第138号(平成30年6月20日)の写真

  6月2日(土)、3日(日)両日、東北6県を代表する夏祭りが一堂に会する「東北絆まつり2018盛岡」が盛岡市で開催され、2日間で約30万3,000人(同実行委員会発表)の観客で賑わいました。

 同まつりは、東日本大震災津波からの復興を願い、支援への感謝を発信するために、平成23年から28年に開催された「東北六魂祭」の後継となるイベントで、昨年の仙台市開催に続き、今年で2回目。

 パレードには、東北6県から総勢約1,300人が参加。山形花笠まつりを先頭に、福島わらじまつり、仙台七夕まつり(仙台すずめ踊り)、盛岡さんさ踊り、青森ねぶた祭が同市中央通の約1.2キロを練り歩き、秋田竿燈まつりが4カ所で演舞を披露。

 開祭式典が行われた、盛岡城跡公園メインステージでは、出発式の後、県内市町村の郷土芸能が披露され、沿岸地域からは、ステージのトップを切った赤磯太鼓(陸前高田市)をはじめ、10市町村の団体が参加。多くの観客が拍手を送り、復興への絆を深める2日間となりました。

 

大槌町文化交流センター「おしゃっち」開館

 6月10日(日)、大槌町の中心市街地に大槌町文化交流センター「おしゃっち」(同町末広町)が開館し、記念式典が開催されました。

 同施設は、震災前、同町中心部である御社地(おしゃち)周辺にあった町立図書館と町民交流施設の御社地ふれあいセンターを一つに集約したもので、旧地名「御社地」にちなんで、「おしゃっち」という愛称が付けられました。

 地元産の木材をふんだんに使用した木造3階建ての施設は、1階は多目的ホール、2階は会議室やスタジオ、映像や写真、パネルなどで震災の記憶を伝える震災伝承展示室など、3階は約3万6,000冊の蔵書を備えた図書館で構成されています。

 式典では、平野大槌町長が「震災の伝承と町民の交流の場として、様々なサービスや企画を検討していきたい」と挨拶しました。

 また、継続して被災地支援を行なっている世界的指揮者の佐渡裕さんが、スーパーキッズオーケストラ(兵庫県)の皆さんなどとともにコンサートを開き、同施設の門出を祝いました。

 

Googleマップ 被災地のストリートビュー画像を更新

 岩手県の沿岸7市町(宮古市、大船渡市、久慈市、陸前高田市、釜石市、大槌町、山田町)で平成29年7月から12月に撮影された画像が、Googleマップのストリートビュー上で更新されました。

 今回更新された画像は、同社のストリートビュートレッカーパートナープログラムを活用し、7市町が、バックパック型の撮影用機材「トレッカー」を借り受け、撮影を行ったものです。

 Googleマップ上で場所名を検索すると、その地点のストリートビューやパノラマ写真を閲覧することができるほか、過去の画像との比較を交え、震災からの復興の状況を確認することができます。

 同社は、平成23年7月に「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」を開始。そのプロジェクトの一環として、ストリートビューにより復興の過程を記録し、その様子を全世界に向けて発信しています。

Googleマップ:https://www.google.co.jp/maps/

 

求む、即戦力!平成30年度岩手県任期付職員募集

 岩手県では、東日本大震災津波や平成28年台風第10号災害からの復興事業などの業務量の増加に着実に対応していくため、県の機関や県内被災市町において、様々な分野の公務に従事する任期付職員を募集します。

【受付期間】7月17日(火)~8月24日(金)
【任用期間(予定)】平成31年4月1日~平成33年3月31日までの2年間
※ 平成31年4月1日以前に採用される場合もありますが、任期は採用された日から2年間となる予定です。 

【職種区分】一般事務
【採用予定人員】22人程度
【勤務地】
県の機関に配属される場合▶︎出先機関(広域振興局等)又は本庁
市町に派遣される場合▶︎陸前高田市、釜石市、大槌町、山田町
【受験資格】
平成13年4月1日までに生まれた者

