第148号(平成31年4月25日)の写真

 3月23日(土)、東日本大震災津波で不通になっていたJR山田線の釜石駅ー宮古駅間(55.4km)が、JR東日本から三陸鉄道に移管され、8年ぶりに運行が再開されました。

 震災後、2014年に三陸鉄道「南リアス線」盛(さかり)駅(大船渡市)ー釜石駅間、「北リアス線」宮古駅ー久慈駅間は運行を再開しており、今回の開通で、第三セクターの鉄道としては、国内最長となる総営業距離163kmの「リアス線」が誕生。

 これにより、震災による県内の不通区間が解消され、沿岸部を縦断する鉄道が一本のレールで結ばれました。

 釜石駅で行われた出発式で三陸鉄道の中村一郎社長が、「地域の足を守るとともに交流人口の拡大を進め、地域活性化の役割を果たしたい」と挨拶。

 その後、全国から公募で選ばれた乗客40人と、地元自治体関係者が記念列車に乗車。山蔭康明釜石駅長と一日駅長を務めた園児2人の「出発進行」の合図で同駅を出発し、宮古駅に向かいました。

 沿線では、全線開通に合わせたイベントが開催されたほか、多くの住民が大漁旗や小旗で記念列車を出迎え、郷土芸能や合唱などで待望の開通を祝いました。

 

「いわて県民計画(2019~2028)」及び第1期アクションプラン―復興推進プラン―を策定!

 岩手県では、新しい県の総合計画「いわて県民計画(2019~2028)」を策定しました。復興を県政の最重要課題と位置付け、第1期アクションプラン―復興推進プラン―に基づき、社会資本の早期整備完了と、被災者のこころのケアやコミュニティ形成の支援、農林水産業や商工業の振興など、三陸地域の将来を展望しながら三陸のより良い復興(ビルド・バック・ベター)の実現に向けた取組を推進していきます。

 また、被災県として、日本そして世界の防災力の向上に貢献できるよう、東日本大震災津波の事実を踏まえた教訓を伝承し、復旧・復興の取組や防災・減災の最先端地域としての三陸の姿を広く国内外に発信していきます。

 

三陸沿岸道路 唐桑高田道路「唐桑小原木IC~陸前高田長部IC」開通

 3月21日(木・祝)、国土交通省が整備を進めてきた三陸沿岸道路 唐桑高田(からくわたかた)道路「唐桑小原木IC〜陸前高田IC」のうち、唐桑小原木IC(宮城県気仙沼市)~陸前高田長部IC(陸前高田市)約3.5kmが開通し、岩手、宮城県境が復興道路で結ばれました。

 陸前高田市から仙台市までの所要時間は、東北自動車道ルート(一関経由)では約2時間56分。沿岸沿いの国道45号ルートでは約4時間47分。三陸沿岸道路を利用するルートでは、整備の進捗とともに短縮し、今回の開通で約2時間33分となります。

 開通で、仙台市や関東方面への輸送時間が短縮され、岩手県沿岸地域の主力産業である水産業・水産加工業の復興を後押しすると同時に、県境を越えた広域周遊ルートが形成され、観光連携、地域間交流の活性化が期待されます。

 

復興を願い合唱で交流「復興支援音楽祭歌の絆プロジェクト2019」開催

 3月26日(火)、音楽の力で東日本大震災からの復興を後押しすることを目的に「復興支援音楽祭歌の絆プロジェクト」(主催:三菱商事、岩手朝日テレビ、朝日新聞社)が盛岡市の岩手県民会館で開催されました。

 この音楽祭は、2014年に始まり、岩手、宮城、福島の被災3県を回って、今年は6回目の開催になります。

 当日は、岩手県立不来方高等学校、岩手県立釜石高等学校、大船渡市立越喜来中学校の3校から集まった108人の生徒が、息の合った美しい歌声を披露しました。

 イベントの最後には、ゲスト出演したシンガーソングライターの秦 基博(はた もとひろ)さんと3校の生徒の共演で、秦さんの代表曲「ひまわりの約束」を大合唱し、音楽を通じて観客約1,500人と復興への願いを分かち合いました。

