第158号(令和2年2月20日)の写真

【全体会】1/26 盛岡市
 26日(日)、エスポワールいわて(盛岡市)を会場に、「間もなく9年、復興のこれから」 をテーマに全体会が行われ、県内外から約120人が参加しました。

 達増知事が「復興への理解を深め、継続的な復興への参画を促進するための活動や情報発信のあり方について考えていきたい」と挨拶しました。

 続いて、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が「復興のこれから、そして世界へ」と題して基調講演を行い、陸前高田市の取材を通じて感じた被災者の気持ちや、復興のために必要な支援のあり方について伝えました。

 その後、株式会社キャッセン大船渡取締役の臂徹氏、やまだワンダフル体験ビューロー体験観光コーディネーターの服部真理氏、株式会社かまいしDMC地域創生事業部・いのちをつなぐ未来館職員の菊池のどか氏、フリーアナウンサーのさのりえ氏によるパネルディスカッションを行いました。まちづくりの取組、体験観光を通じた地域活性化や、防災教育など、それぞれの取組を発表した後、未来に向け、三陸地域からの情報発信のあり方などについて意見が交わされました。

【内陸報告会】1/27 盛岡市
 27 日(月)、サンセール盛岡(盛岡市)で行われた内陸報告会では、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長の室﨑益輝氏が「災害復興と社会創造」と題し、25年を迎えた阪神・淡路大震災の事例を交えながら、自治体の今後の災害対応のあり方について基調講演を行いました。また、他の自治体や民間企業からの応援職員による活動報告が行われました。

【沿岸報告会】1/27 釜石市
 27日(月)、釜石市で行われた沿岸報告会では、他の自治体からの応援職員による水門や防潮堤などの津波防護施設等に関する活動報告が行われた後、釜石大観音仲見世通りリノベーションプロジェクト代表の宮崎達也氏によるリノベーションまちづくりについての発表がありました。

 その後、参加者は、片岸海岸防潮堤、鵜住居駅前エリア「うのすまい・トモス」、釜石大観音仲見世通りの現地視察を行い、三陸の「これから」について考える機会となりました。

 

「いわての復興教育」児童生徒実践発表会開催

 2月4日(火)、「いわての復興教育」児童生徒実践発表会が岩手県民会館大ホールで開催されました。

 児童生徒実践発表会は、東日本大震災津波以降推進してきた「いわての復興教育」の成果を県内外に発信し、「いわての復興教育」の充実に資するとともに、震災の教訓を語り継ぐ機会とするため、昨年度から開催し、今年度で2回目の開催です。

 今回は、北上市立黒沢尻北小学校が「地域安全マップ」、北上市立上野中学校が防災学習の取組を、寸劇を交えて発表しました。また、県立宮古北高校は、三陸鉄道の「震災学習列車」を活用した全校遠足を通じて、地域の課題に向き合い、地域の担い手として考えたことを発表するなど、7校が復興教育の成果を発表しました。

 震災の経験や教訓の継承が課題とされる中、児童生徒の真摯な発表により、来場者が改めて復興教育の大切さを感じる機会となり、好評を得ました。

 

「津波遺構たろう観光ホテル」エレベーター整備

 1月18日(土)、宮古市田老地区の「津波遺構たろう観光ホテル」に見学者用のエレベーターが完成し、利用が開始されました。

 たろう観光ホテルは、東日本大震災津波では4階まで浸水、2階までは柱を残して流失しました。

 その後、宮古市が、震災の記憶を風化させることなく後世に伝えるための「津波遺構」として同ホテルを整備し、平成28年4月から一般公開されています。

 宮古観光文化交流協会のガイドによる施設見学の際は、発災時の津波襲来の映像を、実際に撮影していた6階で上映していますが、これまで、見学者は外に取り付けられた非常階段を利用するしかなく、車いす利用者や足腰に不安のある方の見学は困難な状況でした。

 宮古市がエレベーター専用棟を整備し、見学者の円滑で安全な移動手段を確保することで、一層多くの方々への震災の事実の発信が期待されます。

 

世界へ、未来へ、「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」

東日本大震災津波の事実と教訓を伝える施設「東日本大震災津波伝承館」(いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル)を紹介します。

 1月26日(日)、東日本大震災津波からの復興の歩みをつづった岩手復興ドラマ(「日本一ちいさな本屋」・「冬のホタル」)の上映会を開催しました。

 震災の記憶を風化させず、復興への継続的な支援につなげ、また、被災された方々の心の復興を進めることを目的に、原作・出演者・スタッフ・ロケ地なども、オールいわてで制作されました。当日は、県内外から定員を上回る多くの方々にご来場いただきました。

 また、上映会終了後には、「日本一ちいさな本屋」で主人公の父親役を演じた大船渡市出身の俳優・横道毅さんが登壇し、過去に津波により大きな被害を受けた大船渡市三陸町を舞台にした防災紙芝居「吉浜のおゆき」を上演しました。

 横道さんは、登場人物の感情を繊細に、場面によっては鬼気迫る表情で熱演され、涙を拭う来場者の姿も見られ、上演後には大きな拍手が送られました。

 東日本大震災津波伝承館では、今後も、震災津波や復興に関連する映像作品の上映など、様々なイベントを通して、記憶の風化を防ぎ、震災津波の事実と教訓を伝えていきます。

【東日本大震災津波伝承館臨時休館日のお知らせ】
展示施設のメンテナンスのため、3月3日(火)及び4日(水)は休館します。

伝承館公式ホームページ>

 

