第145号(平成31年1月25日号)の写真

【全体会】12/16 盛岡市
 16日(日)、エスポワールいわて(盛岡市)を会場に、“未来のための伝承・発信~復興の今を伝え、みんなの力で復興を推進” をテーマに全体会が行われ、県内外から約120人が参加。

 達増知事が「東日本大震災津波の事実を踏まえた教訓を伝承し、防災文化を醸成していくとともに、復興に取り組む姿を積極的に発信することで、復興への理解を深め、継続的な復興への参画を促進していきたい」と挨拶しました。

 続いて、民俗学者の畑中章宏氏が“「災害民俗学」の果たすべき役割~未来のための伝承・発信” と題して基調講演を行い、古くから日本各地で、災害の教訓や記憶が伝えられてきた知恵から学び、これからの伝承のあり方を考えていく必要性を訴えました。

 その後、岩手大学大学院教育学研究科准教授の森本晋也氏、東北大学災害科学国際研究所准教授の柴山明寛氏、一般社団法人防災ガール代表理事の田中美咲氏をパネリスト、株式会社IBC岩手放送の江幡平三郎氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションを行いました。震災教育、防災教育や、アーカイブの構築、防災啓発の取組など、それぞれの取組を発表した後、未来に向けた震災の記憶の伝承や防災活動のあり方などについて意見が交わされました。

【内陸報告会】12/17 盛岡市
 17 日(月)、エスポワールいわて(盛岡市)で行われた内陸報告会では、上野善晴県政顧問が“東日本大震災津波からの取組”と題し、基調講演を行いました。また、静岡県、群馬県、奈良県、川崎市、埼玉県、神奈川県からの応援職員による活動報告が行われました。

【沿岸報告会】12/17 宮古市
 17日(月)、宮古市で行われた沿岸報告会では、参加者が、復興関連道路や宮古港海岸藤原地区防潮堤の工事現場をバスで訪れ、工事担当の長野県応援職員から工事の概要、進捗状況などについて説明を受けました。

 その後、イーストピアみやこでの「関係人口」をテーマにした「Fw:東北Weekly特別編」(復興庁主催)では、参加者が意見を交換するワークショップやパネルディスカッションが行われるなど、三陸の“これから”について考える機会となりました。

 

市内全ての災害公営住宅完成

 釜石市が整備する「浜町復興住宅」(31戸)が完成し、12月19日(水)、竣工式が行われました。

 これにより、県整備分と合わせて市内すべての災害公営住宅、47団地、計1,316戸の建設が完了しました。

 同住宅は、釜石港に近い津波浸水地域を約7メートルかさ上げし建設されたもので、鉄筋コンクリート造り5階建て。全戸海側に面し、1LDK20戸、2LDK11戸で構成され、最上階には、約60平方メートルの集会室を設け、災害時には一時避難場所として活用されます。

 また、単身世帯を住民同士で見守り合えるように、1LDKを2LDKで挟むように部屋の配置が考慮されているほか、敷地内には、公園とコミュニティ広場が整備されました。

 式典で、野田釜石市長は「最初の復興住宅の完成から、5年9ヶ月で、全ての復興住宅が完成した。被災された皆さんが安心して生活できるよう、希望が持てる環境を作っていかなければならない」と挨拶しました。

 

「気仙大橋」交通切り替え開始

 気仙川(陸前高田市気仙町)に架かる国道45号の「気仙大橋」は、東日本大震災津波により流失しましたが、復旧工事が完了し、12月17日(月)午後9時に新しい橋に交通が切り替わりました。

 被災した気仙大橋は、国道45号「高田バイパス」の整備に合わせて建設され、陸前高田市と気仙沼市(宮城県)を結ぶ重要な役割を担っていましたが、津波で橋が破壊され、鋼鉄製の橋げたが上流に約300メートルも押し流されてしまいました。

 発災後の2011年7月には気仙大橋仮設橋が完成。2014年2月、本設橋に着工し、震災から7年9カ月を経ての復旧となりました。

 新たな橋は、延長201メートル、幅15.5メートル、路面の高さは海面高12メートルで、東日本大震災クラスの津波でも浸水しないように設計され、車道の両側には幅3.5メートルの歩道が設けられました。

 陸前高田市街地を結ぶ新たな橋の完成により、両岸のまちづくり整備が進み、新しい中心市街地が一日も早く形成されることが期待されます。

 

