第99号(平成28年1月15日)の写真

 平成27年12月5日(土)、国が復興支援道路と位置付ける「東北横断自動車道釜石秋田線」の遠野インターチェンジ(IC)-宮守IC間約9kmが開通しました。

 同日は、遠野市宮守町下鱒沢(しもますざわ)の宮守IC付近で開通式が行われ、安倍晋三内閣総理大臣をはじめ達増知事、沿線自治体関係者、地域住民ら約160人が出席。

 安倍総理は、「今回の開通で、釜石-花巻までの横断道路8割が完成した。地域の復興・創生を図る上で、大きな役割を果たすことが期待される。2019年(平成31年)には、ラグビーワールドカップが釜石で開催され、世界中から多くの選手・観客がこの道路でやってくる。たくさんの子供・若者に夢と希望、感動を与える大会となるよう、政府として最大限の協力をしていきたい。」と挨拶し、テープカットで開通を祝いました。

 今回の開通で、釜石-花巻間約80kmのうち、約63kmが使用可能となり、平成30年度には、遠野IC-遠野住田IC間の約11kmと釜石西IC(仮称)-釜石ジャンクション(仮称)間の約6kmが完成する予定です。

 今後は、物流や観光振興の活性化、沿岸地域からの緊急搬送等、全線開通に向けて大きな期待が寄せられています。

 

「いわて三陸復興フォーラムin静岡」が開催されました

 平成27年12月18日(金)、“つながりから培う復興と備え”をテーマに「いわて三陸復興フォーラムin静岡(主催:岩手県)」が、しずぎんホールユーフォニア(静岡市葵区)で開催されました。

 このフォーラムは、東日本大震災津波で寄せられた支援に感謝を伝えるとともに、県外の方々に東日本大震災津波の記憶を永く留めていただき、人々に“備え”の意識を培ってもらおうと開催されたもので、大阪、名古屋、神戸に続き今回で4回目となります。

 達増知事は、「静岡県や静岡市をはじめ各自治体からは震災直後から多くの応援職員を派遣いただき、民間からも、ボランティア派遣や漁業への支援など、様々な被災地支援活動をいただいている。」と挨拶。

 続いて、川勝平太・静岡県知事、達増知事、牛山素行・静岡大学防災総合センター教授・副センター長は、「東日本大震災津波の教訓を生かした災害に強い地域づくり」について鼎談(ていだん)しました。

 「つながりから培う復興と備え」をテーマとしたパネルディスカッションでは、静岡新聞社編集局次長・論説委員兼編集委員の荻田雅宏さんをコーディネーターに迎え、両県のパネリストがそれぞれの活動や交流をもとに、防災意識や人々の培うべき“備え”について話し合ったほか、ロビーでは、県産品の物販コーナーや報道パネル展「ともに前へ」等も展開され、岩手県と静岡県のさらなる絆とつながりを深めたものとなりました。

 

国内唯一の常設カフェレストラン「ミッフィーカフェかまいし」オープン!

 平成27年12月23日(水・祝)、釜石市が市内中心部に整備した「釜石情報交流センター」1階に、「ミッフィーカフェかまいし」がオープンしました。

 同カフェは“ミッフィー”の絵本作家であるオランダ人のディック・ブルーナ氏、オランダ王国大使館及び株式会社ディック・ブルーナ・ジャパンの協力のもと、釜石に元気と希望をもたらし、人々の交流の場となるようにと造られたもの。

 被災したまちに色彩をもたらし、復興のシンボルにしようと世界中で愛されているウサギのキャラクター“ミッフィー”をコンセプトにデザインされた国内唯一の常設カフェレストランです。

 同カフェでは、ミッフィーをモチーフとしたランチやワッフルが楽しめるほかトートバッグ等、オリジナルグッズを購入することもできます。

 

「小本津波防災センター」が完成 岩泉小本駅と一体化

 平成27年12月23日(水・祝)、東日本大震災津波で被災した岩泉町小本地区に、「小本津波防災センター」が完成し、竣工式が行われました。

 同センターは、災害時に一時避難所となる多目的室を備え、三陸鉄道(北リアス線)岩泉小本駅(駅名を「小本」から「岩泉小本」に改称)ホームと連絡通路で結ばれています。

 鉄骨鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積約2,121㎡。1階には岩泉町役場小本支所と観光物産コーナー、切符売り場、2階には小本診療所と会議室のほか大津波資料室、3階は一時避難所となる集会室兼多目的室となっています。

 災害時に備え、自家発電設備や太陽光発電設備、毛布や非常食を備蓄する防災倉庫等も設置され、大きな被害を受けたこの地域の新しい防災拠点として期待が寄せられます。