第149号(令和元年5月24日)の写真

 大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が、乗客約2,700人と乗員約1,100人を乗せて、4月25日(木)午前9時頃、宮古港に初寄港しました。

 アメリカのクルーズ会社が運航する「ダイヤモンド・プリンセス」は、全長290メートル、総トン数11万5,875トンで、10万トンを超えるクルーズ船が寄港するのは県内初となります。

 今回の寄港は、岩手県と宮古市が、東日本大震災津波からの復興につなげようと誘致を進めてきたもので、当日行われた歓迎セレモニーでは、地元の小学生が、歌や踊り、和太鼓などを披露しました。その後、外国人観光客などの乗客は午後6時出港までの間、国の名勝「浄土ヶ浜」や、岩泉町の「龍泉洞」などの観光地を訪ねるツアーに参加したほか、市内の商店街の散策を楽しみました。

 また、市民など600人以上が通訳ガイドやボランティアとして出迎え、官民一体で乗客をもてなし、交流を深めました。

 「ダイヤモンド・プリンセス」は、来年の4月22日と10月26日にも宮古港への寄港が予定されています。

 

釜石魚河岸にぎわい館「魚河岸テラス」開業

 4月13日(土)、釜石市が魚河岸地区に整備を進めてきた“釜石魚河岸にぎわい館「魚河岸テラス」”が、オープンしました。

 同施設は、平成29年5月に復旧した新魚市場に隣接し、にぎわい創出の拠点として“魚のまち釜石”を発信することを目的に整備されたものです。

 1階には、キッチンスタジオや会議室、物販コーナー、郷土芸能“虎舞”の紹介スペースが設けられ、開放感あふれる2階には、寿司・和食、地産料理、地中海料理、カフェバーなどの飲食店が入居しています。

 また、釜石港が一望できる展望テラスや、朝市やイベントなどを開催する広場も整備されました。

 同施設は、市民から観光客まで幅広く利用できる新たなにぎわいの拠点として期待されています。

 

「高田第一中学校」校庭開き

 4月16日(火)、陸前高田市立高田第一中学校(同市高田町)で、同校の校庭に設置されていた応急仮設住宅の撤去と校庭の再整備が完了し、「校庭開き」が行われました。

 東日本大震災津波後、高台にある同校の校庭には、150戸の応急仮設住宅が整備され、校庭が使えない状況となっていました。

 「校庭開き」は、生徒会が中心となって企画されたもので、全校生徒239人が参加する中、菅野陽菜子生徒会長が「今日は感謝を伝えるとともに、私たちの元気な姿を見せ、有意義な会にしましょう」と挨拶しました。

 その後、生徒たちは、校庭全面を使って鬼ごっこをするなど元気よく笑顔で駆け回り、自由に使える校庭の感触を楽しみました。

 5月18日(土)には、整備された同校の校庭で運動会が開催され、生徒たちは、徒競走やリレー、綱引きなどの競技に臨み、訪れた保護者や参加した元応急仮設住宅の住民なども大きな声援を送りました。

 

「港交番」と「赤崎駐在所」が開所

 東日本大震災津波で全壊した大船渡市の港交番(同市大船渡町)と赤崎駐在所(同市赤崎町)が、移転新築し、4月19日(金)、開所式が行われました。

 大船渡町茶屋前にあった旧駅前交番は、土地区画整理事業で整備された加茂神社交差点付近に移転新築し、名称が「港交番」に変更されました。

 赤崎駐在所は、市の防災集団移転促進事業で造成された高台に移転新築し、開所しました。

 港交番の開所式では、戸田大船渡市長、地域住民、岩手県警察関係者などが参加する中、地元の子どもたちが郷土芸能や合唱などを披露し、地域を守る施設の復旧を祝いました。

 東日本大震災津波では、県内17の交番と駐在所が被災し、再建が進められてきましたが、今回の開所で、計画した県内全ての交番と駐在所の整備が完了し、安全安心なまちづくりの拠点が復活しました。

 

世界へ、未来へ、「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」

 東日本大震災津波の事実と教訓を伝える施設「東日本大震災津波伝承館」(愛称:「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」)を紹介します。

