第98号(平成27年12月15日)の写真

 平成27年11月29日(日)、東日本大震災津波の復興道路として整備が進められている三陸沿岸道路の「吉浜道路」が開通し、現地で開通式が開催されました。

 開通式には、石井啓一国土交通相や達増知事をはじめ地元住民ら約300人が出席。石井国交相は「復興道路や復興支援道路の一日も早い全線完成を目指し事業に努めていく。」と挨拶しました。

 「吉浜道路」は、大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の三陸インターチェンジから越喜来高架橋(584m)、吉浜トンネル(1,644m)、吉浜高架橋(延長373m)を経て、同市同町吉浜の吉浜インターチェンジを結ぶ自動車専用道路で、全長3.6km。

 急こう配と急カーブが続く国道45号線と比べて、所要時間が10分から4分に短縮。地域産業や観光産業の振興、大規模災害時の緊急輸送道路としての幅広い効果が期待されます。

 

ココロハコブプロジェクト「いわてフェスタ@MEGA WEB」開催

 11月21日(土)から11月23日(月・祝)までの3日間、トヨタ自動車のショールームMEGA WEB(メガウェブ:東京都・江東区)でココロハコブプロジェクト「いわてフェスタ@MEGA WEB」が開催されました。

 ココロハコブプロジェクトは、トヨタ自動車グループ・関係会社による被災地支援活動の一環で東日本大震災津波からの復興を目的としたもの。今回は、岩手県の魅力や復興の現状と取組をより多くの人に知ってもらおうと企画されました。

 会場内のMEGAステージでは、岩手県を代表する郷土芸能「盛岡さんさ踊り」をはじめ、「鬼剣舞」、「早池峰岳(たけ)神楽」等が披露され、多くの人を魅了しました。

 また、MEGAスクエアでは、「“おでんせ!”岩手県ブース」が設けられ、岩手県の物産品の販売ブースとあわせて、復興に向けた取組を紹介するブース、世界遺産である「平泉」や「橋野鉄鉱山」を紹介するブース等が展開されました。

 他にも、トヨタ自動車東日本岩手工場(金ヶ崎町)で生産されているハイブリット車「AQUA(アクア)」に、岩手県の工芸品である浄法寺塗りで塗装したエアロパーツを装着した特別車の展示や、製造過程を見ることができる「バーチャル工場見学」コーナーも設置されました。

 11月22日(土)には、大船渡市から運ばれた“サンマ”1,000匹が来場者に振る舞われる等、岩手県の復興状況や元気な姿を発信できるイベントとなりました。

 

「いわて復興インデックス報告書(第16回)」のデータから

 沿岸被災12市町村を中心とした本県の復旧、復興の現状やその推移を把握するためのデータを定期的に取りまとめている「いわて復興インデックス報告書」。

 今回は、第16回(平成27年11月20日発表)結果から、主なデータを紹介します。

【暮らし】
災害公営住宅の進捗率:38%
完成戸数:2,216戸(県整備1,049戸、市町村整備1,167戸)
(平成27年9月30日現在)
*平成26年9月末 完成戸数899戸・進捗率16%

災害公営住宅整備事業における建設予定戸数5,771戸(県整備2,784戸、市町村整備2,987戸)に対する進捗率は38%。

【なりわい(産業)】
産地魚市場水揚量:67.0%(3年平均比)
44,406トン
(年度累計:平成27年4月~平成27年 9月)

前年同期間比では4.5%減となっている。これは、サンマとスルメイカの水揚げが著しく不調であることが主な要因となっていると見られる。

【安全】
まちづくり(面整備)の進捗率:20%
完成区画数:1,626区画
(平成27年9月30日現在)

宅地供給予定区画数8,064区画に対する進捗率は20%。

詳しくはこちら<いわて復興インデックス

 

新たな街の誕生 「田老まちびらき記念式」が開催されました

 平成27年11月22日(日)、東日本大震災津波で壊滅的な被害を受けた宮古市田老地区で、高台移転団地の造成が概ね完成したこと等を記念した「田老まちびらき記念式(主催:宮古市)」が同地区の特設会場で開催され、地域住民ら約300人が出席しました。

 同地区では、高台への防災集団移転事業として三王(さんのう)団地(約25.5ヘクタール)に、161区画の宅地を造成。土地区画整理事業(約19ヘクタール)では、約2mかさ上げし、180区画の宅地を整備しました。

 式典で山本正徳宮古市長は、「宮古市に住んでいることを誇りに思える街を共につくり上げたい。」と復興に向けた決意を述べました。

 また、田老第一中学校3年の西川竜斗さん(15)は、「住民の防災意識を高め、津波のことを後世へ語り継ぎ、田老とともに生きていきます。」と誓いました。