第137号(平成30年5月20日)の写真

 「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとして、平成27 年にユネスコ世界文化遺産に登録された橋野鉄鉱山。
 その中にある橋野高炉跡は、現存する日本最古の洋式高炉跡。
 高炉跡では、岩手県公式観光ガイドアプリで、拡張現実(AR)技術を使った空撮映像や高炉の断面図、高炉建屋の様子を楽しむことができます。

【橋野鉄鉱山 現地ガイド付きバスツアー運行開始】
釡石駅前と橋野鉄鉱山を結ぶシャトルバスの運行を開始。
現地ガイドの説明を聞きながら、橋野鉄鉱山をめぐります。

■運行予定日■
4 月21 日(土)~11 月25 日(日)までの土・日・祝
8 月13 日(月)~8 月16 日(木)は毎日運行
※悪天候の場合などは、運行を中止することがあります。
■集合時刻及び場所■
午前10 時50 分
釜石観光総合案内所前
(釜石駅前「ホテルフォルクローロ三陸釜石」1階)
■行程■
釜石駅前11 時出発→橋野鉄鉱山インフォメーションセンター及び国史跡橋野高炉跡でのガイド(約60 分)→ 橋野どんぐり広場(休憩13 時15 分頃)→釜石駅前14 時到着
※参加には事前の予約が必要となります。
■問い合わせ■
一般社団法人 釜石観光物産協会 ☎0193-22-5835

県公式アプリ 「橋野鉄鉱山AR観光ガイドアプリ」
Androidの方は <こちら> から
iOSの方は <こちら> から

 

「道の駅たろう」グランドオープン

 4月7日(土)、宮古市田老地区に整備が進められてきた「道の駅たろう」がグランドオープンしました。

 「道の駅たろう」は、まちづくりの核として平成27年から整備が進められ、平成28年7月に仮オープンしていましたが、今回、交通情報を提供する無料休憩施設や駐車場の整備が完了し、本格的な営業開始となりました。

 敷地内には、観光案内所「たろう潮里ステーション」、たろう産直組合が運営する産直施設「産直とれたろう」に加え、食堂やファストフード店、餅販売店などが軒を並べています。

 また、隣接地には、愛犬を自由に遊ばせることのできる広場「ドッグラン・ワンたろう」が開設されました。

 今年3月21日には、三陸沿岸道路田老真崎海岸IC~岩泉龍泉洞IC 間が開通し、2020年度には、田老南ICが開設される予定で、「道の駅たろう」を拠点としてさらなる賑わいが期待されます。

 

第3期まちびらき「大船渡市防災観光交流センター」開館

 大船渡駅周辺地区で、4月28日(土)、「大船渡駅周辺地区第3期まちびらき」が開催されました。

 このまちびらきは、大船渡市が同地区において整備を進めてきた津波復興拠点整備事業が概ね完了したことから、「大船渡市防災観光交流センター」の落成と民間事業者によるワイン醸造所、食品製造・精密木工工場の完成に合わせて開催されたものです。

 新たに完成した同センターは、市のランドマークであるとともに、観光情報の発信や交流、地域防災の拠点の役割を担います。

 建物は鉄筋コンクリート造り3階建て。1階には観光交流施設、2階には津波伝承の展示室や多目的室など、3階には展望デッキを設け、津波発生時には高台に逃げ遅れた方の一時避難場所としても使用されるものです。

 同地区には、近接して昨年4月に商業施設「キャッセン大船渡」と「おおふなと夢商店街」がオープンしているほか、昨年11月には「さいとう製菓」の本店「かもめテラス」がオープンするなど、大船渡市中心市街地の姿が見えてきています。

 

宮古警察署山田交番開所

 宮古警察署山田交番が、山田町飯岡に再建され、4月23日(月)、開所式が行われました。

 震災前に山田町の中心部(同町八幡町)にあった旧交番は津波で全壊し、町役場の前に建てられた仮設の交番で業務を行ってきました。

 元の場所からおよそ1キロメートル南の高台に再建された新しい交番は、鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積約175平方メートル。停電時でも対応できる太陽光発電パネルと蓄電装置を備え、警察車両1台を配備しています。