【職種区分】総合土木
【採用予定人員】20人程度
【勤務地】
県の機関に配属される場合▶︎主に沿岸地区の出先機関(広域振興局等)又は本庁
市町に派遣される場合▶︎陸前高田市、釜石市、大槌町、山田町、岩泉町
【受験資格】
次のいずれかの要件を満たしている者(平成30年6月末現在)
・1級又は2級土木施工管理技士の資格を有する者
・2級土木施工管理技術検定試験の受験資格相当の実務経験を有する者

【問い合わせ】岩手県人事委員会事務局職員課任用担当
☎︎ 019-629-6241 
・メール:DD0002@pref.iwate.jp
詳しくは<岩手県任期付職員

 

「浦浜地区緑地広場(ど根性ポプラ広場)」完成

 大船渡市三陸町越喜来(おきらい)浦浜地区のポプラの木周辺に「浦浜地区緑地広場(ど根性ポプラ広場)」が整備され、5月27日(日)、オープニングセレモニーが開催されました。

 同広場内のポプラの木は、樹齢約80年で高さ約25メートル。東日本大震災津波では、木の高さ約半分が海水に浸かりましたが、震災後、がれきに埋め尽くされた中で、悠然と立つポプラの姿は住民の心を慰め、その力強さから「ど根性ポプラ」と呼ばれるようになりました。

 同広場は、復興のシンボルとして、ポプラの木周辺を憩いと交流の場にしたいという同地区住民からの提言を受け、大船渡市が防災集団移転促進事業で買い取った被災跡地などを活用し整備したもので、地域住民が管理を行います。

 広場の敷地面積は、約2,400平方メートル。あずまや、ベンチ、トイレなどが整備され、住民が集うコミュニケーションの場として活用されます。

 

「広田湾海中熟成プロジェクト」トライアル見学ツアー開催

 陸前高田市の広田湾で日本酒やワインなどを海中に沈め、熟成させる「広田湾海中熟成プロジェクト」の事業がスタートし、5月12日(土)、一般向けにトライアル見学ツアーが行われました。

 このプロジェクトは、合同会社ぶらり気仙と広田湾遊漁船組合(広田湾漁業協同組合)が中心となって行っているもの。酒を海中に沈めることで、波による⾃然の揺れが酒の熟成を早め、味がまろやかになる特長を生かすことで酒の付加価値を高め、体験観光を通して交流人口の拡大につなげようという取り組みです。

 同日は、プロジェクト関係者や一般の参加者など約30人が参加。参加者は、酒瓶に防水作業などを行い、遊漁船に乗船し、酒を設置するカキの養殖いかだまで移動した後、海中に酒を沈める様子を見学しました。

 今回海中に沈めた酒は、今年の9月中旬頃に引き上げ、同市内でお披露目会を開催する予定です。

 

「北限の海女」素潜り実演がスタート

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で有名になった「北限の海女」の素潜り実演が、7/1(日)からスタートします。実演見学の後は、海女さんが潜って採った新鮮なウニをその場で食べることができます。(別途料金)
最北の地で、伝統的な漁法でウニを採る海女さんの姿を是非ご覧ください。

【期間】7月~9月の土日祝日
【時間】①11:00 ②13:00
【場所】 小袖海女センター(久慈市宇部町24-110-2)
【実演見学料】500円/人
*平日は10名以上の団体のみ受付 (要予約)
*天候により実演ができない場合がございます。
【問い合わせ】 小袖海女センター
☎︎ 0194-54-2261

 

さんりくイベント情報

【三陸ぐるっと食堂in OFUNATO ×B-1グランプリ】
来年に開催される三陸防災復興プロジェクト2019のプレイベント。三陸地域を盛り上げる団体が自慢のご当地グルメを携えて、七夕の大船渡に大集合。
「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」に出展する7団体も参加します。
開催日■7月7日(土)〜7月8日(日)
場所■キャッセン大船渡
問い合わせ■三陸ぐるっと食堂in OFUNATO実行委員会(沿岸広域振興局経営企画部内)
☎︎ 0193-25-2701

【たねいちウニまつり2018】
1年で最も旬な時期の美味しいウニを味わえるイベント。むき身ウニや殻付ウニ、焼きウニなどの販売のほか、生ウニ丼づくり体験やウニ殻割体験などが行われます。種市高校の生徒による南部もぐりの実演もご覧いただけます。
開催日■7月15日(日)
場所■種市海浜公園イベント広場
問い合わせ■ひろのイベント事業実行委員会事務局(洋野町水産商工課内)
☎︎ 0194-65-5916

