第139号(平成30年7月25日)の写真

 6月22日(金)、待望の「宮古・室蘭フェリー」定期航路の第一便が宮古港から出港しました。

 フェリー航路の開設は県内初で、川崎近海汽船(東京都)が運航します。使用される船舶「シルバークィーン」は、宮古市と室蘭市を片道10時間で結び、1日1往復します。

 22日、フェリーターミナル前では、宮古市に伝わる伝統芸能「黒森神楽」が披露され、シルバークィーンの古川船長へ、獅子頭が体の一部を噛む「身固め」が行われ、安全運航の祈願が行われました。その後、市民など約1,000人が見送る中、記念すべき第一便が室蘭市へ向けて出港しました。

 また、翌23日早朝には、室蘭からの第一便が宮古港に到着し、入港歓迎セレモニーが行われました。フェリーターミナル前では、宮古市の山口太鼓がフェリーを出迎え、市民など約800人が就航を祝いました。

 今後、三陸沿岸道路の開通も進むことから、更なる物流の活性化と交流人口の増加に期待が寄せられます。

黒森神楽「身固め」

黒森神楽「身固め」

 

「三陸ぐるっと食堂in OFUNATO×B-1グランプリ」開催

 7月7日(土)、8(日)の両日、大船渡市中心部に昨年オープンした商業施設“キャッセン大船渡”周辺で、「三陸ぐるっと食堂in OFUNATO×B-1グランプリ(主催:同実行委員会)」が開催されました。

 このイベントは、「食」を通じて沿岸地域の魅力を発信しようと毎年行われているもので、昨年の久慈開催に続き、今年で3回目。

 イベントには、地元大船渡市からはサンマを使った“水餃子”、陸前高田市からは新鮮な“カキの味噌あぶり焼き”を提供する団体など、県沿岸部からの10団体に加え、B-1グランプリに出展する7団体が参加。
1品500円以内で味わえるご当地グルメを楽しもうと、来場者が行列を作りました。

 また、ステージでは、ラグビーワールドカップ2019™のPRのほか、大船渡市と姉妹都市提携している山形県最上郡最上町の瀬見温泉伝統芸能保存会太鼓部会が演奏を披露。沿岸地域の魅力発信と、地域間の交流を深める二日間となりました。

 

「東北人魂を持つJ選手の会」へ感謝状

 6月9日(土)、大船渡市は、同市赤崎町の赤崎グラウンドの整備に大きな支援を頂いた「東北人魂を持つJ選手の会」(略称:東北人魂)に感謝状を贈呈しました。

 Jリーガーの小笠原満男選手(鹿島アントラーズ)を中心に、東北出身の現役プロサッカー選手が構成する有志団体「東北人魂」は、平成25年から防球ネットやトイレ棟、クラブハウス(プレハブ)などの設置をはじめ、サッカー教室や交流会の開催、人工芝化の支援などを行ってきました。

 赤崎グラウンドクラブハウスで行われた感謝状贈呈式には、同団体の岩手県発起人・小笠原満男選手が出席し、戸田大船渡市長から感謝状が手渡されました。

 同グラウンドは、東日本大震災津波で被災した旧赤崎小学校跡地を活用し整備されたもので、平成30年4月には、クラブハウスの整備の完了にともない本格供用を開始。サッカーやグラウンドゴルフの練習など、新たなスポーツ交流拠点として多くの市民に利用されます。

 

 

ジャパンゴルフツアー選手会が復興支援福祉車両を寄贈

 6月15日(金)、ジャパンゴルフツアー選手会の石川遼会長が、福祉交流施設「ふれあいランド岩手」(盛岡市三本柳)を訪れ、福祉車両を寄贈しました。

 ジャパンゴルフツアー選手会は、東日本大震災津波の復興支援を目的に、平成24年より選手たちが獲得した賞金の中から1%(およそ3,000万円)をチャリティ金として寄贈しており、平成26年からは、このチャリティ金を原資に軽自動車を購入し、岩手・宮城・福島の3県の社会福祉協議会に10台ずつ寄贈しています。