 岩手県では、ラグビーワールドカップ2019™️釜石開催前の開館を目指し、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園内に「東日本大震災津波伝承館」を整備しています。この施設では、展示や映像により来館者の皆様に東日本大震災津波の事実と教訓を伝えます。今月は、各ゾーンの概要を紹介します。

【ゾーン0 ~地域と交流する~】
 来館者を最初に迎える場としてインフォメーションを提供するとともに、三陸沿岸地域へと誘う情報提供を行います。さらに、全国・世界の類似施設の情報を提供します。

【ゾーン1~歴史をひも解く~】
 ガイダンスシアターによる映像などで、日本列島は自然災害リスクが高く、とりわけ三陸地域は津波の常襲地であること、それに対して知恵や技、文化を育み、自然災害への対応力を高めてきたことについて、歴史をひも解きながら伝えます。

【ゾーン2 ~事実を知る~】
 東日本大震災津波の事実をありのままに伝え、津波の脅威、甚大な被害の状況、命が失われることの重さを、一人ひとりの心に刻みます。

【ゾーン3 ~教訓を学ぶ~】
 東日本大震災津波の経験から得た様々な教訓を伝え、知恵と技術で備え、一人ひとりが主体的に行動することで命を守れることを学んでもらいます。

【ゾーン4 ~復興をともに進める~】
 東日本大震災津波を乗り越えて進む被災地の姿を、国内外からの支援に対する感謝とともに伝えます。

 

「番屋体験型博覧会“ばんぱく”」初開催

 ゴールデンウィークの10連休に、田野畑村の自然の魅力を楽しんでもらおうと「番屋体験博覧会 ばんぱく」が、田野畑村机漁港(机浜番屋群)をメイン会場に開催されました。

 漁師が操る「サッパ船」で、高さ約200メートルの断崖絶壁が連なる北山崎を仰ぎ見、奇岩の穴をくぐり抜ける「サッパ船アドベンチャーズ」や、海水を煮詰めて作る昔ながらの「塩づくり体験」、水揚げされた新鮮なウニやホヤをさばいて食べる体験などを実施しました。

 また、山間部では、「たのはた牛乳・ヨーグルト工場見学」など、多彩な体験プログラムが行われました。

 期間中は、県内外から多くの親子連れが訪れ、同村の海と山の自然を満喫していました。

 イベントを企画したNPO法人 体験村・たのはたネットワークでは、この他にも様々な自然体験プログラムを提供しています。
詳細はホームページ(http://www.tanohata-taiken.jp/)でご確認ください。

 

「三陸防災復興プロジェクト2019」いよいよ開幕!

 復興に力強く取り組む地域の姿や東日本大震災津波の記憶と教訓を発信し、その風化を防ぐとともに、三陸地域の多様な魅力を発信する防災復興行事「三陸防災復興プロジェクト2019」が、いよいよ開幕します。

 開幕日となる6月1日(土)は、釜石市民ホール(TETTO)にて、歌手の八神純子さんにも御出演いただくオープニングセレモニーや国内外の有識者がこれからの防災について議論を行う第1回シンポジウムを開催するほか、会場周辺では、災害支援車両や防災・復興に関する展示を行います。

 8月7日(水)までのプロジェクト会期中は、岩手県沿岸の市町村で、文化芸術やスポーツ、食、三陸ジオパーク、三陸鉄道関連企画など、多彩な企画等を展開します。

 詳しくは、公式ホームページ(https://sanriku2019.jp/)をご覧ください。
 岩手・三陸でお待ちしています。

 

「SL銀河」、2019年度の運行開始!

 観光面からの復興支援と地域活性化を図ろうと、JR東日本が2014年4月に季節運行を開始した「SL銀河」。今年も運行が始まり、沿線に汽笛が響きます。

 これまでに約45,000人が利用している「SL銀河」は、動態復元された機関車「C58 239」と牽引される客車(キハ141系4両)で編成されています。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマとしてプロデュースされた列車は、東北の「文化・自然・風景」が感じられる車内空間となっています。

