のスギを豊富に使用し、耐震性、省エネルギー性等の性能の高さに加え、太陽光発電設備も備えています。

 また、国の「長期優良住宅」の認定を受けていることから、税制面の優遇も受けられます。

 9月21日(土)に行われた見学会には、住田町に隣接する大船渡市や陸前高田市から多くの方々が訪れ、間取りや住宅設備を確かめたり、町の担当者に質問するなど、住宅再建の参考にしている様子でした。

 また、今回展示されている3棟については、見学会終了後、被災された方々を対象に土地と建物を払い下げる予定。応急仮設住宅等で暮らす方々の生活再建の一助となることが期待されます。