【「山形村短角牛BBQ&ベアレンビールフェス」in 久慈】
脂身が少なく赤身の多い肉が特徴の山形村短角牛のBBQと岩手の地ビールであるベアレンビールを楽しむことができます。地域特産品なども販売します。
※ 盛岡駅から無料のシャトルバスあり(申し込み:先着順)
開催日■7月15日(日)
場所■中町イベント広場(県立病院跡地)
問い合わせ■
短角BBQまつり実行委員会(久慈市山形総合支所 産業建設課)
☎︎ 0194-72-2129
ベアレン醸造所
☎︎ 019-606-0766

【龍泉洞夏祭り】
岩泉町の特産品であるいわいずみ短角牛を手軽に食べられる焼肉コーナーがメインの夏祭り。会場では、岩泉の特産品が販売されるほか、洞穴学研究所員による特別ガイドやステージイベントなども行われます。
開催日■7月15日(日)
場所■龍泉洞園地
問い合わせ■龍泉洞まつり実行委員会(龍泉洞事務所)
☎︎ 0194-22-2566

【山田パドルフェス】
穏やかなエメラルドグリーンの山田湾を満喫する「山田パドルフェス」。シーカヤックやSUP(サップ)の無料試乗会、シーカヤックレースのほか、限定30名の親子が参加できる「キッズアドベンチャーオランダ島上陸体験」なども行われます。
開催日■7月22日(日)
場所■浦の浜海水浴場周辺、オランダ島(大島)
問い合わせ■山田町水産商工課
☎︎ 0193-82-3111

【チャオチャオ陸前高田道中おどり】
毎年約2,000人の踊り手が参加し、市民から愛される「チャオチャオ陸前高田道中おどり」は、東日本大震災津波で中断していましたが、昨年から復活。慰霊のほか、コミュニティの再団結、全国からの支援に対するお礼を込めて開催されます。
開催日■7月28日(土)
場所■まちなか広場東屋前
問い合わせ■陸前高田市観光物産協会
☎︎ 0192-54-5011

 

未来へのメッセージ

東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に関する多くの教訓が残されています。
将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

河野 正義さん
陸前高田市
陸前高田市 陸前高田観光ガイド部会 観光ガイド

【地震発生後、すぐに避難行動を】
 陸前高田市は低い平地の中心部に、商店街、住宅地だけでなく、市役所、消防署、警察署、病院などの公共施設も集まっていましたが、全て壊滅しました。

 「防潮堤があるから大丈夫」と避難が遅れた方だけでなく、指定避難場所に避難した方々でさえも多くの方が犠牲になっています。

 平地だとは言え、地震発生から津波襲来まで、40分という時間がありました。地震発生後、すぐに高台を目指せば、もっと多くの方が助かったはずです。

【「心の防潮堤」を高く】
 「人の作ったものに頼ってはいけない。心の防潮堤を高くしてください」と伝えています。

 津波の時は、とにかく高い所に逃げるという一言に尽きますが、他のいろいろな災害でも、その時どう行動すべきか、どこへどう逃げるべきか、考えておいてください。

 日頃から、防災意識を高く持つこと。それが命を守る「心の防潮堤」です。

 

<陸前高田観光ガイド部会 information>
千年に一度といわれる東日本大震災により、多数の人命と歴史や文化の証を失った陸前高田市。
被害にあいながらもそこに住んでいるからこそ話せる津波の状況、復興の経過、避難のあり方、今後の課題、そして再認識した先人から伝えられてきた遺訓の大切さを皆様に伝えて、これから起こりうる災害に少しでも役立てて頂ければと思い活動しています。

■住所:岩手県陸前高田市高田町宇鳴石42-5
■最少催行人数:1名様から
■所要時間:1時間30分〜2時間(応相談)
■集合場所候補:一本松茶屋
■予約制:電話にてお問い合わせください

■問い合わせ・申し込み■
陸前高田市観光物産協会 陸前高田観光ガイド部会
TEL:TEL/FAX 0192-54-5011