第118号(平成28年12月1日)の写真

 平成28年11月10日(木)、東日本大震災津波からの復興に向け、被災地の商店街再生を国が支援する「まちなか再生計画」の認定を受け整備が進められている山田町で、共同店舗棟「オール」(山田町川向町)がオープンし、大勢の買い物客で賑わいました。

 共同店舗棟は、核となる店舗(スーパー)棟と飲食棟の2棟から構成され、スーパーやせんべい店、クリーニング店、飲食店など計10店が入居。「本設店舗」での営業がスタートしました。

 町は、津波復興拠点事業としてJR陸中山田駅(震災後、休止)を中心とした「中心市街地エリア」約3.1ヘクタールを整備。駅前には同施設のほか、町民の交流活動拠点である「山田まちなか交流センター」や小中高生の居場所と図書館の役割を兼ねた「山田町ふれあいセンター・はぴね」が開所しています。

 12月1日(木)には、隣接地の災害公営住宅「山田中央団地」(146戸)の入居が始まるほか、今後、約40店舗の再建や金融機関の整備も行われる予定で、にぎわい創出拠点としての役割に大きな期待が寄せられています。

 

内陸で沿岸の「旬」を 綾里漁協アンテナショップがオープン

 平成28年11月4日(金)、東日本大震災津波で被災した大船渡市三陸町の綾里(りょうり)漁業協同組合のアンテナショップ「りょうり丸」が、花巻市西宮野目(花巻観光物産館「金婚亭」敷地内)にグランドオープンしました。

 「りょうり丸」は、新鮮な三陸の海の幸を内陸でも味わってもらおうと、地元の漁師や東日本大震災津波後に海底のガレキ撤去を行ったボランティアダイバー、綾里漁業協同組合などが連携し設立されました。

 店内には、定置網で水揚げられ直送された旬の鮮魚や“恋し浜”ブランドで知られるホタテ、ワカメ、加工品などを販売する「綾里漁港出張市場」と新鮮な海の幸を提供する食堂「りょうり丸」があり、ランチタイムには「浜焼きセット」が味わえるほか、夜の営業では店の看板メニューである「海鮮丼」や沿岸の地酒などを堪能することもできます。

 アンテナショップ「りょうり丸」は、内陸における沿岸海産物の販路拡大に加え、漁業者と内陸とをつなぐ新たな交流拠点として注目を集めています。

 

地域防災拠点に「中心市街地拠点施設」工事着工

 平成28年11月4日(金)、宮古市役所本庁舎などの公共施設を移転集約し、新たに整備する「中心市街地拠点施設」の安全祈願祭が、建設予定地のJR宮古駅南側で行われました。

 新しい拠点施設は、現庁舎から内陸へ約800メートル西側に位置し、敷地面積約1万5,590平方メートル。鉄骨6階建ての「市本庁舎」と、避難者支援機能をあわせ持つ鉄骨2階建ての「市民交流センター(仮称)」、「宮古保健センター」を配置。施設と宮古駅前広場を、鉄道線路をまたいで避難通路(自由通路)で結びます。

 山本正德宮古市長は「環境が変化する中、中心市街地拠点の形成は、スタートライン。これからもしっかりとやっていかなくてはならない。」と話しました。

 宮古市役所新庁舎を中心とする拠点施設は、平成30年7月に完成する予定です。

 

被災6事業者による「利き鮭」セット発売

 復興まちづくり大槌株式会社が、大槌町の特産品である新巻きザケを食べ比べできる「利き鮭(ざけ)セット」を企画し、平成28年11月10日(木)から販売が開始されました。

 新巻きザケは塩漬けにしたサケを干すという伝統製法で、江戸時代初期に同町で開発され江戸に送られたことが始まりとされます。

 「利き鮭セット」は、“新巻きザケ発祥の地”と伝えられる同町自慢の味を全国に届けようと、東日本大震災津波で被災し、本格再建を果たした地元の鮮魚店など6事業者が携わり商品化が実現しました。

 作り手による異なる6種類の味付けや塩加減などを楽しむことができ、通常よりも厚くカットされているのが特長。

 同社の岡本崇子さんは「新巻きザケを通して大槌のファンになってほしい。」と話します。

問い合わせ:復興まちづくり大槌 ☎ 0193-55-6650