第141号(平成30年9月20日)の写真

 ラグビーワールドカップ2019™日本大会の会場の1つとなる「釜石鵜住居復興スタジアム(釜石市鵜住居地区)」が完成しました。

 同地区は、津波の際の鵜住居小学校や釜石東中学校の児童生徒の避難行動により、防災を象徴する場所として広く注目され、スタジアムは、同小中学校の跡地に整備されたものです。

 8月19日(日)には、「リポビタンD 釜石鵜住居復興スタジアム オープニングDAY」が開催され、釜石高校2年の洞口留伊(るい)さんが「釡石は、世界とつながる。釡石のために支援をしてくれた世界中の人たちに感謝の思いを伝える」と力強くキックオフ宣言を行い、メモリアルマッチとして「釜石シーウェイブスRFC vsヤマハ発動機ジュビロ」戦が行われ、スタジアムの完成により、ラグビーの街・釜石の新たな歴史がスタートしました。

 

「三陸防災復興プロジェクト2019」プレイベント開催

 8月18日(土)、「三陸防災復興プロジェクト2019」プレイベントが、釜石市民ホールTETTO (釜石市大町)で開催され、およそ700人が来場しました。

 同プロジェクトは、来年6月1日から68日間、本県沿岸部の13市町村を会場に開催するもので、復興に取り組んでいる地域の姿を伝え、国内外からの復興への支援に感謝するとともに、日本国内はもとより世界の防災力向上にも貢献することなどを目的としています。

 プレイベントでは、達増知事と大槌高校の生徒が「東日本大震災津波から得られた教訓を世界、次世代に伝え、国内外の防災力向上に貢献します」とプロジェクトの実施を宣言。郷土芸能や合唱・合奏なども披露され、復興への決意を新たにしました。

【三陸防災復興プロジェクト2019】
2019.6.1 SAT-8.7 WED
三陸がつながる。
日本各地や世界とつながる。
ひとつになって 更に前に進む。

■会場■ 岩手県沿岸部の13市町村
宮古市、大船渡市、久慈市、陸前高田市、釜石市、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、野田村、洋野町

公式HPにて、PR動画を公開しました>>>三陸防災復興プロジェクト2019

 

東日本大震災津波伝承館の愛称「いわてTSUNAMIメモリアル」に

 8月23日(木)、岩手県が、陸前高田市高田松原地区に整備を進めている「東日本大震災津波伝承館」の愛称が、応募件数893件の中から、高田高校(陸前高田市)1年の菅野由夏さんの作品を原案に「いわてTSUNAMIメモリアル」に決定しました。(注)「TSUNAMI」に「つなみ」とルビ

 菅野さんの応募作品は「津波メモリアル高田館」。震災を知らない子たちにも施設のことを知ってほしい」との思いから考案されました。

 この原案をもとに、海外に向けた発信施設でもあることから「津波」を「TSUNAMI」とし、分かりやすくルビふるなど、県が補作して、決定しました。

 同施設は、高田松原津波復興祈念公園の新しい道の駅内に整備し、来年9月のラグビーワールドカップ2019™釜石開催前の開館を目指しています。

 

JR山田線 宮古~釜石間で試験走行開始

 JR東日本が、復旧工事を進めているJR山田線宮古~釜石駅間(55.4キロメートル)で、7月18日(水)、大槌川橋りょうの軌道敷設工事が完了。このことで全区間のレールがつながり、8月21日(火)から試験走行が始まりました。

 ディーゼル機関車を使用し、宮古~釜石間で行われている試験走行は、線路や橋の強度を確認するためのものです。

 同区間は、東日本大震災津波で線路が約8.5キロメートルにわたって流失し、6橋りょう、7駅が損壊しましたが、JR東日本が復旧する、磯鶏駅、津軽石駅、織笠駅、浪板海岸駅、鵜住居駅については9月末までに完成する予定です。

 10 月以降は、完成した鉄道施設の検査などを行い、2019年1 月以降は、鉄道施設の安全性などについて最終確認を行う試運転を実施。2月以降には、三陸鉄道による訓練運転が行われる予定です。

 

「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2018」開催

 8月25日(土)、岩手県は「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2018」を、イオンモール盛岡(盛岡市)で開催しました。