三陸鉄道リアス線 田野畑ー普代間で運行再開

 令和元年10月の台風第19号で甚大な被害を受け、一部区間が不通となっている三陸鉄道リアス線は、2月1日(土)に田野畑-普代間で運行が再開されました。

 これにあわせ、普代駅で運行再開を祝うセレモニーが行われ、普代村で集められた募金が、地元の保育園児たちから三陸鉄道の中村一郎社長に手渡されました。

 今後は、3月14日(土)に普代-久慈間、3月20日(金)には釜石-陸中山田間が再開し、いよいよリアス線全線で運行が再開されます。

 なお、3月20日は全線運行再開を記念した式典が釜石市民ホールTETTOで開かれ、地元郷土芸能演舞や三陸鉄道応援大使AKB48によるミニコンサートも行われる予定です。

 また、3月22日(日)には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火リレーに先立ち、車内に「復興の火」が展示される予定です。

 運行再開情報等の詳細は、三陸鉄道ホームページをご確認ください。

 

「いわての学び希望基金」に対する支援の状況

 岩手県では、東日本大震災津波で被災した子どもたちの修学の支援や教育の充実等を目的として、平成23年6月に「いわての学び希望基金」を設置しました。

 これまで国内外の皆さまから2万4千件を超える多くのご寄附をいただいており、1月に寄附金総額が100億円を超えました。

 皆さまからの温かいご支援により、被災した孤児・遺児への奨学金給付等を始め、教科書購入費等の給付、部活動遠征費の補助、通学費用の負担軽減など、子どもたちが社会に巣立つまでの「暮らし」と「学び」の支援を行っています。

 子どもたちは、皆さまの温かいご支援を心の支えに、これからも夢や目標に向かって進んでいきますので、引き続き心をお寄せいただければ幸いです。

 なお、被災した子どもたちが成長した様子などをまとめた小冊子を発行しており、寄附者の皆さまに配付しているほか、県の公式ホームページにも掲載していますので、ぜひご覧ください。

県公式ホームページ

 

東京2020オリンピック聖火リレー「復興の火」

 「復興の火」は、東京2020オリンピック聖火リレーのコンセプトである「Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。」に沿い、東京2020オリンピック聖火リレーの一環として実施されるもので、復興に力を尽くされている被災地の方々にギリシャで採火した聖火を、オリンピック聖火リレーに先立ち、ご覧いただけます。

【三陸鉄道・3/22(日)】
<出発セレモニー> 
三陸鉄道宮古駅前広場 8:00~8:30
宮古駅8:45発
陸中山田駅 9:20着 <お披露目セレモニー>  9:50発
大 槌 駅10:10着 <お披露目セレモニー> 10:40発
釜 石 駅10:56着

【SL銀河・3/22(日)】
<引継ぎセレモニー> 
JR釜石駅前広場 11:00~12:45
釜石駅13:00発
上有住駅13:57着 <お披露目セレモニー> 14:07発
遠 野 駅14:47着 <お披露目セレモニー> 15:50発
花 巻 駅17:12着
<到着セレモニー> 花巻なはんプラザ 17:20~19:00

【『復興の火』展示イベント・3/23(月)】
時間:10:00~15:00
場所:大船渡市防災観光交流センター おおふなぽーと

問い合わせ:岩手県文化スポーツ部オリンピック・パラリンピック推進室
☎︎ 019-629-6496

 

「鯖しいたけ煮付缶詰」発売

 県立宮古水産高校の生徒と岩手県立大学の学生が開発した「鯖(さば)しいたけ煮付缶詰」が、三陸鉄道宮古駅の三陸鉄道直営店「さんてつや」で発売されました。

 昨年、県立宮古水産高校食品家政科の生徒と岩手県立大学「復興 girls & boys*」の学生が共同で開発した「サバ椎茸味付缶詰」が、新たに「鯖しいたけ煮付缶詰」として生まれ変わり、1月21日(火)、三陸鉄道本社で発表会が行われました。

 三陸産の脂がのったサバと宮古産の肉厚な原木しいたけを使用し、しょうゆだれで味付けされた缶詰は、一度に海と山の幸を味わえると好評で、昨年の夏には2,000個限定で販売され、完売しました。

 今回は、高校生のレシピをもとに改良し、製造を陸前高田市の株式会社タイム缶詰、販売を宮古市の丸友しまか有限会社などの民間企業へ引き継ぎました。

 缶詰は、400円(税込み)で、「さんてつや」の他、県内外での販売が予定されており、新たな三陸の名産として期待が寄せられています。

<商品の購入>■さんてつや■
住所:宮古市宮町1-1-80
営業時間:8:45~17:00 電話:0193-63-7738

 

イベント情報

【かたりつぎ ~朗読と音楽の集い~】 (大船渡市)

東北大学アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」で収集した東日本大震災の証言を編集した文章を、俳優の竹下景子さんが音楽とともに朗読します。
また、大船渡市による災害復興への取組や、「みちのく震録伝」の取組の報告等も行われます。当日は、宮古駅から無料シャトルバス、浄土ヶ浜から無料シャトル遊覧船が運行されます。

開催日■ 3月7日(土) 
場  所■ 大船渡市民文化会館リアスホール
問い合わせ■  かたりつぎ仙台実行委員会事務局 ☎︎ 090-7663-4102(平日9:00〜17:00)

【うのすまい・トモス1周年記念イベント(仮称)】 (釜石市)
うのすまい・トモスの1周年と三陸鉄道再開を記念したイベントです。
食・防災・三陸鉄道をテーマに、防災食のお振舞いやテナントの出店やイザ!カエルキャラバンによる子ども向け防災体験、三陸鉄道写真展(予定)などが行われます。

開催日■ 3月22日(日) 
場  所■ うのすまい・トモス
問い合わせ■ うのすまい・トモス(株式会社かまいしDMC) ☎︎ 0193-27-5666