第146号(平成31年2月20日)の写真

 1月19日(土)、「岩手の未来を切り拓く 復興道路シンポジウム〜沿岸と内陸を結ぶ釜石道全線開通へ〜」(主催:岩手県・釜石市)を、釜石市民ホールTETTOで開催しました。

 復興支援道路として位置付けられた“東北横断自動車道釜石秋田線”釜石〜花巻(延長約80km)は、本県沿岸と内陸を結ぶ初の高速道路で、本年3月9日の全線開通が予定されており、本シンポジウムは、復興道路等のストック効果や今後への期待を発信することを目的としたものです。

 当日は、発災時、国土交通省東北地方整備局長として被災者救援や復興道路の整備などに多大な尽力をいただいた、政策研究大学院大学 徳山日出男客員教授(元国土交通事務次官)が基調講演を行いました。講演では、「本物の復興を成し遂げるために」と題して、「復興道路・復興支援道路はかつてないスピードで整備が進められているが、これからは道路を活かす方策が重要。物流、観光と並んで、災害の伝承も東北の使命」との話がありました。

 その後、「つながる復興道路、これからの釜石・岩手」をテーマとしたパネルディスカッションでは、釜石で活躍するパネリスト4名が登壇。釜石道がもたらす地域活性化への期待と、これからの地域の課題について意見が交わされました。

 

三陸沿岸道路「釜石山田道路」大槌IC〜山田南ICが開通

 1月12日(土)、国土交通省が整備を進める三陸沿岸道路「釜石山田道路」大槌IC〜山田南IC(延長8km)が開通し、供用が開始されました。

 「釜石山田道路」は、釜石市甲子町の釜石JCTから山田町船越の山田南ICを結ぶ延長23kmの自動車専用道路。

 今回開通した区間は、津波浸水区域を回避して整備されており、これにより大規模災害時でも寸断されない強靭で信頼性の高い道路ネットワークが形成されます。

 また、救急搬送時間が短縮されるほか、流通の利便性の向上により、沿岸の基幹産業である水産業や観光面での地域活性化が期待されます。

 今回の開通で、宮古中央IC〜大槌IC延長約35kmが結ばれ、大槌IC〜釜石北ICは、2019年度開通を予定しています。

 

「気仙小学校」再建

 東日本大震災津波で校舎が全壊した陸前高田市立気仙小学校(児童55人)の新校舎が再建され、1月18日(金)に落成式が行われ、新校舎での3学期が始まりました。

 旧校舎は、最上階の3階まで津波が押し寄せ全壊。震災後は、市内の長部小学校の校舎を借り、2校合同で授業が行われましたが、平成25年4月に両校が“気仙小学校”として統合されました。

 同市気仙町今泉地区の高台に整備された新校舎は、気仙杉などの木材がふんだんに使用され、2階建ての普通教室棟のほか、特別教室棟、体育館、プール、ホールなどで構成。同ホールは、伝統芸能の練習や披露する場所として地域に開放されるなど多目的に使用されます。

 落成式では、児童会長の鈴木愛弓さんが「たくさんの人たちの心がこもった校舎を大切に使っていきたい」と発表。児童たちが、感謝を込めて合唱を披露しました。

 県内の沿岸市町村では、86の公立学校が震災で被災し、再建や修復を進めてきましたが、これにより、被災した全ての公立学校の校舎が再建されました。

 

釜石港「コンテナ取扱量」倍増

 釜石港の平成30年のコンテナ取扱量が、7,608TEU(20フィートコンテナ1個が1TEU)となり、前年実績(3,724TEU)の約2倍になりました。

 古くから鉄鋼関連貨物の取扱いを中心に発展してきた釜石港は、東日本大震災津波で、湾口防波堤や岸壁などに大きな被害を受けました。

 平成29年には大阪府から無償で譲り受けた大型クレーン(ガントリークレーン)の整備により港湾機能が拡充されたほか、岩手県では震災後初となる中国、韓国との外貿定期コンテナ航路の開設などにより、コンテナ取扱量が増加しています。

 平成30年には湾口防波堤の復旧も完了。釜石市は、企業の利用は今後も増えると見込んでおり、2019年の目標を16,000TEUに設定しています。

 三陸沿岸道路や内陸と沿岸を結ぶ復興道路等の完成を控え、物流拠点としてますますの発展が期待されます。

 

大槌高校復興研究会「ぼうさい甲子園」優秀賞受賞

 学校や地域での防災教育や防災活動に取り組む子どもや学生を顕彰する『平成30年度1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」』(主催:兵庫県、毎日新聞社など)の高校生部門で、大槌高校の復興研究会が優秀賞に選ばれました。