 これは、県内での6次産業化や農商工連携の推進、県産農林水産物の需要拡大を図ることを目的に、県産農林水産物を使用し、その特性を生かした加工食品を紹介、表彰するもので、今年度は新たに3つの特別賞を新設。

 31団体計32点の加工食品が出品された中、最優秀賞に選ばれた藤勇醸造株式会社(釜石市)の「五穀甘糀」をはじめとして、津波で大きな被害を受けた沿岸地域の団体が多くの賞を獲得し、沿岸地域の産業の再生を強く感じる一日となりました。

【 沿岸地区の主な受賞者 】
■最優秀賞■
「五穀甘糀」:藤勇醸造株式会社(釜石市)
■ラガーそばっち特別賞■
「米粉ぱすたスナックセット」:ひころいちファーム(陸前高田市)
■三陸防災復興プロジェクト2019特別賞・優良賞■
「北限のゆずともろみのドレッシング」:株式会社八木澤商店(陸前高田市)
■さんてつ特別賞・優秀賞■
「トマさんソース」:非営利型一般社団法人かたつむり(大船渡市)

グランプリの結果>>> http://www.pref.iwate.jp/nourinsuisan/hanro/068007.html

 

田野畑村の子どもたちが全国舞台で郷土芸能を披露

 8月20日(月)、「ぼくたち、わたしたちのニッポンの祭り2018」 (主催:文化庁、公益社団法人全日本郷土芸能協会)が、日本青年館ホール(東京都新宿区)で開催されました。

 これは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラムの一環として行われたもので、郷土芸能の伝承活動に取り組む全国8団体の子どもたちが参加しました。

 岩手県からは、復興支援枠として、田野畑村の「大宮神楽」が参加。「大宮神楽」は、県が指定する無形民俗文化財で、テンポが速く、三拍子のリズムに乗りダイナミックに舞うのが特徴。同日は、大宮神楽伝承保存会の児童8人が、子孫繁栄を願う演目「綾遊び」を元気に披露しました。

 その他、北海道、埼玉県、愛知県、島根県、長崎県、熊本県からの団体に加え、東京都に在日する海外団体が「インドの古典舞踊」を披露し、郷土芸能を通して、ふるさとの魅力を発信しました。

 

日本最長の鍾乳洞「安家洞」

 日本三大鍾乳洞のひとつとして知られる岩泉町の龍泉洞から約18キロメートル北に位置する安家洞(あっかどう)は、総延長23,700メートルで、日本最長とされる国の天然記念物の鍾乳洞です。
 内部に1,000カ所以上の複雑な分かれ道があり「迷宮型鍾乳洞」と呼ばれています。
 入り口から500メートルまでの通路を一般公開していますが、このほか洞内には「安家洞ミニ迷宮探検エリア」があり、暗闇の中、探検ができることから子どもたちに人気があります。

■営業期間■ 4月中旬~11月下旬(冬期間は閉洞)
■営業時間■ 9:00~16:00 (8/1~8/31は9:00~16:30)
■料金■
大人(高校生以上):1,000円
小・中学生:600円/幼児:無料
■住所■ 岩手県下閉伊郡岩泉町安家字日蔭161-1
■問い合わせ■ 安家洞観光開発有限会社 ☎︎ 0194-24-2011

 

 

イベント情報

【龍泉洞秋祭り】岩泉町
まつたけをはじめとする岩泉の特産品の販売や郷土芸能が披露されます。また、山田町のかき小屋、宮古市のサンマ焼き、軽トラマルシェ、各種キッチンカーが出店するなど、様々な秋の味覚を堪能できます。
開催日■ 10月7日(日)
場所■ 龍泉洞園地
問い合わせ■ 龍泉洞まつり実行委員会(龍泉洞事務所内)
☎︎ 0194-22-2566

【海フェスタinふだい】普代村
漁船が大漁旗をなびかせる海上パレード(有料)に乗船できるほか、海上遊覧(有料)、水上バイク試乗体験、活魚つかみどり大会など、様々なステージイベントが行われます。また、購入した魚をその場で焼いて食べることができる、炭火焼コーナーもあります。
開催日■ 10月7日(日)
場所■ 太田名部漁港市場内
問い合わせ■ 海フェスタ実行委員会事務局(普代村建設水産課)
☎︎ 0194-35-2116

