第152号(令和元年8月26日)の写真

 8月7日(水)、陸前高田市の夢アリーナたかたで、「三陸防災復興プロジェクト2019」のクロージングセレモニーが開催され、6月1日(土)から68日間にわたって、岩手県沿岸地域の市町村を舞台として、復興の今と三陸の魅力を発信してきた三陸防災復興プロジェクト2019の全22事業が終了しました。

【クロージングセレモニー】
 県内外から約1,300人が参加したクロージングセレモニーでは、俳優の村上弘明さんがストーリーテラーを務め、会期中に実施した防災復興に関するシンポジウムをはじめ、お祭り、音楽、食、ジオパーク、観光などの多様な事業の実施状況を報告しました。

 また、「未来への希望」と題したスピーチでは、高田高校の生徒らが「今できること、そして10年後、20年後の未来を生み出すためのプランを実行できるよう、頑張っていきます。ここ陸前高田から、全国、そして世界へ発信できるような人になりたいと強く思っています。」と、未来への決意を生き生きと語りました。

 その後のクロージング・コンサートでは、全日本合唱コンクール全国大会などで数々の輝かしい成績を収めている不来方高校音楽部による合唱のほか、復興支援などで気仙地域とのつながりの深い音楽家の坂本龍一さんが、自身が監督を務める東北ユースオーケストラとピアノ五重奏で共演し、聴衆は、その演奏に聞き入っていました。

【三陸防災復興プロジェクト2019】
 三陸防災復興プロジェクト2019 は、三陸沿岸地域を舞台に、長期間にわたり多様な事業を行うという初めての試みでした。各事業の実施を通して、市町村、企業、団体、若者など多くの方々との「つながり」が強くなっていることを実感することができました。

 8月7日をもって、三陸防災復興プロジェクト2019は閉幕しましたが、復興の取組は続きます。岩手県では、公式ホームページ(https://sanriku2019.jp/)において、引き続き、復興の今や岩手・三陸地域の魅力を伝えていきます。

 今後も、より良い復興と岩手の未来に向かって歩みを進める岩手・三陸に是非お越しください。

 

震災後、9年ぶりの海開き

 7月20日(土)、東日本大震災津波で被災し、閉鎖を余儀なくされていた宮古市の小港(こみなと)海水浴場と女遊戸(おなつぺ)海水浴場、釜石市の根浜(ねばま)海岸、大船渡市の綾里(りょうり)海水浴場の4カ所で、震災後、9年ぶりに海開きが行われました。

 このうち、根浜海岸では、津波により約1.3キロに渡り砂浜が流失してしまいましたが、岩手県が砂浜再生事業を進め、工事が完了した一部に海水浴場が開設されました。

 海開き当日は、シュノーケリングやレスキューボート体験、漁船クルーズなど様々なプログラムで構成する「根浜海岸海あそび2019(主催:一般社団法人根浜MIND)」も開催され、多くの家族連れや海水浴客で賑わいました。

 今夏、県全体では13カ所の海水浴場が開設され、三陸の夏の賑わい再生に向けて新たな一歩を踏み出しました。

 

釜石警察署等、新庁舎で業務開始

 東日本大震災津波で被災した釜石警察署、沿岸運転免許センター等の新庁舎が完成し、7月16日(火)から新庁舎での業務を開始しました。

 釜石湾に面した同市嬉石(うれいし)町にあった旧庁舎は、津波で2階天井付近まで浸水し、その後は、市街地内陸部の仮設庁舎で業務を続けてきましたが、旧庁舎から内陸に約3キロ離れた同市中妻町の旧昭和園グラウンドに新庁舎が再建されました。

 災害対策拠点の一つに位置づけられる新庁舎には、自家発電装置や大型貯水タンクなどが整備され、災害発生時には3日間電気と給水をまかなうことができます。

 また、同庁舎には同じく被災した沿岸運転免許センター、交通機動隊沿岸分駐隊のほか、高速道路交通警察隊釜石分駐隊が併設され、沿岸地域の交通警察の拠点となっています。

 県内では、東日本大震災津波で警察署や交番・駐在所、職員宿舎など21カ所の警察施設が被災しましたが、今回の新庁舎の完成により、全ての被災警察施設の整備が完了となりました。

 

 

世界へ、未来へ、「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」

 東日本大震災津波の事実と教訓を伝える施設「東日本大震災津波伝承館」が9月22日(日)にオープンします! 

 岩手県が陸前高田市の高田松原復興祈念公園内に整備を進めている「東日本大震災津波伝承館」(愛称:「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」)が、令和元年9月22日(日)にいよいよオープンします。

 伝承館には、来館した方々の理解をより深めていただけるよう、展示物に関する説明や質疑応答を行う解説員が常駐します。

 開館に向けた情報は、公式ホームページ等で発信していきますので、是非御覧ください。

東日本大震災津波伝承館の概要
オープン日■ 令和元年9月22日(日)
開館時間■ 9時から17時まで(最終入館時間16時30分)
※ オープン当日は、午前中にオープニングセレモニーを予定しており、一般入場は午後からとなる見込みです。
休館日■ 12月29日から翌年1月3日まで
※臨時の休館日は公式ホームページ等でお知らせします。
入館料■ 無料
公式ホームページ■ https://iwate-tsunami-memorial.jp/

 

リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019 日本ラウンド 日本代表 VS フィジー代表 開催

 7月27日(土)、釜石鵜住居復興スタジアムにおいて、日本代表対フィジー代表の国際試合が行われ、県内外からスタジアムに訪れた約13,000人の観客は、両チームの闘志あふれるプレーを目の当たりにし、大いに盛り上がりました。

