第144号(平成30年12月20日)の写真

 一般国道340号の遠野市土淵町と宮古市小国を結ぶ立丸峠工区道路改良工事(総延長約5.2キロメートル)で最後となる「立丸第一トンネル」の工事が完了し、11月29日(木)、完工式が行われました。

 同区間は、東日本大震災津波発災時、沿岸の一般国道45号が通行止めとなる中、後方支援拠点となった遠野市と沿岸を結ぶ道路として大きな役割を果たしましたが、道路幅が狭く、急カーブ、急勾配が続くほか、異常気象時や積雪などによる通行止めなどが度々発生し、交通の難所となっていました。

 一般国道340号は、三陸沿岸道路などの「復興道路」を補完する「復興支援道路」に位置付けられており、今回の開通で交通の安全性が高まるとともに、同区間の所要時間が約6分短縮され、緊急時の支援や観光による地域活性化に寄与することが期待されます。

 

「いわて三陸復興フォーラムin埼玉」開催

 11月17日(土)、岩手県が主催する「いわて三陸復興フォーラムin埼玉」がさいたま市で開催されました。
 今回のフォーラムは「三陸の『今』を伝える、三陸の『未来』とつながる」をテーマに掲げ、約300名の方々が参加しました。

【知事対談】
 達増知事の開会の挨拶の後、達増知事と上田埼玉県知事による対談が行われ、埼玉県や全国知事会の復興支援の取組について振り返りながら、大規模災害発生時の自治体連携の必要性や平時から連携・協力することの重要性について意見交換を行うとともに、岩手県釜石市と埼玉県熊谷市も開催地の一つとなっているラグビーワールドカップ2019™や三陸防災復興プロジェクト2019、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした両県の交流の促進を来場者に呼びかけました。

【パネルディスカッション】
 続いて、「三陸とつながる、地域間の交流を深める」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、藤沢烈氏(一般社団法人RCF代表理事)をコーディネーターに迎え、手塚さや香氏(釜石リージョナルコーディネーター協議会(釜援隊))、柳澤亮氏(NPO法人遠野まごころネット理事)、越戸浩貴氏(一般社団法人マルゴト陸前高田理事)、中村一郎氏(三陸鉄道株式会社代表取締役社長)の4名が、これまでの取組について紹介した後、三陸地域の魅力や地域間の交流がもたらす効果について意見を交わしました。

【クロージング】
 クロージングでは、被災地でサッカー教室を開催するなど、子どもたちの心の復興の支援に取り組むJリーグの浦和レッズを代表して、山田町に縁がある内舘秀樹氏(浦和レッズ育成コーチ)から達増知事にレッズ全選手のサイン入りメッセージフラッグが贈呈されました。

 

独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団」メンバー募集中!

 11月24日(土)、唯一決まっていなかった敗者復活予選優勝チームがカナダに決定したことで、「ラグビーワールドカップ2019™️日本大会」釜石会場で試合を行うチームが全て決定しました。

 大会を盛り上げるため、ラグビーワールドカップ2019釜石開催実行委員会では、岩手・釜石ならではの「おもてなし」や地域の盛り上げをオール岩手で行う独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団」のメンバーを募集しています。

 すでに活動を開始している「いわて・かまいしラグビー応援団」は、大会の機運醸成のため盛岡市内でラグビーボールのパスリレーを行ったり、大会会場の釜石鵜住居復興スタジアム周辺の清掃を行ったりと精力的に活動しています。

 年齢や居住地を問わずどなたでも参加できますので、ぜひご参加ください!

詳しくは いわて・かまいしラグビー応援団

■問い合わせ■
・釜石市RWC2019推進本部事務局
☎ 0193-27-8420
・岩手県文化スポーツ部RWC2019推進室(釜石市駐在) 
☎ 0193-22-7522

 

「平成30年度三陸ジオパークフォーラム」開催

 青森県八戸市から岩手県沿岸地域、宮城県気仙沼市までの沿岸16市町村で構成される三陸ジオパーク推進協議会が主催する「平成30年度 三陸ジオパークフォーラム」が、11月16日(金)と17日(土)の2日間にわたり、久慈地域を中心に開催されました。

 16日(金)には、八戸市~階上町(青森県)、洋野町~普代村、久慈市の3コースに分かれ、三陸ジオパーク認定ガイドによる案内で、ジオパークの魅力を体験するツアーが行われました。

 17日(土)には、久慈グランドホテルで、群馬県のジオパーク下仁田協議会長の原秀男下仁田町長が基調講演を行ったほか、久慈市立三崎中学校生徒らの「ジオパーク授業の取り組み」の発表や地元ガイドによる活動事例が紹介されました。