 同交番は、警察官7人体制で運用され、以前から行っている応急仮設住宅や災害公営住宅の見回りなど、地域に根差した活動を担います。

 近隣には、県立山田病院や山田消防署などが整備され、町の防災拠点としての役割も期待されます。

 県内では、19の警察署や交番などを再建する計画で、そのうち14施設が既に開所。釜石警察署など、残る5施設は、今年度中の完成を目指しています。

 

公認チームキャンプ地発表・公式ボランティア募集開始

 4月20日(金)、「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」に向けて、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会が、公認チームキャンプ地として、22都道府県の59自治体の内定を発表し、県内では、盛岡市、宮古市、北上市、釜石市の4市が選ばれました。

 また、4月23日(月)からは、ラグビーワールドカップ2019™日本大会の公式ボランティアの募集がスタート。開催会場となる釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)では、約400~800人を募集しています。

 公式ボランティアは、試合会場周辺における運営補助、最寄り駅や空港における案内、ファンゾーンにおける来場者サービス、大会ゲスト対応などに携わります。

 応募要件は、来年3月31日時点で満18歳以上で、面接や研修への参加が可能な方。募集期間は、7月18日(水)正午まで。応募方法は、公式ボランティアサイト応募フォームからのオンラインによる申し込みとなります。

■問い合わせ■
ボランティアプログラムコールセンター ☎︎ 03-4405-6225
■受付時間■
土・日・祝日を除く 10:00~18:00
詳しくは>ラグビーワールドカップ ボランティア

 

岩手県防災指導車「防災そばっち号」出発式

 岩手県は、過去に発生した大規模地震を疑似体験できる防災指導車「防災そばっち号」を新たに配備し、4月19日(木)、県庁で出発式を行いました。

 これは、平成9年度に導入した前の防災指導車の老朽化に伴い更新したものです。消防活動を行う「そばっち」のデザインがラッピングされた車体は、3トン級車両に、地震体験室や消火訓練セット、煙体験テントなどの最新の機能や設備を備えています。

 地震体験室では、過去に発生した阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの再現地震や、震度2から震度7までの各震度階の揺れを体験することができ、日本語の他に英語や中国語、韓国語の音声案内に対応しています。

 「防災そばっち号」は、今後、県内各地の学校の防災教育や地域の防災訓練、防災イベントなどで活用される予定で、防災に対する意識の向上を図っていきます。

 

JR釜石線で「SL銀河」の運行がスタート

 4月21日(土)、今年もJR釜石線で「SL銀河」の運行がスタートしました。

 「SL銀河」は、岩手県営運動公園に保存されていた蒸気機関車C58型(C58 239)を動態復元させたもので、観光面からの復興支援と地域の活性化を目的に、平成26年4月から運行が開始され、今年で5年目となります。

 「SL銀河」は、土曜日にJR花巻駅から釜石駅までの往路、日曜日にJR釜石駅から花巻駅までの復路を基本として、9月30日までの運行が決まっています。

 蒸気機関車に牽引される客車は4両編成で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフに装飾されています。

 今年も多くの方々の利用による、沿岸地域の観光振興が期待されます。

【停車駅/時刻】
<釜石行>花巻(10:37発)→新花巻(10:50)→釜石(15:07着)
<花巻行>釜石(10:55発)→新花巻(15:09)→花巻(15:20着)
※SL銀河は全車指定席となります。
※運行日及び時刻はご確認の上ご利用ください。

 

さんりくイベント情報

【平庭高原つつじまつり】
30万本と言われる日本有数の白樺林を誇る県立自然公園「平庭高原」。白樺林をレンゲツツジの群生が朱に染めるなか、屋台村やステージショーなど、様々なイベントが開催されます。
開催日■6月2日(土)〜6月10日(日)
場所■久慈平庭県立自然公園
問い合わせ■
久慈市役所山形総合支所産業建設課 ☎︎ 0194-75-3611
平庭高原つつじまつり実行委員会(葛巻町観光協会) ☎︎ 0195-66-2111

【釜石大観音 炎の祭典】
諸願成就を願う護摩を奉修する「祈願の炎」、先祖の加護により心の平穏を得られるように念じる「供養の炎」が行われる炎の祭典のほか、郷土芸能奉納、お餅のお振舞いや書道のパフォーマンスも行われます。当日の入山拝観料は終日無料。
開催日■6月3日(日)
場所■釜石大観音
問い合わせ■釜石大観音 ☎︎ 0193-24-2125