 同研究会は、平成25年4月に発足し、生徒の8割が所属。復興の記録を残すために大槌町内約180地点を定期的に撮影する“定点観測班”や復興まちづくりの提言を行う“防災・町づくり班”など5つのグループに分かれ、地域と連携しながら様々な活動を展開しています。

 1月13日(日)、兵庫県公館(神戸市)で開催された表彰式には、同研究会の1、2年生7人が参加。2年生の菅野雅也さんと上山華歩さんが、同研究会の活動を発表しました。

 式典の参加と併せ、生徒らは、ボランティアで大槌町を訪れている大阪府立桜塚高校や豊中市社会福祉協議会をはじめ、定点観測で協力をいただいている神戸大学を訪問し交流を深めたほか、神戸市内を見学し、阪神・淡路大震災と震災からの復興を学びました。

 

岩手県を代表するトップアスリートの皆さんから応援メッセージが寄せられています!

 三陸防災復興プロジェクト2019会期中に開催される、22の事業の1つである『さんりく絆スポーツフェスタ』では、「スポーツの力による復興」をテーマとしたブースを設置し、国内外のトップチーム等による復興支援活動の写真パネル展示や、県ゆかりのトップアスリートの皆さんからの応援メッセージを掲出します。

 プロジェクトの開催趣旨に賛同してくださったトップアスリートの皆さんから力強い応援メッセージをいただきましたのでその一部をご紹介します。

 

宮古の恵みを味わえるご当地丼「瓶ドン」

牛乳瓶に詰まった“宮古の旬の食材”を、自分でほかほかご飯にまるごとかけて食べる体験型のご当地丼は、宮古の新しい名物。現在、市内の5つの店舗でお召し上がりいただけます。

魚彩亭 すみよし <瓶ドン RED HOT> 1,500円
■住所:宮古市栄町2-10 ☎︎ 0193-62-3244
■食材:焼きウニ、イクラ、メカブ、タラ、ホタテ、タコ

レストラン 汐菜 <瓶ドン たらざんまい> 1,500円
■住所:宮古市臨港通1-20 ☎︎ 0193-71-3100
■食材:タラ、水菜、辛子明太子 ※1日10食限定

割烹 おかめ <瓶ドン みやこ> 1,296円
■住所:宮古市末広町1-18 ☎︎ 0193-62-2456
■食材:ホタテ、タコ、マグロ、カンパチ、龍泉洞たまご

浄土ヶ浜レストハウス <鱈のぶっかけ瓶ドン> 1,250円
■住所:宮古市日立浜32 ☎︎ 0193-62-1179
■食材:タラ、イクラ、メカブ、ガゴメ昆布

味処 海舟
■住所:宮古市築地1-1-38 ☎︎ 0193-62-1319
<瓶ドン 花瑠瑠(ホノルル)> 1,300円
■食材:アボカド、オクラ、長芋、トマト、沢庵、納豆
<瓶ドン 白雪(しらゆき)> 1,300円
■食材:タラ、イクラ、メカブ、長芋

季節によって、食材の内容が変わる場合があります
詳しくは<宮古観光文化交流協会





 

イベント情報

【北三陸ご当地鍋街道祭り】 洋野町・久慈市・野田村・普代村
洋野町・久慈市・野田村・普代村の16店舗で、こだわりの鍋料理が楽しめるイベントです。
海の幸が満載の「海賊鍋」や北三陸特産のウニを使った「北三陸うに鍋」など、様々な食材を使用した各店舗オリジナルの鍋を堪能できます。
開催日■12月15日(日)〜 3月31日(日)
場所■洋野町・久慈市・野田村・普代村の参加店舗
問い合わせ■久慈広域観光協議会 ☎︎ 0194-53-5756
参加店舗の詳細 http://kuji-tourism.jp/

【第17回宮古毛ガニまつり】 宮古市
宮古の冬の味覚の代表格である「毛ガニ」の販売や毛ガニの一本釣り、体験セリ市などのイベントのほか、先着300食限定(無料)で毛ガニ汁のお振舞いなどが行われます。
JR宮古駅から会場間の無料シャトルバス、浄土ヶ浜から会場間の無料シャトル遊覧船を利用できます。
開催日■3月3日(日)
場所■宮古市魚市場特設会場
問い合わせ■一般社団法人宮古観光文化交流協会 ☎︎ 0193-62-3534