 今年度は、運行開始5 周年を記念して、季節ごとにデザインを変えた期間限定のヘッドマークを掲出して運行します。

運行期間■ 4月29日(月・祝)から9月29日(日)
運行区間■ JR釜石線・花巻駅〜釜石駅間
運 行 日■  ※ 土日・祝
土曜日・JR花巻駅〜釜石駅(下り)を往路、
日曜日・JR釜石駅〜花巻駅(上り)を復路が基本
※ 運行日時・10月以降の運行など詳しくはJR東日本盛岡支社

 

イベント情報

【三陸ジオパークフォーラム】
岩石標本作りなどの「三陸ジオパーク体験学習」や、フォーラムに参加するジオパーク関係者との交流会やエクスカーションツアーを実施します。

実施期日■ 6/7(金)〜6/8(土)
実施場所■ 岩泉町民会館ほか
問い合わせ■
三陸防災復興プロジェクト2019実行委員会
(三陸防災復興プロジェクト2019推進室)
☎︎ 019-629-6222

【三陸プレミアムランチ列車】
三陸鉄道の車窓から風光明媚な風景を眺めながら、三陸の旬の食材を使用したプレミアム料理を味わっていただきます。
東京恵比寿の人気店「日本料理 賛否両論」笠原将弘シェフが料理を監修し、一緒に乗車します。

<南三陸コース>
運 行 日■ 6/15(土)
運行区間■ 盛(さかり)駅発→宮古駅着
申込・問い合わせ■ 三陸鉄道(株)旅客営業部
☎︎ 0193-62-7000

【三陸うほほ列車】
北三陸の夏の食材、ウニ、ホヤ、ホタテを使用した地元料理を提供する、美味しくて「うほほ!」、お得で「うほほ!」な夏の三陸を味わう企画列車を運行します。

運 行 日■ 6/30(日)
運行区間■ 久慈駅発→宮古駅着
申込・問い合わせ■ 三陸鉄道(株)旅客営業部
☎︎ 0193-62-7000

【「美味(ぅんめ)ぇがすと三陸-Gastronomy SANRIKU-構想」推進プロジェクト】
岩手三陸の豊かな食材や自然、歴史、文化などを活用した「食」に関連するイベントを実施します。

【三陸国際ガストロノミー会議2019】
国内外の著名なシェフなどが一堂に会する国際会議を開催します。
会場では、ガストロノミー(美食術・食文化)の視点から三陸の魅力を国内外に発信します。

実施期日■ 6/10(月)~6/11(火)
実施場所■
会議:宮古市民文化会館大ホール
交流会:浄土ヶ浜パークホテル
問い合わせ■ 岩手県農林水産部流通課
☎︎ 019-629-5733
特設サイト■ https://gastronomy-sanriku.com/

【三陸美食サロン】
国内外の料理人と地元岩手の料理人が協働してフュージョンディナーを提供します。
創作したコラボメニューは、地元料理人が経営するレストラン・飲食店などで提供されます。

実施期日■ 6/1(土)~8/7(水)*各店舗一週間程度
実施場所■ 沿岸部の13市町村のレストラン・飲食店(各市町村1店舗)
問い合わせ■ 岩手県農林水産部流通課
☎︎ 019-629-5733
特設サイト■ https://gastronomy-sanriku.com/

【三陸防災復興シンポジウム2019】
なりわいの再⽣と新たな三陸の創造
〜三陸の豊かさを⽣かした持続可能な産業を考える〜

<第2回シンポジウム>
実施日時■ 6/28(金)13:30~16:00(予定)
実施場所■ 久慈市文化会館1階 小ホール
実施内容■
・基調講演(講師:一橋大学名誉教授 関 満博氏)
・事例報告(報告者:下苧坪 之典氏、若林 治男氏)
*盛岡・久慈間で無料往復バス運行(定員50名)

<エクスカーション>
実施日時■ 6/29(土)9:30~14:30(予定)
実施内容■
・久慈地下水族科学館 もぐらんぴあ
・道の駅のだ
・涼海の丘ワイナリー
*久慈駅前発の無料バス運行(定員30名)

申込締切■ 6月14日(金)
申込方法■ E-mail、FAX、郵送のいずれかで申込みください

詳しくは<三陸防災復興プロジェクト2019
申込・問い合わせ■ 岩⼿県復興局復興推進課
☎︎ 019-629-6945