「手しごと絆フェア」「りあすぱーくマルシェ」開催

 東日本大震災津波からの復興支援を目的に、パルクアベニュー・カワトク(盛岡市菜園)で、被災地で暮らす人たちによる手しごと品の共同販売会「第11回手しごと絆フェア」(主催:colle-color)と、岩手県三陸の商品の販路開拓を目的とした共同販売会「りあすパークマルシェ」(主催:さんりくチャレンジ推進事業受託コンソーシアム)が開催されました。

 1月5日(土)から8日(火)まで開催された「手しごと絆フェア」は、平成25年から毎年継続して開催されているもので、県内の被災者や支援者8団体が、手作りの手芸品や工芸品、雑貨などを出品・販売し、6日(日)から8日(火)まで開催された「りあすぱーくマルシェ」では、沿岸地域の14事業者が、加工品を中心に自社の商品を販売しました。

 両会場を訪れた保副知事は、出展者らを激励し「ここでの買い物には、被災された方々を応援しようという意味合いがある。震災により販路を失った方の商品のお披露目の場でもあるので、多くの方に買い物を楽しんでほしい」と話しました。

 

「三陸防災復興プロジェクト2019」運営計画が決定しました!

 2018年12月19日(水)、三陸防災復興プロジェクト2019実行委員会総会が開催され、運営計画が決定しました。

 今回決定した運営計画では、2019年6月1日~8月7日までの会期中に実施する防災復興シンポジウムやお祭り、文化芸術、食、スポーツ、三陸鉄道などに関する多彩な事業を紹介しています。

 復興支援でつながりのある坂本龍一氏、佐渡裕氏、八神純子氏、小林武史氏などにもご出演いただく予定ですので、お楽しみに。

詳しくは、三陸防災復興プロジェクト2019 公式ホームページ
https://sanriku2019.jp/>を御覧ください。

 また、三陸防災復興プロジェクト2019のロゴマークも決定しました。
 このロゴマークは、三陸の「三」を「羽」に見立て、新しい三陸の創造に向かって力強く羽ばたく三陸の姿を表現しており、色は、上から順に、清々しい未来を感じさせる明るい空、美しく豊かな三陸の海、三陸の人々の活力と活気を表しています。

 

平庭高原スキー場

 東に太平洋、西に岩手山の雄大な眺望と、広大な白樺林の中を滑りぬける爽快さを味わえます。
 雪質は、東北屈指のパウダースノーで、変化に富んだ全10コースは初心者から上級者まで楽しめます。
また、スノーボードも全面滑走可能で、ハーフパイプコースも利用できます。

■営業期間:12月15日(土)〜3月31日(日)
■営業時間:9:00 〜16:00
■コース&リフト:リフト:3本 コース:10コース
■リフト料金
<1日券>
▶︎ 一般2,500円(土・日・祝日)、2,000円(月~金)
▶︎ 児童・生徒・60歳以上1,800円(土・日・祝日)、1,000円(月~金)
<午前券>9:00~13:00 <午後券>12:00~16:00
▶︎ 一般1,300円
▶︎ 児童・生徒・60歳以上1,000円
*幼児のリフト料金は無料(但し、必ず保護者の同伴が必要)
*スキーセット、スノーボードセット、ウエアのレンタル有
*2/9までの毎週土曜日 無料送迎バス運行有
(久慈駅前・細谷地ガソリンスタンド9:00発、平庭高原スキー場15:30発)

■問い合わせ:平庭高原スキー場:
☎0194-72-2944
久慈市山形町来内20-13-1

 

イベント情報

【三陸鉄道「洋風こたつ列車」】 南リアス線
※ 運行日:土・日・祝日
※ 乗車、ランチ・スイーツは予約が必要
新たな観光列車「洋風こたつ列車」が登場。車内ではハイカラさんによる紙芝居や郷土芸能虎舞の披露、絵馬用ホタテ貝が販売されます。
開催日■1月26日(土)〜2月11日(月・祝)
場所■三陸鉄道南リアス線 盛駅~釜石駅
問い合わせ■三陸鉄道株式会社 釜石駅
☎︎ 0193-22-1616 (9:00~18:00)

