第44号(平成25年7月15日)の写真

 7月6日(土)、宮古市広域総合交流促進施設「シートピアなあど」が、災害復旧工事を終え、本格的にオープンしました。

 「シートピアなあど」は2003年にオープン。2005年には「道の駅」及び「みなとオアシス」に指定。地元のみならず、宮古地域の観光拠点の役割を担ってきました。

 2011年3月の東日本大震災津波では、施設が甚大な被害を受け、営業休止に追い込まれましたが、昨年3月から仮設施設での営業を再開。本格的な再開が待ち望まれていました。

 当日のオープニングセレモニーでは、山本正徳宮古市長が、「宮古市の復興のシンボルとしてアピールできるものと思っています。多くの農林水産物を販売することは地域活性につながるので、多くの皆様に利用していただきたい」と挨拶しました。

 施設前の広場で開催された記念イベントでは、「Sea級グルメ全国大会」に出品される「あんかけウニ飯」や「鮭のメンチカツ」の販売をはじめ、さくらんぼ、ブルーベリーなど、旬の野菜や果物を販売する産直市等に来場者が行列を作りました。

 また、屋外の特設ステージでは、同施設の再開を祝って、地元伝統の山口太鼓や民謡歌手・小田代直子さんが歌声を披露し、大きな拍手を受けていました。

 夏の観光シーズンを目前に再開された同施設は、今後、多くの観光客の拠点として、また、市民の台所として活躍することが期待されています。

7月6日「シートピアなあど」7月6日「シートピアなあど」7月6日「シートピアなあど」

 

私たちの未来を考える

 6月29日(土)、岩手県といわて高等教育コンソーシアムとの共催で、被災地の高校生と岩手県内大学生・高等専門学生が参加したワークショップが、宮古市で開催されました。

 このワークショップは、次世代を担う若者が、被災地の復興と未来について自らが考え、若者の立場から意見を提言し、県の施策へ反映させていく目的で行われたものです。

 当日は、高校生66名(男性35名、女性31名)、大学生等26名(男性13名、女性13名)の合計92名が参 加。高校生と学生は、13のグループに分かれ、グループワークの後、提言をまとめ、グループごとに発表しました。

 今後、これらの意見について「三陸創造プロジェクト」の具体化の中で検討し、「復興実施計画(第2期)」の策定に生かしていきます。

三陸創造プロジェクトに対する提言例
【さんりく産業振興プロジェクト】
・三陸の宝(海産物・文化・観光・人・自然)を産業として活かす
・産業を活かすための後継者の育成(漁業・伝統芸能の継続・発展)

【新たな交流による地域づくりプロジェクト】
・観光客を増やし、そこから長期滞在者をつくるための地域づくり
・町に来やすい便利な交通が必要

意見交換会意見交換会意見交換会 

 

沿岸各地で復興が本格化

【田野畑村サケふ化場の竣工式】
 7月9日(火)、津波で壊滅的被害を受けた田野畑村のサケふ化場(田野畑村明戸)の竣工式が行われました。

 このふ化場は、隣接する普代村と共同利用する計画で、約1,200万匹の稚魚を育成し、来春放流する予定です。

 サケの水揚げは沿岸地域の漁業に大きな影響を与えるため、一日も早い復旧が望まれている中、地域にとって明るいニュースとなりました。

【大槌町と宮古市で安全祈願祭】
 東日本大震災大津波で大きな被害を受けた沿岸各地で 復興整備事業(土地区画整理事業による土地の嵩上げ、 防災集団移転促進事業による高台住宅整備等)がスター トし、6月29日(土)には大槌町の町方地区で、また7 月3日(水)には宮古市の田老・乙部地区でそれぞれ安 全祈願祭が開催されました。

 土地取得の難航等により、思うようには進んでいなか った復興まちづくりが、着実に歩みを進めています。

【岩泉町で災害公営住宅建築工事スタート】
 7月3日(水)、岩泉町の小本地区で災害公営住宅建築 工事がスタートしました。

 この工事では、RC造2階建て共同住宅16戸と木造 2階建て長屋4棟20戸、計36戸の共同住宅の建設が 予定され、来年2月の竣工を目指しています。

【三陸鉄道北リアス線の島越駅付近の復旧工事】
 津波により駅舎や高架橋が流された、三陸鉄道北リア ス線の島越駅付近の復旧工事も着実に進められ、2014年 4月には、現在不通となっている田野畑駅〜小本駅間(1 0.5km)を含む全線の開通を目指しています。

三陸鉄道の工事風景