 今回は、宮古市、大船渡市、北上市、遠野市、奥州市、滝沢市、西和賀町、大槌町、岩泉町、洋野町の社会福祉協議会に寄贈され、地域の高齢者の見守り活動などに活用される予定です。

 贈呈式で、石川会長は「ゴルフが持っている力で、東北を元気にできるように、自分をはじめ、今後も選手一同プレーを頑張っていきたい」と挨拶し、10市町の社会福祉協議会の関係者に目録を手渡しました。

 

「天までとどけ!未来の植樹祭」、広葉樹を植樹

 6月10日(日)、野田村前浜地区で、植樹イベント「天までとどけ!未来の植樹祭」(主催:のだ千年の松)が開催されました。

 同地区の約12ヘクタールに1万本のクロマツが植えられていましたが、東日本大震災津波で数本を残し流失しました。

 今回の植樹イベントには、村内外から約200人が参加し、コブシ、ナナカマド、ハマナス、コナラ、ニシキギの5種類の広葉樹約300本が植えられ、参加者には記念品として、イベント限定のハイビスカス入りピンクののだ塩や、木彫りのキーホルダーがプレゼントされ、太陽光発電で作った「わたあめ」が振る舞われました。

 同地区では、昨年10月にも防潮林再生記念植樹(主催:岩手県県北広域振興局、野田村、岩手県緑化推進委員会野田支部)が開催され、約0.2ヘクタールにクロマツ約1,000本を植樹。2020年3月末までに、防潮林の再生を目指しています。

 

震災後、8年ぶりの海開き

 東日本大震災津波で被災した田野畑村、大船渡市、陸前高田市の海水浴場が、8年ぶりに再開しました。

【田野畑村】
 田野畑村では元々あった2カ所の海水浴場が被災し現在も再開には至っていませんが、早期の海水浴場オープンを求める声が多いことから、復旧工事が完了した机浜海岸に、新たな海水浴場がオープンしました。

【大船渡市】
 3カ所の海水浴場のうち、昨年に海開きを行った越喜来浪板海水浴場に続き、吉浜海水浴場(三陸町吉浜)が再開しました。

【陸前高田市】
 多くの海水浴客が訪れていた広田海水浴場(広田町・大野海岸と田谷海岸)も、震災で甚大な被害を受けました。
 そのうち、砂浜が残った大野海岸は、防潮堤も復旧したことから再開となりました。
 
 海水浴場の再開により、被災沿岸地域の夏の賑いに期待が寄せられます。

 

JRの廃線を使った「岩泉線レールバイク」

 かつて、宮古市の茂市駅と、岩泉町の岩泉駅を結んでいたJR岩泉線は、平成26年に廃線となりました。
 この旧岩泉線(旧岩手和井内駅〜旧中里駅間)、片道3kmのレールの上を、2〜4人乗りのレールバイク(自転車)で往復します。

【所要時間】 約30分〜45分
【出発地】 旧岩手和井内駅(宮古市和井内21-1-3)
【運行日】 4月1日(日)〜11月25日(日)の土・日・祝日
※8名以上の団体は、事前予約にて平日の運行も可。
【運行時間】
1便:10時発 2便:11時発 3便:12時発 4便:13時発 5便:14時発 6便:15時発
【料金】 2人乗り・2,000円/1台 4人乗り・2,000円/1台
【申し込み】 要予約
【受付時間】 10時〜15時
【問い合わせ】 和井内刈屋地域振興会
☎︎ 080-5564-2310

 

さんりくイベント情報

【重茂味まつり】
収穫シーズンを迎えたウニをはじめとする新鮮な海の幸がたくさん用意され、大盤振る舞いで販売されます。
また、魹ヶ崎(とどがさき)灯台を見ることができる本州最東端クルーズや海藻小袋まきなど漁協ならではのイベントが開催されます。
開催日■8月5日(日)
場所■重茂(おもえ)港
問い合わせ■重茂漁業協同組合
☎︎ 0193-68-2211

