第45号(平成25年8月1日)の写真

 7月27日(土)、大槌町の吉里吉里(きりきり)海岸で砂浜の砂を使って彫像づくりを楽しむ「砂の芸術祭2013」が開催されました。

 このイベントは、震災の影響で海と接する機会が少なくなった子供たちに、砂浜に触れ、海と親しんでもらおうと、地元の若手経営者たちで作る「はまぎく若だんな会」が企画。約20年ぶりに大槌町の夏の風物詩が復活することとなりました。

 会場には、町内外から約130人が参加。それぞれのチームに分かれ、約3時間の制限時間の中で、恐竜や船、地元の伝統芸能である虎舞などを題材とした彫像作りを行いました。

 当日は、時折雨が強くなり、作業を中断する場面もありましたが、参加者たちは砂にまみれながら、海と接するひとときを楽しんでいました。

 イベントを主催した芳賀光実行委員長は、「この吉里吉里海岸も、今年度から堤防のかさ上げ工事が始まり、今後砂浜がどうなるのかは分かりません。できることなら子どもたちや地域の方々のためにも続けていきたい」とイベントの継続に意欲を示していました。

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久慈湾内4箇所の緑地公園が復旧

 東日本大震災津波の被害を受けた、久慈湾内の4箇所の緑地公園の災害復旧工事が7月27日(土)に完了しました。

 復旧したのは、みなと中央公園、諏訪緑地、シーサイドパーク、半崎緑地公園の4箇所。がれきを撤去した後、フェンスや施設を修繕しました。

 同日、これを記念して、みなと中央公園野球場では、岩手県と久慈ライオンズクラブの共催によるオープンセレモニーが開催され、併せて少年野球チームの交流試合が開催されました。

 セレモニー終了後行われた交流試合には、久慈市内の3チームに加え、八戸市と洋野町から招待された2チームが参加しました。

 当日は、あいにくの雨模様でしたが、津波被害を乗り越えたグラウンドで、子どもたちは元気いっぱいにプレーし、試合ができる喜びをかみ締めている様子でした。

 NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地として注目の集まる久慈市においても、 復興の足音が聞こえています。

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女性の方々との意見交換会開催

 7月19日(金)、東日本大震災津波復興実施計画(第2期)の方向性等についての女性との意見交換会が、エスポワールいわて(盛岡市)で開催されました。

 この意見交換会には、岩手県内の様々な分野で活躍されている女性13名が参加。2011年7月、2012年6月に続き、今回で3回目の開催となります。

 岩手大学の菅原悦子副学長の司会進行のもと、各参加者から県の復興計画や取り組みに対する要望や意見が出され、県の担当者も交えて、活発な意見交換が行われました。

 意見交換後に、「誰も取り残されることのない復興の実現に向けた4つの提言」が出席者の総意として提言されました。

 今回の提言や意見交換の内容を参考に、次年度からの「復興実施計画(第2期)」の策定に反映させていきます。

「4つの提言」
1. 県・市町村の復興に関する政策・方針決定の場への女性の参画率30%を確実に
2. 岩手県・市町村における復興担当職員への研修実施を
3. 世帯ではなく一人ひとりの意向尊重を
4. 相談等ニーズの高い事業継続のための予算化を

「参加者からの意見」例
・大人の防災への関心を高めることが必要
・子どもたちの運動不足による肥満や心の問題等に対処した「子どもの育ちの視点」を計画に盛り込むべき
・復興に携わる人たちが、みんな同じ視点で被災者と接していくことが必要

意見交換会意見交換会