 同フォーラムの開催により、地域の大切な資源を再確認するとともに、広大なエリアを有する三陸ジオパークの地域間の連携を深める良い機会となりました。

 

釜石市民劇場公演、新ホールで復活

 11月10日(土)、11日(日)の両日、東日本大震災復興記念公演・第32回釜石市民劇場「伝説 浜の孝子(こうし)両石村庄助と鐘」が、釜石市民ホール“TETTO(テット)”で上演されました。

 1986年に旗揚げされた同市民劇場は、東日本大震災津波で、活動拠点であった釜石市民会館が被災し、衣装や道具などが全て流出。2013年からは、同市鈴子町の大型テント・シープラザ遊を会場に公演を行ってきましたが、昨年12月に新しい釜石市民ホールが完成したことから、劇場での公演が復活しました。

 演目は、1997年の第12回公演「漁(すなどり)の孝子」のリメーク作品。江戸中期の南部藩大槌領両石村(現:釜石市両石町)を舞台に、主人公・庄助を中心に海を糧に生きる人々の姿が描かれたもので、釜石民謡保存会と柳家細川流舞踊が特別出演し、歌や踊りで舞台を盛り上げました。

 両日の公演には約600人が来場し、同市民劇場の「劇場公演」の復活とキャストらの熱演に大きな拍手を送りました。

 

「三陸ジオパークフォトロゲイニングフェスティバル」

 三陸防災復興プロジェクト2019会期中に開催される多くの催事や取組の中から、今回は三陸ジオパークやみちのく潮風トレイルをテーマとした「三陸ジオパーク フォトロゲイニングフェスティバル」を紹介します。

 フォトロゲイニングとは、地図をもとに、時間内にチェックポイントの得点を集めるスポーツです。チームで作戦を立て、見本と同じ写真を撮れば得点ゲット。チェックポイントによって得点が異なり、合計点の高いチームが上位です。ランニングやウォーキングなど、参加者自身のペースで自由に競技できるため、幅広い年齢層の方が楽しめます。

 いわて三陸が誇る自然資源と、沿岸地域のあふれる魅力を感じてもらおうと、現在準備を進めています。2019年、たくさんの方々のご参加をお待ちしております!
(2019年3月から受付開始予定)

 

新年を船上で迎える「洋上クルージング」

岩手県を代表する景勝地・北山崎で、一年の始まりを洋上で迎える「北山崎断崖クルーズ観光船 初日の出号」と、本州最東端での「みやこ浄土ヶ浜遊覧船 洋上遥拝クルージング」をご紹介します。

【北山崎断崖クルーズ観光船 初日の出号】田野畑村
運航日■ 平成31年1月1日(元旦)
時間■ 島越港 6:30出航~7:15頃到着(通常運航と異なります)
運賃■ 大人1,460円 子供730円
問い合わせ■
北山崎断崖クルーズ ☎︎ 0194-33-2113
ホテル羅賀荘 ☎︎ 0194-33-2611

【みやこ浄土ヶ浜遊覧船 洋上遥拝クルージング】宮古市
運航日■ 平成31年1月1日(元旦)
時間■ 浄土ヶ浜桟橋 6:30出航~7:30頃到着
運賃■ 大人2,000円 子供1,300円
問い合わせ・予約■
みやこ浄土ヶ浜遊覧船 ☎︎ 0193-62-3350
※ 完全予約制(募集定員250名定員になり次第、締切)

 

イベント情報

【三陸鉄道「初日の出号・初詣号」】 北リアス線
<久慈発コース【お座敷列車 初日の出号】>
開催日■1月1日(火)
行程■
久慈駅発6:05→野田玉川駅ホーム(太平洋から昇る初日の出を遥排)→普代駅→鵜鳥神社(初詣)→普代駅→久慈駅着10:10
募集人員■45名(定員になり次第締切)
代金■大人4,500円 小人3,000円

申し込み・問い合わせ■三鉄ツーリスト本社営業所
☎︎ 0193-62-8900(受付時間 10:00~17:30)

<宮古発コース【レトロ列車 初詣号】>
開催日■1月1日(火)
行程■
宮古駅発9:29→普代駅→鵜鳥神社(初詣)→普代駅→宮古駅着13:00
募集人員■45名(定員になり次第締切)
代金■大人4,900円 小人3,500円

申し込み・問い合わせ■三鉄ツーリスト本社営業所
☎︎ 0193-62-8900(受付時間 10:00~17:30)

