第121号(平成29年2月1日)の写真

 岩手県は、平成29年1月20日(金)と21日(土)、「いわて三陸復興フォーラム」(主催:岩手県・岩手県教育委員会)を盛岡市と釜石市で開催しました。

 “震災・復興の後世への継承”をテーマに、21日(土)に盛岡市のアイーナ(いわて県民情報交流センター)で開催された全体会には、県内外から約250人が参加。達増知事は全国からの応援職員の派遣状況や復興の取組状況、東日本大震災津波の経験や教訓を後世に伝える取組として、平成29年3月下旬に公開を予定する「デジタルアーカイブ」の構築や陸前高田市に整備される「震災津波伝承施設(仮称)」の事業について報告し、「震災の経験や教訓を国内外に伝え、今後の防災に役立てていくことが求められる。」と、今後の課題を述べました。

 続いて、岩手日報社編集局報道部の鹿糠敏和次長が「“命の軌跡”は訴える」と題して基調講演。震災犠牲者が地震発生時から津波襲来時までにどのように行動したかを再現したデジタルアーカイブを紹介し、命を守るための教訓を訴えました。

 岩手県立岩泉高等学校郷土芸能同好会は、「中野七頭舞」を披露。力強い演舞で会場を魅了しました。

 最後に行われた事例発表では、宮古観光文化交流協会「学ぶ防災」ガイドの元田久美子さん、大船渡津波伝承館の齊藤賢治館長、グーグル防災・復興プロジェクトの松岡朝美プログラムマネージャーが登壇。防災意識の向上や震災からの教訓を語り継ぐ必要性、様々な方法を用いて情報を共有することの重要性などを訴えました。

 

津波警報発令時、水門・陸閘の閉鎖を自動化

 岩手県は、津波警報等が発令された際には、水門や防潮堤の通り抜け部分を門扉で仕切る陸閘(りっこう)を自動閉鎖するシステムの運用を一部地域で開始する方針です。

 岩手県では、東日本大震災津波発災時、水門や陸閘施設の閉鎖に携わった消防団員48人が犠牲となりました。

 この事実を踏まえ、本システムでは、国が発令する津波警報等(全国瞬時警報システム(J-ALERT)からの信号)の衛星回線での信号を受信した場合、県の統制局から衛星回線を通じて閉鎖が必要な県内の水門・陸閘に閉鎖の一斉命令を送信。操作員が現地に向かうことなく、自動で水門・陸閘を閉鎖します。

 システム導入は水門・陸閘約220ヵ所。概ね平成29年7月に一部地域で運用が開始され、防潮堤の建設工事に合わせ順次導入。平成31年度内に沿岸全域での運用を目指します。

 

芸術作品企画展「命は創造をやめない」開催中

 平成29年1月12日(木)、東日本大震災津波をきっかけに生み出された様々な芸術作品などを集めた企画展「命は創造をやめない〜震災を越えて生まれるものたち」(主催:るんびにい美術館/後援:岩手県教育委員会)が、るんびにい美術館(花巻市星が丘)で始まりました。

 同美術館は、東日本大震災発災以降、震災をテーマとした企画展を継続的に開催しており、今回は岩手・宮城・福島の被災3県の人々が制作した絵画や工芸品など約100点を展示。

 同美術館のアートディレクター・板垣崇志さんは「作品の背後にある人の存在や人とのつながり、逆境の中で生み出される何かを感じてもらいたい」と話しました。

同企画展は、3月17日(金)まで開催します。

 

三陸創生実践塾開催 若手市町村職員が地域振興策披露

 岩手県は、平成29年1月25日(水)と26日(木)、「第2期三陸創生実践塾 施策構想発表会」を盛岡市で開講しました。本発表会は、若手沿岸市町村職員により構成される“塾生”が、復興後を見据えながら、三陸地域の課題解決に向けた施策案を披露するものです。

 9人の発表者は、農林水産品のブランド化や、Uターン者への就労支援、担い手不足解消のための農業の魅力発信、再造林の推進による人工林資源の確保、ふるさと納税を活用した体験型観光など、多様な視点からの地域振興策を提案。

 塾長の関満博一橋大学名誉教授ら講師陣による講評のほか、県職員や大学生、関係企業従業員ら多くの参加者と活発な質疑応答が交わされました。提案は各市町村の施策案への反映を目標にしています。

 

さんりくイベント情報

イベントの詳細は変更になる場合がありますので、お問い合わせの上ご来場下さい。

三陸・大船渡つばきまつり<大船渡市>
世界13か国、約550種類のつばきが植栽展示されます。期間中は、多彩なイベントが催されるほか、椿の苗木やグッズが販売されます。

開催日▶1/14(土)〜3/20(月・祝)
場所▶世界の椿館・碁石
問い合わせ▶つばきまつり実行委員会:0192-27-3111

第2回おおつちバラエティショー<大槌町>
町民と復興に携わる町外出身者のコラボレーションによる『愛と笑いと涙ありのコメディー劇』をメインに、ダンスや人形劇など様々な団体が一つのショーを作り上げます。

開催日▶2/5(日)
場所▶大槌町城山公園体育館
問い合わせ▶大槌町コミュニティ総合支援室:0193-42-8718

『ひろのcolor vol.4』&ウニークフリーマーケット<洋野町>
『ひろのcolor』は、洋野町の色々な手仕事をする人が集まってつくるイベント。地元の人が地元を「めんこく」彩ります。フリーマーケットも同時開催されます。

開催日▶2/11(土・祝)
場所▶ひろの水産会館
問い合わせ▶つばきまつり実行委員会:0192-27-3111

2017平庭高原スキー場まつり<久慈市>
久慈地域の郷土料理の店が立ち並ぶ屋台村のほか、景品付き餅まき大会など楽しいイベントが盛り沢山。まつりの最後を飾る花火大会は、冬の夜空を豪華絢爛に彩ります。

開催日▶2/11(土・祝)
場所▶平庭高原スキー場
問い合わせ▶久慈市産業建設課:0194-72-2111

宮古毛ガニまつり<宮古市>
宮古の冬の味覚の代表格、毛ガニの販売を行うほか、毛ガニの一本釣り、体験セリ市など魅力的なイベントが開催され、カニ汁の無料お振る舞いもあります。

開催日▶2/26(日)
場所▶宮古魚市場
問い合わせ▶(一社)宮古観光文化交流協会:0193-62-3534

龍泉洞 営業再開<岩泉町>
日本三大鍾乳洞の一つ。地底湖は世界有数の透明度を誇り、地下水は「ドラゴンブルー」とも形容される龍泉洞。平成28年8月末の台風10号豪雨で被災しましたが、7ヶ月ぶりに営業を再開します。

開催日▶3/19(日)
場所▶龍泉洞
問い合わせ▶龍泉洞事務所:0194-22-2566

北リアス線「こたつ列車」運行!<三陸鉄道>
車内では大好評の「なもみ」が登場。ご利用のお客様には「こたつ列車乗車証明書」と「赤字せんべい」をプレゼント。
久慈発宮古行きの列車のみ、指定席予約と同時にうに丼をはじめあわび弁当、ほたて弁当の予約が可能です。

運航日▶3/26(日)までの土日祝日
問い合わせ▶三陸鉄道株式会社 旅客サービス部:0193-62-8900