 

世界へ、未来へ、「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」

 東日本大震災津波の事実と教訓を伝える施設「東日本大震災津波伝承館」(愛称:「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」)整備の取組を紹介します。

 岩手県では、陸前高田市で整備が進む「高田松原津波復興祈念公園」内に「東日本大震災津波伝承館」(愛称:「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」)を整備しています。

 この施設は、「いのちを守り、海と大地と共に生きる」を展示のテーマに、三陸の津波災害の歴史や、東日本大震災津波や復興の取組に関わる写真や映像、被災物などを展示し、東日本大震災津波の悲劇を繰り返さないため、震災の事実と教訓を後世に伝承するとともに、復興の姿を国内外の人々に発信し、支援をいただいた全ての方々に感謝の気持ちを伝えます。

 4月から、準備組織として、復興局震災津波伝承課を設置し、業務をスタートしました。(事務室は大船渡地区合同庁舎4階)

 震災津波伝承課には、事務職員のほか、展示解説などに従事する「解説員」として今年度新たに採用された8名の職員が勤務しており、ラグビーワールドカップ2019™️釜石開催前の開館に向け、準備を進めています。

 

「宮古市魚菜市場」リニューアルオープン

 今年1月から改修工事を行ってきた「宮古市魚菜市場」(宮古市五月町)が、3月23日(土)、リニューアルオープンしました。

 同市場は、1949年頃の田町露天商を発祥に、約70年に渡り「市民の台所」として愛されてきた歴史ある市場です。

 今回のリニューアルは、施設の老朽化への対応や販売拠点としての機能強化、利便性の向上などを目的に行われたもので、全ての出入り口に自動ドアが整備されるなど内装が一新され、鮮魚や海産物、青果物などを扱う14の専門店に「Belf 魚菜市場(いわて生協)」を加えた、計15店舗が軒を並べています。

 また、11の店舗には、キャッシュレス決済に対応したレジが導入されたほか、リニューアルの目玉として、新たに、市場で購入した新鮮な魚介類をその場で焼いて楽しむことができるイートインスペース「魚菜広場」が設けられ、国内外からの観光客も楽しめる魅力ある市場として期待されます。

 

芸術団体との連携企画「『宮沢賢治』をモチーフにしたオペラ公演」の詳細決定!

 「Reborn-Art Festival(リボーン アート フェスティバル)2019」との連携企画で上演するオペラ公演(post rock opera『四次元の賢治』)の詳細が決定しました。

 Reborn-Art Festivalは、復興支援への想いを持ち、宮城県石巻の牡鹿半島と市街地を中心に活動を行っている芸術団体(代表:小林武史さん)が中心となって運営しています。

 今回上演するオペラは、2017年に第1幕が上演され、今年7月13日(土)釜石市民ホール、9月22日(日)・23日(月・祝)に塩竃市杉村惇美術館で上演される第2・3幕で完結します。

 宮沢賢治の諸作をベースに思想家・中沢新一さんが脚本を書きおろし、小林武史さんがオペラに仕上げた異色の舞台作品です。出演は、満島真之介さん、Salyuさん、コムアイ(水曜日のカンパネラ)さん、ヤマグチヒロコさん他です。

 他に類を見ない圧巻のオペラ公演にご期待ください。

チケット販売など詳細情報>特設サイト http://www.reborn-art-fes.jp/#opera

 

津波に耐えた「大沢の臥竜梅(がりょうばい)」、今年も開花

 東日本大震災の津波にも耐えた岩手県指定天然記念物の「大沢の臥竜梅」が、今年も花を咲かせ、訪れた人の目を楽しませています。

 臥竜梅は、地面を這うように枝が横に伸び、竜が横にふした姿に見えることから、その名が付いたと言われています。

 「大沢の臥竜梅」は、渋紅色の八重咲で、樹齢約300年。東日本大震災津波では、津波が木の半分の高さまで直撃しましたが、津波に耐え抜いて、翌月には見事な花を咲かせ、地元の人々に希望を与えてくれました。