【三陸鉄道「三鉄初日の出号」】 南リアス線
<盛駅発コース【三鉄初日の出号】>
開催日■1月1日(火)
行程■
盛駅発6:15→吉浜駅(民宿川古荘前で停車・初日の出遥拝)→唐丹駅→天照御祖神社で団体祈祷→唐丹駅→甫嶺駅(権現舞見学)→恋し浜駅(駅舎見学)→盛駅着8:50
募集人員■40名
申込締切■12/29(土)ただし、定員になり次第終了
代金■大人4,500円 小人2,500円

申し込み・問い合わせ■三陸鉄道盛駅
☎︎ 0192-27-1504(受付時間 9:00~17:00)

【第11回手しごと絆フェア】 盛岡市
手しごとを通して被災者支援に取り組んでいる8つの団体が、温もりあふれる手しごと作品を共同で販売します。商品お買い上げの方を対象に、各団体が提供する景品が当たる福引抽選会も行われます。
開催日■1月5日(土)〜1月8日(火)
場所■パルクアベニュー・カワトク1階エレベーターホール
問い合わせ■一般社団法人SAVE IWATE
☎︎ 019-601-6482

【りあすぱーくマルシェ】 盛岡市
三陸沿岸の事業者が手がける商品が一同に集まる物産展です。いわて三陸の魅力をギュッと詰め込んだ、自慢の海の幸、乳製品、工芸品などが勢揃いします。
開催日■1月6日(日)〜1月8日(火)
場所■パルクアベニュー・カワトク7階ロイヤルルーム
問い合わせ■さんりくチャレンジ推進事業受託コンソーシアム(一般社団法人 SAVE IWATE)
☎︎ 090-6782-7667

【龍泉洞「ナイトケイブ」】 岩泉町
通常営業終了後、午後5時から午後8時に、夜の龍泉洞を探検する「ナイトケイブ」(初心者向けのもの)が体験できるほか、第三地底湖ではボート乗船体験が行われます。
*完全予約制 (1/11申込締切)
開催日■1月19日(土)
場所■龍泉洞
代金■大人3,000円 子供1,500円(入洞料込)
問い合わせ■龍泉洞事務所
☎︎ 0194-22-2566

【第2回 宮古・下閉伊冬の産直&真鱈まつり】 宮古市
宮古の新たなブランド「真鱈」をはじめとする生鮮・加工食品などの販売や、餅やわかめ、鱈せんべいなどの「恵比寿まき」や「鱈汁早食い競争」、底曳網漁船の船内見学会などが行われます。
開催日■1月27日(日)
場所■宮古市魚市場
問い合わせ■冬の産直&真鱈まつり実行委員会(宮古水産振興センター)
☎︎ 0193-64-2214

 

未来へのメッセージ

 東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に関する多くの教訓が残されています。
 将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

貫牛 利一さん
久慈市
久慈広域観光協議会観光コーディネーター

【避難行動をルールとして意識する】
 防災訓練は「訓練」だと思うのではなく、実際に起きることとして参加することが大切です。「津波警報が出たら高台へ逃げる」という当たり前のことを「ルール」として守らなければなりません。基本的なルールを守るか、「大丈夫だろう」と自分の判断でルールを守らないかで生死が分かれます。

 東日本大震災津波から8年近くが経ち、震災の学習から防災の学習にシフトする中、「北いわて・学びのプログラム」では、お客様のリクエストに合わせ、それぞれの地域の特徴を交えた内容を提供しています。地域の成り立ち、震災の経験、復興への取組など、自分のことと受け止めて意識を高めることが重要です。

<北いわて・学びのプログラムinformation>

久慈広域観光協議会では、「文明社会」と「地球・自然」と向き合い、東日本大震災からの「学び」を後世に「引き継ぐ」ことを目的に、岩手県沿岸北部4市町村(洋野町・久慈市・野田村・普代村)エリアで「北いわて・学びのプログラム」を行っています。

【洋野町編】
・種市防波堤と明治・昭和三陸津波の碑の見学・案内
・食の匠による地元食材「天然ホヤ」を活用した取組説明・案内
・「稚ウニ」生産の栽培センターの取組説明・案内 等

【久慈市編】
・北限の海女による「漁」、「津波」の話、湾口防波堤の見学
・久慈地下水族科学館「もぐらんぴあ」と海の関わりと再生に向けた取組説明 等

【野田村編】
・塩づくりの村/塩づくり再生への取組説明・案内
・野田湾での育てる漁業と大津波/ホタテ養殖再生への取組説明・案内 等

【普代村編】
・普代水門の建設経緯と大津波の歴史(現場見学と取組説明)
・発災時の水門閉鎖等の状況と村の対応状況(現場見学と取組説明) 等

■問い合わせ・申し込み■
久慈広域観光協議会
TEL:0194-53-5756 FAX:0194-66-8006
E-mail:info@kuji-tourism.jp