【久慈平岳山開き】
新緑が燃える初夏の風物詩「久慈平岳山開き」。安全を祈願し、 久慈平神社参拝馬登坂行列が行われるほか、福餅まき、芸能交流祭などのイベントでにぎわいます。
開催日■6月3日(日)
場所■久慈平岳山頂広場・久慈平神社
問い合わせ■
ひろのイベント事業実行委員会(洋野町地域振興課内) ☎︎ 0194-77-2111

【早池峰山山開き】
宮古市・花巻市・遠野市にまたがる北上山地の最高峰早池峰山(1,917m)。山開きには毎年県内外から1,000人もの登山客が訪れ、にぎわいます。山頂にある早池峰神社の奥宮では、早池峰神楽権現舞が奉納されます。
開催日■6月10日(日)
場所■小田越登山口
問い合わせ■宮古市川井総合事務所 ☎︎ 0193-76-2114

【平庭闘牛大会つつじ場所】
平庭闘牛の歴史は、南部牛が野田村から盛岡市まで塩を運ぶ際に隊列の先頭を決める角合わせが起源と言われます。東北唯一の闘牛大会である平庭闘牛大会は、初心者でもわかりやすいように解説され、特産品が当たる抽選会なども行われます。
開催日■6月10日(日)
場所■平庭高原 闘牛所
問い合わせ■
いわて平庭高原闘牛会(久慈市役所山形総合支所産業建設課内) ☎︎ 0194-72-2111

【たのはた牛乳乳製品フェア】
たのはた牛乳や乳製品、食品などの販売が行われるほか、「利き牛乳」大会や工場見学などが行われます。
開催日■6月17日(日)
場所■一般社団法人 田野畑村産業開発公社 田野畑ミルクプラント敷地内
問い合わせ■
一般社団法人田野畑村産業開発公社 ☎︎ 0194-34-2080

 

未来へのメッセージ

東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県沿岸。復興が進む中、沿岸地域には、災害に対しての多くの教訓が残されています。
将来予想される大震災。突然襲いかかる様々な災害。そんな災害に備えるために、岩手県沿岸地域から、未来のための教訓をお届けします。

赤坂 広太さん
田野畑村
NPO法人 体験村・たのはたネットワーク コーディネーター

【ここまでは来ないだろう】
 田野畑周辺は断崖が多く、立ち上がる波が高くなったという地形的な要因がありました。津波注意報もよく出る地域なので、住民の中には「またか」と油断した人も多かったと思います。

 「ここまでは来ないだろう」と、少し高台の道路や広場から津波を見ていた人が犠牲になりました。

 決して自然災害を甘くみてはいけません。日頃から「どこに逃げるか」「どのような安全行動をとるか」を話し合っておくことが必要です。

【支援も含めた広域的な防災】
 田野畑村は、役場や体育館など、中心市街地が内陸にあり被害を免れました。

 以前から、消防団など、炊き出しの訓練なども行っていましたので、避難所となった体育館には発電機もすぐに届き、情報を得ることもできましたし、暖をとることもできました。内陸に住む人からの支援も多く、炊き出しも迅速に行われました。

 災害は、被災した地域だけの問題ではないため、近隣地域へ支援を行うための準備も必要だと思います。

 個々の防災意識を高めると同時に、支援を含めた広域的な防災対策も重要です。

<たのはた大津波語り部 information>
2011.3.11あの日、生まれ育った集落や港が大きな津波にのみこまれていった。涙があふれた。絆や支援に支えられた避難所、そして仮設住宅での不自由な暮らしから復興住宅へ。私達が真に伝えなければならないことは、多くの犠牲や損害、そして悲しみを被りながら得た「ほんものの体験と教訓」です。田野畑村内被災地、島越地区又は羅賀地区で住民語り部がお話します。

■住所:岩手県下閉伊郡田野畑村机142-3 机浜番屋群ふれあい番屋内
■所要時間:1時間
■集合場所:三陸鉄道 田野畑駅
■予約制:前日17時まで(当日応談可)

■問い合わせ・申し込み■
NPO法人 体験村・たのはたネットワーク
TEL:0194-37-1211 FAX:0194-33-3355