 「大沢の臥竜梅」は「いわて震災津波アーカイブ~希望~」で、被災直後の開花の様子や新聞記事などが検索できますので、ぜひご覧ください。
【いわて震災津波アーカイブ~希望~】http://iwate-archive.pref.iwate.jp/

■住所:山田町大沢第9地割65番地
*個人宅のため、見学の際にはマナーをお守りください。
■問い合わせ:一般社団法人 山田町観光協会 ☎︎ 0193-65-7901

 

イベント情報

<<GW特集>>

【第40回浄土ヶ浜まつり】 宮古市
開催日■4月27日(土)〜5月6日(月・祝)
場所■浄土ヶ浜
問い合わせ■一般社団法人 宮古観光文化交流協会
☎︎ 0193-62-3534

【ばんぱく~番屋体験博覧会~】 田野畑村
開催日■4月27日(土)〜5月6日(月・祝)
場所■机浜番屋群ほか
問い合わせ■NPO法人 体験村・たのはたネットワーク
☎︎ 0194-37-1211

【第15回 地元漁師によるウニ直売会】 洋野町
*時化の場合中止することがあります
開催日■5月3日(金・祝)
場所■宿戸荷さばき施設
問い合わせ■種市南漁協宿戸実行部会
☎︎ 0194-75-3611

【碁石海岸観光まつり】 大船渡市
開催日■5月4日(土・祝)〜5月5日(日・祝)
場所■碁石海岸レストハウス前大型車駐車場
問い合わせ■碁石海岸観光まつり実行委員会(大船渡市観光推進室)
☎︎ 0192-27-3111

【釜石春まつり】 釜石市
開催日■5月4日(土・祝)〜5月5日(日・祝)
場所■釜石駅前
問い合わせ■一般社団法人 釜石観光物産協会
☎︎ 0193-27-8172

【龍泉洞まつり】 岩泉町
開催日■5月4日(土・祝)〜5月5日(日・祝)
場所■龍泉洞園地
問い合わせ■龍泉洞まつり実行委員会(龍泉洞事務所)
☎︎ 0194-22-2566

<<イベント情報>>

【鵜鳥神社例大祭】 普代村
沿岸に初夏の訪れを告げる鵜鳥(うのとり)神社例大祭。
縁結び、安産のほか海上安全、大漁の神として信仰を集めている神社で、鎌倉時代に始まった山伏神楽の形を受け継ぐ鵜鳥神楽が奉納されます。
開催日■5月12日(日)
場所■鵜鳥神社
問い合わせ■鵜鳥神社社務所
☎︎ 0194-35-2339

【氷上山山開き】 陸前高田市
大漁と豊作を祈願する山として地元で親しまれている、氷上山(ひかみさん)の山開き。晴れた日には山頂から宮城県登米市の金華山まで見渡すことができます。 山頂付近では、約200人分の豚汁のサービスがあります。
開催日■5月12日(日)小雨決行
場所■氷上山中央登山道より登山開始(9:30~)
問い合わせ■
陸前高田市観光交流課
☎︎ 0192-54-2111
陸前高田市観光物産協会
☎︎ 0192-54-5011

【おおつち新山高原ヒルクライム2019】 大槌町
標高約1000mの新山(しんやま)高原山頂をめざしながら、大槌町の美しい自然を満喫できる、三陸地域唯一の自転車ヒルクライム大会。距離約24kmのヒルクライムの部と、約9kmを計測なしで走るパレ―ドの部の2つの種目が用意され、幅広いサイクリストが楽しめるイベントです。
開催日■5月19日(日)
場所■新山高原
問い合わせ■おおつち新山高原ヒルクライム実行委員会
☎︎ 0193-42-5121