【全国太鼓フェスティバル】陸前高田市
「いのちは、鼓動からはじまる」をキャッチフレーズに、平成元年にスタートして以降、毎年継続的に開催。当日は全国でも名高い太鼓集団が集結し、迫力満点の太鼓が鳴り響きます。今回は、新会場での開催となり、30周年という節目の年を、さらなる熱気で盛り上げます。
開催日■ 10月21日(日)
場所■ 陸前高田市総合交流センター(夢アリーナたかた)
問い合わせ■ 全国太鼓フェスティバル実行委員会(陸前高田市商工観光課内)
☎︎ 0192-54-2111

<地元特産品の購入郷土料理が味わえる「産業まつり」情報>

【釜石まるごと味覚フェスティバル】釜石市
開催日■ 10月6日(土)・7日(日)
場所■ 大町・青葉通り周辺
問い合わせ■ 釜石観光物産協会
☎︎ 0193-27-8172

【第3回たのはた村産業まつり】田野畑村
開催日■ 10月7日(日)
場所■ アズビィホール及び施設周辺
問い合わせ■ 田野畑村産業振興課
☎︎ 0194-34-2111

【宮古市産業まつり】宮古市
開催日■ 10月13日(土)・14日(日)
場所■ 宮古市総合体育館
問い合わせ■ 宮古市産業まつり実行委員会(宮古市産業支援センター内)
☎︎ 0193-68-9092

【久慈地方産業まつり】久慈市
開催日■ 10月13日(土)・14日(日)
場所■ 久慈市文化会館アンバーホール
問い合わせ■ 久慈地方産業まつり実行委員会(久慈市観光交流課内)
☎︎ 0194-52-2123

【第13回洋野町農業祭】洋野町
開催日■ 10月20日(土)・21日(日)
場所■ おおのキャンパス
問い合わせ■ 第13回洋野町農業祭実行委員会(洋野町農林課)
☎︎ 0194-77-2113

【2018山田農業まつり】山田町
開催日■ 10月21日(日)
場所■ 船越公園
問い合わせ■ 山田町農林課
☎︎ 0193-82-3111

【大船渡市産業まつり】大船渡市
開催日■ 10月27日(土)・28日(日)
場所■ 大船渡市民体育館ほか
問い合わせ■ 大船渡市産業まつり実行委員会(大船渡市観光推進室)
☎︎ 0192-27-3111

 

未来へのメッセージ

東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に関する多くの教訓が残されています。
将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

北田 晴子さん
野田村
野田村観光協会

【避難後の状況も想定】
 私は、子どもを連れて避難しましたが、漠然と「避難してから2日くらいは帰れないだろう」と思い、避難場所での生活が頭に浮かび、子どものおもちゃも持って避難しました。

 津波が到達するまで、40分ほどあったのが幸いでしたが、避難場所での生活を想定し、必要最低限のものをすぐに持ち出せるよう、日頃の準備が必要です。

【生活品の備蓄が重要】
 災害、特に震災はいつ襲ってくるか分かりません。
 震災後は、携帯電話の充電は欠かさない、また、車のガソリンが少なくならないように注意しています。

 加えて、発災後は、道路が通れず買い物に行くのも困難でした。食料を手に入れるのも難しくなりますので、数日分の生活品の備蓄も重要です。
 
<野田村震災ガイドinformation>

野田村は2011年3月11日の東日本大震災により震度5弱を記録。その後最大約18mの津波が来襲し、本村の住家1/3近くが被害を受けるとともに、漁業や商工業などが甚大な被害を受けました。
野田村観光協会では、震災の教訓を多くの方々に記憶していただくため、大津波の脅威を語り継ぎ、地域の復旧と復興への様子をご案内する「震災ガイド」を実施しております。

■受入可能時間: 8:30~16:00頃(要相談)
※8月はイベント対応のため要相談
■受入人数: 約40名まで(バス1台分まで)
■所要時間: 1時間程度
■料  金: ガイド1名につき1時間3,000円

■問い合わせ・申し込み■ 野田村観光協会
TEL:0194-78-2012(野田村商工会内)