【まちなか・ありがとう市】 久慈市
毎月18日に開催される「まちなか・ありがとう市」では、久慈市中心市街地の約70店舗が、各店趣向を凝らしたお買い得セールを実施します。
奇数月に開催される抽選会では、参加店でお買い物をすると進呈される抽選券で、久慈市の特産品やお店の逸品が当たります。
開催日■3月18日(月)
場所■久慈市中心市街地
問い合わせ■久慈商工会議所 ☎︎ 0194-52-1000

【リアス線記念列車乗車公募のお知らせ】
三陸鉄道の「リアス線」、盛駅(大船渡市)から久慈駅間約163kmが誕生。
これにともない、記念列車乗車の公募が行われます。

■運行日:3月23日(土)
■応募要領: どなたでも応募可(※小学生以下は保護者の同伴が必要)
■応募方法: 通常はがきのみ(※1通につき4名までご応募可)
■応募はがきへの記載事項:
住所(郵便番号含む)・名前・年齢・電話番号・希望コース名・乗車希望人数
※乗車希望の全ての方のお名前と年齢をご記入ください
■応募締切:2月28日(木)必着
■応募先:
〒027-0076 岩手県宮古市栄町4番地 三陸鉄道株式会社 旅客営業部
■発表: 当選者の方のみに郵送で3月5日を目途に発送します
■問い合わせ:三陸鉄道株式会社 旅客営業部 ☎︎ 0193-62-8900

≪Aコース・募集人員40名≫
釜石駅11:40→宮古駅13:22
宮古駅15:25→釜石駅16:57

≪Bコース・募集人員80名≫
釜石駅14:30→宮古駅15:59
宮古駅17:25→釜石駅18:51

≪Cコース・募集人員80名≫
宮古駅12:00→釜石駅13:30 
釜石駅15:18→宮古駅16:49

≪Dコース・募集人員80名≫
宮古駅14:15→釜石駅15:47
釜石駅16:28→宮古駅17:56

※各コースとも、折り返し運転となり、釜石駅、宮古駅のみ乗り降りが可能。
※その他の駅 での乗り降りはできません。また、片道のみのご乗車はできません。

【~三陸鉄道の一貫運行開始を記念した歓迎イベント~】
■ 三陸鉄道開通イベント(仮)(大槌町)■
日時■3月23日 (土)~3月24日 (日)
場所■大槌駅前
問い合わせ■大槌町総合政策課 ☎︎ 0193-42-8724

■ みやこ夢レールフェスタ(宮古市)■
日時■3月24日(日)
場所■宮古駅前広場
問い合わせ■みやこ夢レール創造事業実行委員会事務局(宮古市観光課内) ☎︎ 0193-62-2111

■ 三陸鉄道開通イベント(仮) (釜石市)■
日時■3月24日(日)
場所■釜石駅前、鵜住居(うのすまい)駅前
問い合わせ■釜石市生活安全課 ☎︎ 0193-27-8451

 

未来へのメッセージ

 東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に関する多くの教訓が残されています。
 将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

三浦 達夫さん
釜石市
釜石観光ガイド会会長

【経験を引き継ぐ防災教育を】
 釜石市では、震災前から専門家を招いて実践的な防災教育が行われてきました。

 東日本大震災津波の発災時には、鵜住居地区の釜石東中学校の生徒は自主的に避難行動を起こしただけでなく、避難所の清掃や、避難者の名簿を作成し張り出すなど、「助けられる側ではなく、助ける側にもある」との意識を持って、防災教育から学んだことを実践しました。

 震災から8年が経ち、震災を知らない子どもたちもいます。経験を伝えるだけでなく、防災の意識を引き継ぐためにも防災教育を浸透させることが重要です。

<釜石観光ガイド会 information>

 震災からの教訓・防災学習を目的としたガイドのほか、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つである「橋野鉄鉱山」や関連施設、史跡関係などのガイドを行っています。

■案内コース:
・震災からの防災学習コース
・鉄のふるさと探訪コース
・世界文化遺産「橋野鉄鉱山」コース

■活動時間:9:00~17:00(通年)
■休日:お盆期間、年末年始
■料金:¥3,000/3時間コース
・ガイド1名で40名(観光バス1台)までご案内します。
・所要時間はコースによって異なります。
・要望によりコース設定可能。
■予約方法:原則として8日前までに要予約
・TEL、FAX、メールで受付。
*FAX、メールでの予約は、ホームページの申込書フォームをご利用ください。

■問い合わせ・申し込み■
釜石観光総合案内所
TEL:0193-22-5835(受付9:00~18:00) FAX:0193-31-1166
メール: kamaishi-kankou@bz04.plala.or.jp
ホームページ:http://www.kamaishi-kankou.sakura.ne.jp