 岩手県・釜石市は、東日本大震災津波の被災地で唯一のラグビーワールドカップ2019™日本大会の開催都市になります。

 このスタジアムは、津波で被災した鵜住居小学校と釜石東中学校の跡地に建設され、「復興のシンボル」として世界中から注目を集めています。

 ラグビーワールドカップ2019™の開催を絶好の機会と捉え、この日の両チームのように、力強くスクラムを組んで前に進んできた被災地の姿と、これまで世界中からいただいた支援への感謝を発信していきます。

 

沿岸の県立病院等で 「オープンホスピタル」開催

 7月20日(土)から8月6日(火)までの期間中、岩手県は、三陸防災復興プロジェクト2019の一環として、沿岸地域にある8つの県立病院等で「県立病院オープンホスピタル」を開催しました。

 このイベントは、東日本大震災津波後に全国各地からいただいた支援への感謝の気持ちと、県立病院を身近に感じてもらうことで地域医療への理解を深めることを目的として開催したものです。

 各病院では、東日本大震災津波からの県立病院等の復興までのあゆみがパネル展示されたほか、病院ごとにオリジナルイベントが行われ、内視鏡・超音波エコーなどの医療機器を使った体験や縫合、静脈注射の模擬体験、手術室や院内施設の見学などが行われ、地域の医療機関にふれあう機会となりました。

 

アウトドアを満喫「ふれあいらんど岩泉」

 岩泉町の“道の駅いわいずみ”に隣接する「ふれあいらんど岩泉」は、大人から子どもまでアウトドアを満喫できる宿泊&レジャー施設です。

 施設内には、実際に寝台特急の車両として運行していた「ブルートレイン日本海」を再利用した宿泊施設をはじめ、充実した設備を備えるコテージやトレーラーハウス、AC電源付きのオートキャンプ場を完備しています。

 サニタリーハウスには、炊事場やトイレ、コインシャワーやコインランドリーを備え、施設内の「子どもの丘」には、ソリ滑りができる人工芝のゲレンデや各種遊具が設置され、家族連れでも安心して楽しむことができます。

 ふれあいらんど岩泉は、平成28年台風第10号により被害を受け平成29年3月に営業を再開しています。

 現在、様々な趣向を凝らしホームページやブログ、インスタグラムなどで情報発信をしていますので、是非アクセスしてみてください。

■利用期間■
・コテージ・トレーラーハウス:通年
・ブルートレイン日本海:4月~11月
・オートキャンプ場:4月~10月
■予約・問い合わせ■
ふれあいらんど岩泉
☎ 0194-22-5211(9:00~18:00)
■ホームページ■ http://www.fureailand-iwaizumi.jp/

 

さんりくイベント情報

【みやこ秋まつり】 (宮古市)
市民参加の祭りとして昭和60年に始まったイベントで、豪華な飾り付けをした船山車が通りを運航して美しさを競うほか、市民による手踊りも披露されます。

開催日■ 9月14日(土)~15日(日)
場  所■ 中心市街地(末広町~中央通商店街)、宮古駅前イベント広場など
問い合わせ■ 陸中宮古青年会議所 ☎︎ 0193-62-8458

【東日本大震災復興支援 熱気球イベント「空を見上げてin大船渡2019」】 (大船渡市)
東日本大震災で被災した子どもたちを元気づけようと、2011年8月にスタートしたイベントで、熱気球体験搭乗や、熱気球教室等が実施されます。

開催日■ 9月14日(土)~15日(日)
場  所■
1日目(会場未定) 
2日目(盛川河川敷公園)
問い合わせ■ 特定非営利活動法人熱気球運営機構 ☎ 042-394-9078

【山田の秋祭り】 (山田町)
山田八幡宮と大杉神社の例大祭に合わせて開催されます。会場には神輿の行幸が立ち寄るほか、多数の出店や郷土芸能等のステージイベントも行われます。

開催日■ 9月14日(土)~16日(月・祝)
場  所■ 中央公園
問い合わせ■ 山田の魅力発信実行委員会(山田町商工会)  ☎ 0193-82-2515

【大槌まつり】 (大槌町)
各神社の神輿と郷土芸能団体が町内を練り歩く伝統行事で、大槌稲荷神社・小鎚神社の神輿渡御やステージイベントが行われるほか、神輿の海上渡御も予定されています。

開催日■ 9月20日(金)~22日(日)
場  所■ 大槌町内
問い合わせ■ 大槌まつり実行委員会(一般社団法人大槌町観光交流協会) ☎ 0193-42-5121

【さんりく物産館】 (釜石市)
ラグビーワールドカップ2019™のフィジーVSウルグアイの試合前後の期間に、ファンゾーンで三陸の特産品の販売や観光PR等が行われます。

開催日■ 9月22日(金)~25日(水)
場  所■ 釜石PIT
問い合わせ■ 岩手県沿岸広域振興局経営企画部産業振興室 ☎ 0193-25-2718

【三陸・大船渡 東京タワーさんままつり】 (東京都)
高さ333メートルの東京タワーにちなみ、3,333匹の炭火焼きさんまが振る舞われるほか、さんまのすり身汁2,000食の販売、大船渡市の特産品コーナー、郷土芸能公演などが行われます。

開催日■ 9月23日(月・祝)
場  所■ 東京タワー駐車場特設会場
問い合わせ■ 三陸・大船渡東京タワーさんままつり実行委員会(一般社団法人大船渡市観光物産協会)  ☎ 0192-21-1922