【北三陸くじ冬の市】 久慈市
久慈の新鮮な海の幸・山の幸はもちろん、里の恵みをまるごと楽しめる冬の市。
地元の特産品やグルメが味わえるほか、みんなで楽しめるイベントなど、ふるさとの魅力盛り沢山です。
開催日■2月3日(日)
場所■久慈市中心市街地
問い合わせ■
北三陸くじ冬の市実行委員会
(久慈市観光交流課内)
☎︎ 0194-52-2123

【三陸・大船渡第22回つばきまつり】 大船渡市
世界13か国、約550 種類のツバキが展示され、豪華に競演します。
まつり期間中の日曜日には、椿油の搾油体験や椿クレープの販売などツバキにちなんだ催しも行われます。
開催日■2月3日(日)〜3月24日(日)
場所■世界の椿館・碁石
問い合わせ■
つばきまつり実行委員会事務局
(大船渡市農林水産部農林課内)
☎︎ 0192-27-3111

【平庭高原スキー場まつり(花火大会)】 久慈市
平庭高原スキー場で行われる真冬の一大イベント。
白樺のステージを彩る冬の花火大会や熱気あふれる催しが行われるほか、久慈地域の郷土料理などが味わえるコーナーもあります。
開催日■2月9日(土)
場所■平庭高原スキー場
問い合わせ■
平庭高原スキー場まつり実行委員会事務局
(久慈市役所山形総合支所産業建設課内)
☎︎ 0194-72-2129

【三陸国際芸術祭プログラム「宮古 日々に宿ル」】 宮古市
被災した三陸地域の郷土芸能や文化芸術の魅力を生かした創造的な復興を目的として 、神楽の鑑賞や踊りのワークショップ、芸能鑑賞や芸能交流、三陸鉄道での芸能ツアーなどが行われます。
開催日■2月9日(土)〜2月11日(月・祝)
場所■イーストピアみやこ交流プラザ/宮古市民文化会館/旧小国出張所ほか
問い合わせ■三陸国際芸術祭事務局
☎︎ 0192-22-9830 (平日10:00-18:00)

【おおつちバラエティーショー第6回公演】 大槌町
大槌町民と復興に携わる町外出身者、演劇を通じたプチ移住(Vターン)経験者や同町を応援する演劇・音楽・絵画アーティストのコラボレーションによる「愛と笑いと涙ありのコメディー劇」をメインに、様々な団体がエンターテインメントショーを創り上げます。
開催日■2月24日(日)
場所■大槌町文化交流センター「おしゃっち」
問い合わせ■
おおつちバラエティーショー実行委員会
(大槌町観光交流協会内)
☎︎ 0193-42-5121

 

未来へのメッセージ

 東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に関する多くの教訓が残されています。
 将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

二橋 守さん
三陸鉄道
三陸鉄道株式会社 運行本部 旅客営業課長

【「想定外」にならないよう】
 三陸鉄道の震災学習列車では、車窓から沿線被災地域を次々に見ることができ、広範囲に渡る被災地域ごとの復興の状況をご案内しています。

 長いトンネルの中では、車内を暗くすることで、お客様にがれきの中での状況を実感し、救助を求める感覚を体験してもらうことで、防災グッズの笛やライトの重要性を伝えています。

 災害では、想定外のことが起きて当たり前と思われがちですが、自分の命を守るためにも「想定の幅」を広げることが重要です。

 将来の地震や津波に備えるためにも、東日本大震災津波の教訓を参考にしてほしいと思います。

<震災学習列車 information~東日本大震災のあの時、そして今~>

 被災地の「今」を列車で移動しながら、「見て」「聞いて」「感じて」いただき、防災のお役にたてればと思い「震災学習列車」を運行しています。

今だからこそ見えるものがある 今だからこそ学べることがある
■完全予約制
■内容
三陸鉄道社員または沿線住民が、車内で震災の状況などをご案内します。被災状況をご覧いただける場所では、一旦停止または徐行運転をいたします。
■運行区間
1)北リアス線 田野畑駅-久慈駅
2)南リアス線 盛駅-釜石駅
*2019年3月23日のリアス線全線開通に合わせて、釜石駅-宮古駅間の運行を予定しています。
■料金(1車両貸切・税込)
・県内団体:一般車両35,000円
・県外団体:一般車両43,000円
*座席定員は48名~58名 (車両タイプにより、座席数が異なります)
■発着時間
臨時列車となるため、発着時間は問い合わせください。
■問い合わせ・申し込み■
三陸鉄道株式会社 旅客営業部
TEL:0193-62-8900 (3/23からは0192-62-7000・0192-62-7727)