【気仙町けんか七夕まつり&高田町うごく七夕まつり】
「けんか七夕まつり」は、豪華に飾り立てた山車に舵棒と呼ばれる杉の丸太をくくりつけ、山車同士をぶつけ合う迫力あるまつりです。
また、「うごく七夕まつり」は、きらびやかに飾られた巨大な山車がまちを練り歩きます。
開催日■8月7日(火)
場所■
気仙町けんか七夕まつり:今泉公営住宅前
うごく七夕まつり:高田町
問い合わせ■陸前高田市観光物産協会
☎︎ 0192-54-5011

【第29回 北奥羽ナニャドヤラ大会】
青森県南部から岩手県北部に伝わる「ナニャドヤラ」は、日本最古の盆踊りとも言われています。
総勢1,000人を超える踊り手たちの街頭流し踊りや、各地域の特徴ある踊りを一度に楽しむことができます。
開催日■8月18日(土)
場所■大野地区中心街及び大野小学校校庭
問い合わせ■ひろのイベント事業実行委員会(洋野町地域振興課内)
☎︎ 0194-77-2111

■■■沿岸・花火大会情報■■■
詳細については、各問い合わせ先にご確認ください。

【三陸・大船渡夏まつり 花火大会】
開催日■8月4日(土)
場所■大船渡湾内
問い合わせ■三陸・大船渡夏まつり実行委員会(大船渡商工会議所内)
☎︎ 0192-26-2141

【LIGHT UP NIPPON】
開催日■8月11日(土・祝)
場所■
・野田村(十府ヶ浦公園)
・田野畑村(三陸鉄道島越駅付近)
・宮古市(田老地区イベント広場)
・大槌町(浪板海岸ヴィレッジ)
・大船渡市(浦浜海岸)
など
問い合わせ■LIGHT UP NIPPON実行委員会
http://lightupnippon.jp/

【宮古夏まつり 海上花火大会】
開催日■8月12日(日)
場所■出崎地区
問い合わせ■宮古商工会議所
☎︎ 0193-62-3233

【釜石納涼花火2018】
開催日■8月12日(日)
場所■釜石湾
問い合わせ■一般社団法人釜石観光物産協会
☎︎ 0193-27-8172

【気仙川花火大会~復興祈願~】
開催日■8月14日(火)
場所■未定
問い合わせ■陸前高田市観光物産協会
☎︎ 0192-54-5011

【やまだの花火大会】
開催日■8月14日(火)
場所■山田魚市場付近
問い合わせ■山田町商工会青年部
☎︎ 0193-82-2515

【久慈流灯祭・久慈納涼花火大会】
開催日■8月16日(木)
場所■久慈川河川敷
問い合わせ■久慈納涼花火大会実行委員会(久慈市観光物産協会内)
☎︎ 0194-66-9200

 

未来へのメッセージ

東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に関する多くの教訓が残されています。
将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

竹花 敏明さん
岩泉町
岩泉観光ガイド協会 理事

【地域の災害の歴史を知ること】
 この地域には、明治29年の明治三陸地震、昭和8年の昭和三陸地震による津波の慰霊碑や、教訓を伝える津波記念碑も残っています。

 災害は必ず繰り返しやってきますから、その地域の歴史を知り、過去にどのような災害があったかを学ぶことが大切です。

 過去の災害を経験したことのあるお年寄りの話も、決して他人事ではありません。

 歴史を知り、経験談を身近に感じることは、これからの防災に役立ちます。

【ひとりひとりの防災意識】
 岩泉町では、震災前から危機感を持ち、総合防災訓練を行ってきました。

 誘導班、初期消火班、炊き出し班などの役割も決めてきましたが、住民全員の防災意識を高めることが大きな課題です。

 まずは、ひとりひとりが命を守るための避難行動をすることが重要です。
 
<岩泉観光ガイド協会information>

岩泉観光ガイド協会では、自然豊かな岩泉町を各界の達人がご案内しています。

「海と語り」コースの「三陸海岸探訪ハイキング」では、津波の記念碑や被災した地域を歩き、東日本大震災津波当時について、写真や資料で振り返り、震災体験を伝え、教訓を学んでいただきます。

■住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1
■営業期間:通年
■最少催行人数:1名様から
■所要時間:約1時間
■予約制:電話にてお問い合わせください

■問い合わせ・申し込み■
岩泉観光ガイド協会
TEL:0194-22-5955 FAX:0194-22-4911